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■春のきざし
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ここのところ、少し暖かくなり春の兆しが見えてきた。家でじっとしておれないので、河川敷の畑へ行く。今年は例年になく早く農作業ができそうだ。
春の作物はジャガイモから始まる。3月中旬には植えようと思うので、畝を耕すことにした。そして種芋もホームセンターで買ってきた。
ジャガイモの種は多々あるが、店では小さな袋詰めでアンデス原産の芋を販売していた。説明書ではこのジャガイモは特に甘く、果物のようだという。
たった5粒で600円もするが、試しにひと袋買ってみた。どんな味がするか興味がわき、これからが楽しみである。河川敷の畑ではみんなが耕し初めた。
約3ヘクタールの面積に600枚もの畑が密集する。国土交通省の管轄だが、組合をつくりその管理を任されている。ところが最近は高齢で耕作を辞退する人が増えだした。
その跡地を耕作する人がなかなか見つからない。私の横も昨年から83歳のおじいさんが引退し、草ぼうぼうの荒地となった。
よく肥えた土地は野菜の栽培に適している。すでに昨年の秋に植えたたまねぎやいちご、エンドウにソラマメが大きく成長しだしてきた。
家庭菜園は決して安くないが、老後の健康のためや作る作物への感謝で生きがいを与えてくてる。スーパーでは大粒のイチゴが5個で400円だ。昨年の秋に植えた私のイチゴは、この春には大粒の実をつける。
毎年、このイチゴを求めて孫が来る。老後の生きがいを与えてくれる畑は、私の貴重な友達である。
2019/02/28(木)
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■怪魚は何を招くか
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昨年の暮れから富山湾の200m以上の深海に住む、リュウグウノツカイという怪魚が定置網にかかる。昨日も魚津市の定置網に3mの怪魚がかかり、生きていたので地元の水族館に届けられた。
怪魚は7mもの大物もかかり、今まで10匹近くも捕獲されている。長いウツボかアナゴのような肢体で、どんな理由で浅瀬に出てくるのか分からない。
それは海水の異変か、餌の異変か分からないが、昔からこの魚が獲れると不吉なことが起きるとの伝えもあり、この不穏な世の中にいらぬ心配をかける。
この怪魚は富山県だけでなく、東北や北陸の日本海側でも捕獲され、大きな災害や地震が起きないかと案じられる。
くしくも昨日は太平洋側の日本海溝でM7クラスの地震が起きる確率が30年で90%と報じられた。あの東日本大震災ほどのM9クラスは0%に近いと考えられるが、それでも確実に地震は来るであろう。
最近、災害だけでなく人災も多発しだした。人を殺すのは誰でも良かったなど自分本位の考えが蔓延し、簡単に人の命を奪う愚行が日常茶飯事となった。
片や国際政治の面で見ると、今日と明日、ベトナムのハノイで米朝会談が行われる。キム委員長とトランプ大統領の会談はどんな成果を挙げるであろうか。
私の予想はそれほど甘くない。核を廃絶させようとするアメリカの意思がどこまで届くか、恐らく今はそのさわりで落ち着くことであろう。
北朝鮮は各地に秘密のミサイル施設を持ち、核の開発も秘密裏で行うことであろう。現にアメリカの情報局が衛星写真で指摘しているように、自分に有利な条件を見出すまで核を手放すことはあり得ない。
かってアメリカが参戦したベトナム戦争で、疲弊した経済が回復し、その見本としてハノイが会談の地とされたが、北朝鮮の経済支援を条件にするアメリカの思惑がどこまで通じるか、その成果が注目される。
今や世界が激動の最中にある。それは人々の意識が先鋭化し、次なる文明への移行に向けての変換点を迎えつつあるのだが、その大変化についてゆけない人々が起こす暴動が世界を変える。
この人々の意識変革が、あなたには見えないであろうか。
2019/02/27(水)
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■末梢神経障害
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家内が右手の親指と人指し指が自由に動かず、神経外科で診断を受けた。首も違和感があるとのことで、画像を撮り調べてもらう。
結果は末梢神経障害といわれ、特に首の付け根が心配で、手術も必要と診断される。そして大きな総合病院を紹介され、昨日は朝の7時半に家を出て少し離れた病院へ向かう。
その名は済生会病院で、8時から受付なのに大勢の老人が待っていた。紹介状をもらっていたので、すぐに診察してもらう。ここでも首のレントゲンや右手の各種検査を行う。
家内も私も一番心配したのが、首の付け根の神経である。ここが細くなり手術が必要と診断されたのだが、レントゲン検査でその必要がないことが分かった。
これで一安心。首の手術は大変な治療で、長期の入院や多額の治療費がかかると心配していたのであるが、御仏のご加護により難を免れたのである。
人体は脳から身体全体に神経が張り巡らされ、その神経が細くなり劣化すればその部位は機能しなくなる。家内は長い家事の結果、指を使いすぎてこの症状になったものであろう。
整形外科は老人のたまり場であった。それは腰や手足、肩などのの治療で多くの人が通い、手術を受ける。家内の症状から判断して、転んだりして身体を打てば症状が悪化すると注意された。
私はまだまだ元気だ。昨日は気温が16℃まで上がり春のような気候になる。たまらず畑に行き、ジャガイモの畝を耕す。
寒い冬は家で引きこもっていたが、これから屋外での農作業が待っている。健康は身体を使うのが第一。それは畑の作物が満たしてくれる。
2019/02/26(火)
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■世界の紛争
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世界の情勢が極めて不穏になってきた。米中貿易摩擦や南米ベネズエラの紛争が米ソを巻き込んで、解決の方法は見当たらない。
シリア情勢もアメリカが撤退すると宣言し、ISの活動が再発するのではないかと心配される。また南アフリカではナイジェリアが貧困脱出で治安が悪化し、スーダンでは政権批判デモで非常事態が宣言された。
韓国と日本の関係は悪化の度が増し、解決の糸口は見つからない。それはロシアとの北方領土問題も同じである。今またパキスタンでも、インドとの関係で利安が悪化して緊張が高まっているという。
このように今、世界の国々が経済や政治で混乱し、人々の住まいが脅かされて国外に脱出する人も多い。この現象は今後も益々増加するであろう。
その原因はすべて人類の意識の高まりによる。技術が発達し高度な社会になると、貧富の差が増して富めるものと貧しいものに葛藤が始まる。
これはすでに予言されたことである。貧富の差は人々だけでなく、国と国の間でも同じで、その行き着く先は戦争であろう。だが今日の読売新聞の社説にはこんなことが書かれていた。
平成の時代の日本人は激動期を経て生き方に変化が現れてきたという。平成時代は自然災害の多発であった。阪神淡路、東日本大震災、近隣では熊本、北大阪、北海道での地震で大きな被害を受けた。
また台風や豪雨で家が流され、広い範囲で財産をなくした人も多い。そんな中、人々の意識が高まり全国規模の市民の自発的な支援活動が盛んになったことだという。
あのボランテア活動で、私と同じ年齢のおじさんが小さな子供を捜し救った例は、全国の注目を浴びた。これは困っている人の気持ちを察し、無償の援助を行う慈悲の心に他ならない。
私は今、以前に買った未来を予言する本を多数読んでいる。その一部は先日も書いたが、意識の変化は二手に別れるであろう。それは自分の利益しか考えない人と、利他の心に満ちた人の分別である。
人はこの悲しみと苦しみの世で多くを学ぶ。その学びをもって亡くなり、また輪廻して足りない部分を学ぶのである。この輪廻の仕組みを知った私は、来世に大きな遺産を得たと自負する。
「人の依って来た道、往く道を知る」これが私の生涯の目的である。
2019/02/24(日)
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■末梢神経
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家内が右手の親指と人指し指、それに首の痛みを感じ、整形外科へ行き検査してもらった。それは10日前のことだが、その痛みは背中を覆う末梢神経からきているという。
聞きなれない言葉に戸惑うも、ネットで調べると脳から全身に伝わる神経の道があり、その末端が微細な神経で覆われているという。
この痛みはその末梢神経からくるもので、痛みは全身に広がる恐れがあり、手術を勧められた。どんな手術かしらないが、手に負えないので大きな病院を紹介される。
家内も76歳となり、後期高齢者の仲間入りをして家事が大変なようだ。そこで私も少し手伝うようになったが、初めてのことでありできることは限られる。
今は家の掃除を毎日自分で行い、右手を使う仕事は私が手伝う。今日は再び近くの整形外科へ行き紹介状をもらってくるが、今度は少し離れた総合病院で医師と面談して決めるつもりである。
今、日本は高齢化が進み、その医療費は右肩上がりである。年金生活では大きな負担はできず、保険料でまかないきれない医療費は国の負担となる。
老いるとはめでたいことであるが、年金や介護、そして医療費の増加が国の負担を高める。すでに国の借金は1000兆円を越え、地方自治体も借金財政である。
健康はすべてに優先する。私も今はまだ元気だが、いつどんな病に倒れるか、あるいはピンピンコロリと死ぬか、それを気にする毎日である。
できるだけストレスを溜めず、気楽に過ごす。それができれば元気で長生きできよう。だがこの世はそうたやすく自分の思うようには動いてくれない。
あと18日で私は満79歳の誕生日を迎える。こうして毎日、日記を書ける喜びをかみ締めながら余生を楽しんでいるのである。
2019/02/22(金)
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■地球の制止する日
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ここのところ毎日が暇で、20年前に買った五次元文庫のスピリチュアルな本を読んでいる。それはこの地球が次なる進化を目指し、今その予兆としていろんな災害や人心の乱れを指摘していることだ。
昨日も新幹線で男が車内の壁を傷付け逮捕された。以前にも車内で殺人事件が起きて、その動機が自分勝手な思いから発したものであった。
皆さんは今の社会が何か変だと思われないだろうか。そう、人々の意識が自分本位になり、助け合うというような博愛の精神が薄れてきたことに気づく。
その良い例がアメリカのトランプ大統領であろう。また自然災害も大規模な地震や津波、風水害が多発し、多くの人々が被害に遭い苦しんでいる。
この地球は今までと違い、確実に変わりつつあることを実感されないだろうか。その地球と人類の行く末を予見したのが今読んでいる文庫本である。
その名は「宇宙船天空に満つる日」渡辺大起・山本耕一共著(徳間書店)だ。この本は今から30年前に書かれた「宇宙からの黙示録」を文庫化したもので、要するにこの地球が時期が来て次の次元に上昇する日を向かえ、宇宙の同胞たちからの救いを得るというものである。
唐突な考えで笑うと言われる人もいよう。だが人類はまだ宇宙の仕組みや創造主の存在を理解できず、過去6回の文明を築くも、ことごとく崩壊の運命を辿ってきた。
今回が7度目の文明であり、ここを持ってすべてのバイブレーション(波動)が上がり、次なる五次元へ飛躍するのだという。そのためには古い地球のカルマを一掃しなければならない。
波動が上がるということは、この三次元世界の荒い波動を卒業し、神仏のように清らかな心を持ち、科学と精神的な分野を発展させるのである。
今の世は物質文明のみが先行し、精神的な分野での発展は皆無に等しい。そのアンバランスがカルマとなり、人々が苦しむのである。
古いカルマの消滅には、この地球を一旦初期の状態に戻し、新たな次元の星にする必要がある。その最終章が地軸の転位である。地球の長い歴史では、過去何回か地軸が転位し新たな大陸や海が誕生した。
今、時期が来てそれが起きようとしているのだという。そのときに供えて彼ら宇宙の同胞たちが救いに来るのだが、まだ心の準備ができていない人々には何のことか分からない。
世界各地で起きる自然災害や経済の変動、人心の乱れによるテロや内戦、あらゆる災害や事件がその予兆として人類に降りかかる。
私はまだ少年の時代からこのスピリチュアルな面に関心があり、多くの本を集めてきた。この地球と人類の行く末は、高度に進化した宇宙の同胞たちが教えてくれる。
もし関心があれば、本屋でこの種の本を集めてみたらいかがであろうか。
2019/02/21(木)
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■いじめ
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大津市で中二の男子生徒が自殺した件で、いじめた同級生と親に多額の賠償金が課せられる判決がでた。今や児童虐待やいじめは日常茶飯事で、この異常な社会が危惧される。
いじめは今に始まったことではない。それは70年前の私の小学校時代も同じであった。山奥の小さな分校で学んだ私は、同級生18人のクラスで、男はたった7人であった。
そこで私は陰湿ないじめに合う。その理由は私の目玉が大きく、飛び出ていたからである。言葉で言うのは簡単だが、一般的な人との比較で私は表現している。
親からいただいた容姿を批評されることは耐え難い。それはあだ名をつけれて冷やかされるのであった。あだ名は「出目金」、誰がつけたか知らないが、金魚の飛び出た目に似ていたのであろう。
事あるごとに冷やかされ、何度も泣いた。しかし、私は耐えた。それは容姿がその人を代表するものではないからである。成績の良かった私を、妬んでつけたものであったのであろう。
高校に進学してそんなあだ名は消えた。遠く離れた町の知人宅に下宿し、見知らぬ学生との学びに、誹謗中傷の必要性はなかったからであろう。
今は動画で暴力の現場を投稿することができる。よりリアルに表現し、人気を得ようとの悪意も感じられ、いじめも大きな社会問題となる。
私はこのいじめで多くの教訓を得た。それはいじめる者の心を紐解き、自分をどう制御するかの極意である。社会人となった私は20代にして倫理道徳の会に入会し、人としてあるべく道を学んだ。
そして40代にして、人の根幹である霊性を求めて仏教の道に入る。それはこの悲惨な少年時代の思い出から「人はどこから来てどこへ行くのか」の問いであった。
人の心は弱い。だから幾人もの同級生にいじめられれば、限界を超えてしまう人も出てくるのである。
この異常な社会を如何に過ごすか。それには神仏の助けも必要であろう。
2019/02/20(水)
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■孤独死
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孤独死が年2万人に達したという。この高齢化社会、一人暮らしの老人が多いためだが、身寄りのない人も多い。それは親族がいない場合もあるが、近所に親しい人がいないからでもある。
人間関係が希薄になり、隣近所でも挨拶もしない人がいる。新聞が溜まり、長く音信がない場合、孤独死を疑うことが必須であろう。
昔の田舎は隣近所が親戚より緊密で、お互いに物のやり取りをし、話し相手のよき友であった。この寒い冬の楽しみは、老人が家に集まり、その道に長けた老婆の説法を聞く。
私はそのとき5歳くらい。冬の夜長は地獄極楽を見てきたように話す老婆の説法が好きだった。尼でもないのに、坊主のような説法をする。そして自分の死を迎えるのである。
浄土真宗のわがふるさとは、このようにして僧侶が語らない話を聞きながら来世へ旅立って行った。私は以後、町に出てわが師とご縁を得て、仏教を学ぶ。
その根幹は仏教史である。釈迦が説いた2500年前、釈迦は何を説いたか。それはカルマの法則と成仏する法である。だがこの長い歴史の末に、仏教も幾多の宗派に別れ今がある。
本来釈迦の教えは一つのはずである。なぜにこのように多くの宗派に分かれたのであろうか。それは時の為政者や教祖が自分流に解釈し、その真実を歪曲したからである。
この例はすべての宗教に当てはまる。釈迦は自分の説法を文字にはされなかった。だから釈迦の死後、主だった弟子たちが集まり、生前の説法をまとめて文字にしたのであった。
しかし、長い年月で歪曲され、今の仏教がある。日本の仏教は北伝仏教と呼ばれ、インドから中国、朝鮮を経て伝わったものであるが、その膨大な経典の中から、天台宗のチギが自分の判断で経典を品定めをした結果が今の大乗仏教である。
釈迦の説いた教えはアーガマという経典に収められている。別名阿含経と読むが、これが真の釈迦の教えであり、小乗経典と呼ぶ。その根幹は成仏して二度とこの苦しみと悲しみの世に輪廻しない究極の魂の昇華であった。
だが浄土真宗は輪廻を説かない。これが致命的な欠陥で、目指すのは念仏を唱え極楽浄土を願うだけである。その仏教も今は廃れて、葬式仏教と成り果てた。
孤独死から変な話になったが、死んだ人の魂はその後、誰からも供養を受けず、その魂は癒されないであろう。その果てがまた輪廻してこの苦しみの世に生まれ変わることである。
今の世は宗教と縁が薄い。それは生きてゆくのに必死で、心の余裕がないからであろうか。
「人はどこから来て、どこへ行くのか」これを追求するのが私の生涯の目標である。
2019/02/18(月)
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■サイバー攻撃
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昨日のNHKニュースで、中小企業30社のサイバー攻撃を調査した結果、すべての企業が攻撃を受けていたことが分かったという。この時代、あらゆる悪がはびこり、少しでも情報を盗みお金を得ようと必死のやからが多い。
その大半は発信元が分からず、今後もセキュリティを強化するしかないという。実はこの私もパソコンが何者かに占領され、困っているのである。
パソコンを開きニュースなど見ていると、突然画面が白くなり、あなたのパソコンを乗っ取ったので、次の操作をしてほしいとの掲示が出る。
それをクリックすれば、恐らく復旧するのにお金を要求されるであろう。この画面はどんなことをしても私では消すことができない。
そこで息子に頼み消去してもらうのだが、突然のことでいつまた起きるか分からないので、不安が強くなる。相手はメールでウインドウズ7のパスワードを盗んだので、次の点をクリックしてくれと書き込む。
そんなメールはすぐに消してしまうが、中国人のような書き込みで、長々と警告するのが嫌になる。このサイバーテロは一番簡単な金銭ドロボーになるであろう。
パソコンを自由に操作するだけでお金にありつけるのだから、これほど便利な盗みはないであろう。そこで私は考える。これらの犯人の来世である。
人を傷つけ、困らせる犯罪はカルマの法則により、必ず自分に返ってくる。それが因縁因果、因縁果報という自然法則である。
やつらはそんなことに気もかけない。ただ今がよければそれで満足なのである。人がどんなに困ろうか、悲しもうが自分とは関係がない。
私が何度もこの日記で書くように、この地球はまだ小学校程度の学校であり、ものの道理がわかっても自分を制御できない幼稚な段階にある。
だが時は待ってくれない。それは地球の歴史が示すように、何度も文明が興隆し衰退滅亡した。そして今が最後の文明であるという。
次なる文明はこの次元を超えた世界の到来であろう。世にアセンションという言葉がある。それは霊的に進化し、もはやこの苦しみと悲しみの世に輪廻しない次元の上昇であろう。
かって2012年のマヤ文明が残した地球終末の予言が取りざたされたが、多くの霊覚者が予言するようにいずれこの地球も進化の最終段階に到達しよう。
そのとき自分がどんな運命を辿るか。まさか魂を抹消されこの世から消えてなくなるようなことにはならないと思うが、少しでも善行を積み来世は輪廻の輪がきれて仏界へ到達することを夢見ているのである。
この世は善悪混合の世であり、そのために多くを学び進化を目指すのであるが、まだその準備ができていない人には、苦しませた人の気持ちを自分が味わうカルマの報服を受けるであろう。
これが分かるまで人は輪廻転生を繰り返すと断言しよう。
2019/02/17(日)
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■寂れ行く村
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富山県南砺市の五箇山には、合掌集落で有名な世界遺産がある。天然のカヤで葺いた三角形の屋根は、冬の豪雪から守り暖をとる理想的な作りであった。
かって私の家も江戸時代から続いた合掌造りの家であり、中学3年まで住んでいた。カヤは草であるから、屋根を葺いても20年程度で朽ちてしまう。だから毎年、裏の山に登りカヤを刈ってためるておき葺き替えるのである。
通称五箇山とは庄川に沿う平村と上平村、そして川筋の違う利賀村に分かれていた。私の生家は南に属する上平村で、国道156線が通り、比較的便利な集落が点在していた。
しかし、利賀村は庄川の支流利賀川に沿い辺鄙な集落が点在し、冬は陸の孤島となる。市に合併後は行政が簡素化され、その活性化のためにいろんな行事が考案された。
それは冬のそば祭りや演劇などの催しで、最初は活性化でにぎわっていたが、次第に人口が減少し今では半減したという。たがって人を集める行事も少なくなり、今はソバ祭りだけである。
高齢化が進み、若人は町に出て空き家が増える。豪雪地帯だから冬の生活は厳しく、今でも思い出すが、米はあったもののおかずがなく、毎日暮れに漬け込んだ野菜を切って味噌汁にして食べていた。
肉や魚は大晦日くらいのもので、遠い町まで3つの峠を越えて半日を擁して買いに行った。郵便物も逓送隊を組んですべて人力で700mの峠を越えて運んだのである。
今、私の家は解体処分し、跡地だけが残る。私は中学を卒業して町の高校へ進学し、町で就職して家を建て田舎を去った。
こんな生活をする人は多い。母の妹夫婦が80歳代で夫婦で町の老人施設にお世話になっている。そして住処は空き家となって放置されている。
息子は関東で家を建てて帰ってこない。これは私の運命と同じである。今田舎ではこんな家庭が続出する。高速道路ができて便利になっても、田舎では住むことができない。
厳冬の朝はー10℃にもなった。大きなコタツしかない寒い部屋では、厚着して寝ていた両親。今は亡くなり、思い出の家もなく田舎に帰るのはお盆の墓参りだけである。
光陰矢の如し! 減り続ける田舎は限界集落が多く、いずれは廃墟の集落となろう。人口減少は加速度をつけて進む。
便利な町に住む私は、この寒い冬、時々往時を思い出し偲ぶのである。
2019/02/16(土)
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■猪被害
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富山県南砺市の山間にある山村が、猪被害に苦しんでいる。毎年田畑を食い荒らし、電気柵で防御するも莫大な費用がかかり、今年は3人のハンターを育成したという。
豚の仲間の猪は繁殖力が旺盛で、鼠算式に増える。私の小さいころは見たことがなかったが、生息地区は全国的に広がり、その駆除が問題となっている。
そのニュースを見ながら私は若いころを思い出す。昭和20年代の越中五箇山は寂れた山奥で、冬は雪の孤島になるほど雪が降った。今では東海北陸自動車道ができて、車で1時間で行けるが、当時はあるいて一日もかかったものである。
その故郷が野うさぎの被害に苦しんでいた。山間部の畑に植えた作物を食い荒らし、生活にも支障をきたすほど増えて駆除が必要となり、冬はその捕獲に必死となる。
足跡が鮮明につく冬は狩の季節で、子供でもウサギを捕獲できた。その方法は細い針金で輪を作り、首を通せば閉まるようにして親線に吊るすのである。
そのわなをウサギの通り道に仕掛け、朝、確認に行くと首を突っ込んで死んでいる。そのウサギは両耳を切り、役場に持ってゆけば50円がもらえた。
村も駆除に懸命で、補助金を出して捕獲を奨励していたのである。ウサギの肉はあまりうまいものではなく、捕獲すれば捨てたことが多い。ひと冬に十数匹も捕らえ、貴重な小遣いとした。
今また思い出すのが、村人が総出で捕獲したことである。その方法は、山の中腹に猟師が数人構えて、下から上がってくるウサギを狙い撃ちする。
勢子と呼ぶ40人ほどの村人が山を囲み、下から大声でウサギを追い立てる。ウサギは前足が短いので、必ず山の上へ逃げる。だから先回りした猟師が上から狙い撃ちするのである。
このようにして一日の成果は40数匹にも達した。それを何度も繰り返し駆除したのである。だが根絶は不可能で、村は狐を放し駆除を行う。
今では野うさぎは珍しいであろう。被害も少なくなった成功例であるが、当時は自分のわなに山鳥が引っかかった。鶏の仲間の山鳥は1匹200円で売れた。思わぬ小遣いに喜んだものである。
そんな思い出もアッと消えた。今は寒い日をコタツで過ごす毎日である。今週はまだ寒い日が続くというが、来週から春の気配がするであろう。
光陰矢の如し! 老境に入り、在りし日の思い出に浸る毎日である。
2019/02/13(水)
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■あごんの星まつりA
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昨夜は午前0時に富山を出発し、一路京都へ向かう。途中十数名の参拝者を乗せ、各地でトイレ休憩をしながら大津のパーキングで入場時間を待つ。
式典は9時から始まるので、その時間に合わせて出発する。今日のHPトップで紹介したように、2基の護摩壇を供えた会場は厳かな式典が始まる。
あごんの星祭りは修験道の作法を採用し、神仏混合の世界一のセレモニーである。それは祈願や先祖供養の護摩木が全世界から約3000万本も集まり、その護摩木を壇に組み、わが師が念の力で護摩木に火をつけられた聖火でお焚きあげするのである。
写真のように右側の壇は仏界の護摩木で、祈願した約750万本の護摩木が積み上げられている。左の壇が神界の壇で、先祖供養をした護摩木である。
式典はまず山伏の行列から始まり、結界に着くと式典の作法が始まる。神仏混合であるから、まず神主による神を呼び称える作法があり、巫女が舞う。
そして山伏の入壇作法として、このイベントを行う意義を問う「山伏問答」が開始され、法弓作法や斧作法、法剣作法と続く。
それが終わると付け火の棒に聖火をつけ、願文とともに導師の念で一斉に壇木に火がつけられる。750万本の護摩木を組んでできた壇は直径11m、高さ7mに達するが、この壇に火がつけられると最初は灰色の煙が大空を覆う。
その圧巻の様は、これから毎日HPトップで紹介する写真で見ていただこう。一日に40万人が参拝する宗教行事「あごんの星まつり」は、短期間の行事としては世界一であろう。
すでに46年の歴史があり、京都では五山の送り火と並び、二大火祭りとして全国的に有名である。
人には喜びもあれば悲しみもある。また自分が望む人生に反して、叶わない夢もあろう。毎年神社では祈願の参拝者が多く訪れ、一年の幸を願うが、特定の宗教を持たずとも幸せになりたいのは万民の願いである。
この不穏な世の中、自分の努力だけで人生を生き抜くのは至難の技である。そこは次元を超えた神仏の力が必須であろう。
私もいろんな悩みの中からわが師にご縁を頂き、今がある。人は何により生かされているか、そこには神仏の力が存在する。
この世を創造し、われわれが生かされているこの現実に鑑み、謙虚な気持ちで神仏のご加護をお祈りしよう。
2019/02/12(火)
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■あごんの星まつり
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あごんの星まつりとは、毎年、京都の山科区北花山大峰で行われる阿含宗の一大宗教行事を指す。その趣旨とは、運勢の節目である旧暦の年の初めに、個人が生まれながらに持つ運命の星(本命星)と、毎年巡ってくる運気の星(当年属星)を供養して、その年の幸運を祈る密教の秘法である。
あごん(阿含)の星まつりは、仏陀釈尊のご聖骨である「真正仏舎利尊」を仏界の本尊とし、スサノオの大神を神界の主神として、更に霊力、法力無比の大聖者であった阿含宗開祖・桐山靖雄大僧正の真身舎利(ご聖骨)とブータン仏教伝来の大曼荼羅(トンドル)を祀り、完全仏教のお力と古代神法を合わせた「神仏両界の秘法」で大護摩をお焚きあげし、本命星と当年属星を供養して、運気転換・除災招福を祈ると同時に、個人の幸福、家庭安穏、社会の繁栄と世界平和を祈念する大法会である。
話は長くなった。私はご縁を頂いて34年、毎年この星まつりに参拝し、家庭や地域の安穏、世界の平和を祈念しているのである。
ではなぜ星まつりと称するかといえば、この宇宙に存在する星々は固有の波動、振動、磁波を地上に注ぎ、地球のあらゆるものに影響をし、人も物も、それにより動かされているからである。
すなわち、この地球と人類の歴史は、すべてこの星座の配列が生み出したものだと言ってもよい。その具体的な法則から占星術が生まれ、人の運命を予知することができるようになった。
密教はその運命の星を把握し、生涯の動向、浮沈を見極めるすぐれた運命察知方法を編み出した。これが「招福・運気・運期転換の秘法」と呼ばれ、祈願や供養の護摩木を盛大にお焚きあげする盛大な宗教行事となったものである。
このあごんの星まつりは毎年40万人もの参拝者でにぎわう。私は今夜の0時に富山を参拝バスで出発し、仲間と参拝しよう。今年はどんな年を迎えるか、それは家庭安穏と安全で災害のない良い年であろう。
敬虔な仏教徒として、その成否は御仏にお預けしよう。
2019/02/10(日)
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■宇宙からの警告
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今は冬の盛りで、昨日も3℃しか上がらず、一日中家で過ごす。今期一番の寒波だそうで、北海道の札幌ではー10℃を下回る気温だったという。
その退屈な一日をある本を読んで過ごす。その本は今から30年前に買った本で、当時は宇宙人に見せられ、多くの体験談を記した本を買った。
本の名は「宇宙からの警告」ケルビン・ロウ著(たま出版)だった。ケルビン・ロウ氏は平凡なカリフォルニアの森林局の作業員で、小さい時から宇宙に興味を抱いていたという。
そのケルビン氏が出会った宇宙人は木星や冥王星の人で、同じ太陽系の星人であった。彼らに出会い、UFOの中で多くの知恵を授かる。
その話はすべて地球人の未来を予言したもので、人がなぜこの世に生まれ、どんな使命を授かっているかを説くものであった。そしてこのまま進めば地球の未来はないと話される。
おりしも当時はアメリカやソ連が核開発の最盛期で、ビキニ環礁の水爆実験など、各地で行われた核実験に危機感をあらわにしてその愚を諭された。
人がこの世に生まれ何を目的に過ごすか、その意義を細かく解説されたことが本書に詳しく記載されている。彼らの危惧することは核実験の愚かさであった。それは地球を汚染し、その影響はこの太陽系にも大きなダメージを与えるからである。
米ソの核実験は終わったが、今は北朝鮮など小国が敵対する大国に向かい、防御と称して開発を急いでいる。米ソが核開発に専念するとき、その愚を直接アメリカの大統領に諭したのが、金星人のバリアント・ソーであった。
木星の彼らは地球の未来をすでに知っている。今や核を保持する国は9か国にも達し、核軍縮の協議も成されず、むしろ逆に米ソが協定した中距離核弾頭廃止条約を破棄したように、再び軍拡に向かいその脅威は迫りつつある。
我々はなぜにこんな危険な星に生まれたのか。そして何を学ぶのか。彼らは事細かに教えてくれる。私は彼らの解説がよく理解できる。それは科学技術よりも精神的な面での欠如による。
人の本体は霊魂であり、その魂を進化成長させるために日々を過ごすのに、その意味が分からない。そしてわれ良しとなり、争いのるつぼとなる。
ケルビン氏は彼らからキリスト教について多くの助言を頂いた。それは詳しく書けないが、どの宗教であれ、長い歴史の上で多くの改ざんがなされ、キリストや釈迦が説いた教説は本来の意味を成さない代物になっていると彼らは言う。
わが師は釈迦が説いた原点に立ち、その真髄を説かれる。人は霊性を高めるためにこの世に生を受ける。霊性とは如何に。
霊性とは「物質的な欲望や本能を制御し、時には否定さえして、より崇高なるものに憧れる精神領域である」とわが師は喝破される。
その部位は間脳の視床下部にあるという。私もわが師に師事し、その間脳を活性化させて少しでも霊性を持てるよう努力しているのである。
2019/02/09(土)
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■児童虐待
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千葉県野田市で起きた小4の10歳児童の虐待死は連日報道され、その悲惨な死と関係機関の対処が議論されている。その中でも「親に叩かれたことは嘘です」とメモに書かされ、父親が児童相談所に提出した件はあきれてものが言えない。
日常の虐待に、最後は風呂で冷水シャワーを浴びされて命尽きたとのこと。親としては考えられない行為である。そしておどろくことに、この虐待件数が全国で8万104件にも達したという。
かわいいわが子を虐待する親の心は理解できない。生まれたときは喜びで一杯だったことだろうが、一体何があったのであろうか。
今、このような心の変革が大きな問題となりつつある。それは社会が成熟し過酷な競争社会となり、貧富の差が拡大して生きてゆくのが辛い人も出てこよう。
自殺者も多く自暴自棄になり、人生を捨てる人の何と多いことであろうか。その果ては人心の荒廃である。それは自分や仲間だけのためであり、ほかはどうでも良いとの自我欲の心であろう。
それが国家同士の争いとなり、最後は戦争にまで行き着くことになる。人類は過去、幾多の試練をこの戦争と言う悪夢を見ながら成長してきた。
私が信奉する先史文明研究家の浅川嘉富氏のサイトでは、今イランが中距離弾道弾を開発し、イスラエルとの交戦が危惧されるという。
そしてこの争いに大国が参戦し、最終的には「ハルマゲドン」という世界最終戦争に発展する恐れを指摘さている。人々の意識が先鋭化し、われ良しに走るとき何が起きるか。
日本が誇る超古代史である「竹内文書」によれば、地球に人類が住み始めた文明の初期は、日本の天皇が世界の国々をまとめ、その頂点に立って秩序ある社会を構築していたとある。
しかし、人々の意識が先鋭化して天皇の力が及ばぬ社会になると国々が離散し、その結果天変地異が多発し、人類の多くが滅亡したとある。
今の世はこの時代を再現しようとしている。今日の寒波のように世界が気候変動に泣かされている。それは天変地異の走りであり、天の定めであろう。
人類がどこまで創造主の御心にかなう思いを持てるか。その結果が人類の生存を左右する核心となろう。
2019/02/08(金)
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■米朝会談
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アメリカと北朝鮮の第2回目の会談が、27、28日にベトナムで開催するとトランプ大統領が宣言した。今回の内容も北朝鮮の非核化についてであるが、話はすんなり進むことはないであろう。
アメリカはベトナムを選んだ理由は、かってのベトナム戦争で争った国が、今では平和国家として発展していることに、同じ道を歩んで欲しいとの気遣いであろうか。
南北ベトナムに参戦したアメリカは、ジャングルに潜むベトナム兵に翻弄され、空から枯葉剤を撒き、その毒性が赤子に奇形児を生ませる原因になった。
その最たるものが、ドクチャン、ベトちゃんであろう。双子の赤子はくっついて生まれ、手術で切り離したが、悲惨な人生を余儀なくされた。
戦争とは最も憎む人間の争いである。そのベトナムの未来を北朝鮮に求める意図があるものと思われ、どんな会談になり、どんな成果が生まれるかが注目される。
この日本は太平洋戦争以来70年を越える平和を享受してきた。世界初の核の洗礼をうけた日本は、核兵器廃絶に向けて世界をリードしてきたが、今やまた米ソ、米中冷戦時代に突入した。
その結末が核兵器の開発の加速である。技術が進歩し、弾道ミサイルも音速の十数倍のスピードを出せるまでに進歩し、防御が難しく核爆弾を10個も積んだミサイルも登場した。
科学や技術は矢のように進むが、遅々として進まないのが人間の精神性である。お互いが疑心暗鬼で、軍備を増強せざるを得ない。その行きつく先は核戦争であろう。
この宇宙には核戦争で壊滅したいくつもの星があると、異性人は言う。それは事実であろう。なぜなら人が開発したものを使わなかった試しがないからである。
人類を滅ぼす核の開発は必然のものであった。その核を手放すことができるのは精神性の進歩であろう。この世はあまりにも科学と精神が分離しすぎ、その頂点が破滅である。
北朝鮮が核廃絶にどんな手を見せるか。私の予想では恐らく一度開発した核を手放すことはないと思う。核兵器の開発に要した経費や技術、それを扱う技術者と国家を担う長の精神性がすべてを決める。
今や世界が紛争のるつぼと化し、いつそれが大国の介入による大戦になるか余談を許さない。私はネガティブなことしか考えないやからであろうか。
その有事は次第に狭まってきていると断言しよう。
2019/02/06(水)
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■高齢者になるということ
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家内が最近、記憶力の減退を気にして、文庫本を買ってきた。その名は「自分が高齢になるということ」和田秀樹著(waide sinsyo)で、著者は58歳の老年精神科医である。
氏は長い間、老人の認知症やうつ病と向き合い、その生き方を模索されてきた。その集大成がこの本に詰まっている。人の老いは考えられないほどの速さで進む。
私も80歳近くなり、いつの間にやら老人の仲間入りをしていることに気づく。それだけ元気な証拠だが、男子の平均年齢が81歳だから死が近づいていることは間違いない。
死は決して恐ろしいことではない。それは今生での学びを来世へつなぐ通過点であり、まだまだ足りない点を学ぶために輪廻する。
釈迦は死を喜びとされた。それは今生で学んだ多くの教訓が来世への遺産となり、魂をより進化させたたと自覚できためであろう。
さてこの著者は老いることについて次のように述べられる。
1.ボケを恐れることはない。ボケには幸せな面もあります。 2.歳をとっても人には残っている能力(残存能力)があります。その価値に気 づくことが大事。
3.もし体や脳が衰えたとしても、人に頼ることは悪いことではない。 4.認知症になるより、うつになるほうが本人にとっては辛いもの。 5.ボケようがボケまいが、人生は自分が楽しかったり、幸せだと感じることが 大切。
以上であるが、詳しいことはこの本を買って読んでいただこう。今や認知症と称される人は全国で500万人。85歳を越えるとほぼ全員がアルツハイマー型の変化が起きるという。
趣味や生きがいを持っていないと、てき面に認知症にかかりやすくなり、進んだりすることがあるという。そのために私は毎日、この日記をつけているのである。
2019/02/05(火)
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■2月のテーマ写真
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私は写真のホームページに、毎月のテーマを決めて4枚の写真を更新している。今月は「春を待つ」として梅や福寿草、マンサクにサザンカの写真を載せた。
そしてそれらの写真に全国的な俳誌である「雲の峰」を主宰される朝妻様から俳誌をいただき、数十人の会員が詠まれる俳句の中から写真を説明できる名句を選ぶのである。
会員の詠まれる歌は先月のものが中心であり、今月を詠まれる歌はない。だから添える俳句の選定に苦労するのだが、今月は私のような老後を詠まれた歌を中心に載せた。その歌を紹介しよう。
”ニュータウンの ここも空き家や 枇杷の花” 三澤福泉
”車椅子の 老老介護 冬に入る” 中村克久
”寒風や 喪中はがきが また届く” 関口ふじ
以上の方々の句である。いずれも老後の様子を詠まれたものだが、空き家や介護の増加が時代を代表させる。また高齢化により亡くなる老人も増えてきた。
私も昨年の11月から1月までに、親戚の老人が相次いで4人も亡くなられ、葬儀にお参りする。老後の心配は介護や空き家だけでなく、葬儀にかかる香典や供物のお金もバカにならない。 親戚の多い私には、すでに80歳を越えた多くの老人がいる。私も今年79歳となり、その仲間入りも近い。少子高齢化は加速度をつけて進む。
生涯現役とはゆかなくても、元気で長寿を全うしコロリと逝きたいものだ。そのために私は趣味の写真とこの日記に全力を尽くしているのである。
2019/02/04(月)
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■AIが社会を変える
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最近特に進歩が著しいのはAIの技術であろう。車の自動運転からあらゆる産業にAIが導入されつつある。東洋経済の調査によれば、それは人々の給与にも反映され、所得が180万円程度の新下流層という新しい階級が生まれるとする。
AIはあらゆる産業に導入され、弁護士や会計士といった知的な職業も将来AIがこなす分野になるという。それは農業もしかり。知的なドローンの開発やトラクターの自動運転など、導入される分野は多い。
そこで政府は危機感を持ち、例えば車の自動運転で運転手が必要なくても、横で運転を管理する人をつけるようにして失業者を出さないようにするだろうと予測する。
このAI技術は年収400万円程度の中流家庭をなくし、世界中に年収180万円程度の貧困層を増やすことになるのだ。それは2020年代から始まり、2030年代では当たり前のこととなろう。
私はすでにいないと思うが、世の中の技術は急速に進歩して生活を便利にするが、仕事を奪うことも事実である。この過酷な競争社会をいかに生きるか。
それには人々の善意が必須となる。昨日も書いたが、科学や技術を発展させても心が進歩しなければ未来はあり得ない。今日の新聞でもトランプ大統領の決断にロシアも反応し、INF条約から離脱すると宣言した。
ロシアはすでに、アメリカを10発の核ミサイルで全住民を全滅させることができるとうそぶく。これで世界が軍拡の波に乗り、再び冷戦構造が出来上がった。
かっての米ソ冷戦をしのぐ新たな冷戦が始まる。それはAIを駆使した新技術がそれを可能にするであろう。 愚かなるかな人類。地球絶滅の足跡が聞こえるのを、あなたは感じないであろうか。
2019/02/03(日)
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■INF条約
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アメリカがINF条約(中距離核戦力全廃条約)から正式に離脱すると宣言した。これに対しロシアや中国が強く反発し、世界は再び冷戦へと走ることになろう。
アメリカは地上型の中距離ミサイルを保有していないが、今後は開発が可能となり、国際社会で軍拡競争への懸念が高まることになる。
すべてはトランプ大統領の考えで、世界は再び悪夢の時代を迎えることになる。それはこの地球の運命を三カ国に任せるようなものであり、その極限が核戦争の勃発であろう。
人類は何たる愚かな者であろうか。人と人、国と国が争えば、その結末は必ず武力に発展することは、過去の教訓である。その最たるものがこの核戦争の結末であろう。
私はこの幼稚な地球人に教訓を与えるために、幾多の宇宙の先輩たちがこの地球人を拉致し、彼らの星に連れて行き地球の危機を救う手立てを教えていることを知っている。
彼らは宇宙の法則として、人類の前面に出て直接諭すことができないために、間接的に選ばれた人を拉致してその愚を諭すのである。
今回は拉致された身近な人を紹介しよう。それは岩手県の地方公務員であった上平剛史氏である。氏はプレアデス星人に拉致され、彼らの星に連れてゆかれて地球人の進化に対する教訓を知らされた。
その詳細は「プレアデス星訪問記」(たま出版)として、2009年3月25日に上梓され、多くの人に驚きを持って知らされた。氏はまだ少年時代から彼らの監視下にあり、幼稚な地球人を啓蒙すべき任務を負う役をいただいたものであった。
そのプレアデス星からの帰途、UFOのスクリーン上で核戦争で壊滅した星を見せられる。核戦争で生物が全滅し、都市の残骸と砂漠化した異様な姿で、星全体がガスのようなもので覆われていたという。
今は強力な放射能で近づけず、死んだ星になってしまった様は異様で、何千万年も元に戻れないまま星の終焉を迎えるであろうと彼らは言う。
進化した知的生命体は「その上を目指して」努力しなければならないのに、まだ精神的なレベルが低いために壊滅した星になったもので、そこから次の教訓を得なければならないと言う。
プレアデス星の社会では知識よりも心のあり方を重要視するという。心のあり方が変われば、生き方も変わり、社会のあり方も変わり、自然と犯罪や戦争のない社会が確立されるのである。 地球人類の社会がなぜ犯罪や戦争が絶えないかというと、貨幣経済を基本とした競争社会が原因だという。また地球人が良い方向に進化を遂げてゆくためには次のことを心がけねばならないという。
それは「愛と奉仕行動を基本とする社会」で、「弱い者ほど助け、足りないものほど補ってやる社会」を確立し、「誰もが平等に平和に暮らせる社会」、すなわち「愛の奉仕活動を基本とする社会」を構築しなければならないという。
だが今の地球社会は分かっていても、まだそこまでの精神的なレベルに達していない。そのギャップが取り返しのできない悲劇を招くのではないだろうか。
地球人の精神的な進化を目指す方法として、私はわが師に師事し釈迦の成仏法を学ぶ。だがほんの一握りの力では無力を痛感するのである。
このINF条約破棄がどんな結果をもたらすか、それは地球の運命を左右する危機を迎えるかもしれない。
2019/02/02(土)
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■異常な殺人事件
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正月明けから異常な殺人事件が起きて、世は騒然としている。インターネットの掲示板で知り合った女子大学生を呼び出して殺害した35歳の男。また小学4年生のわが子をいじめて殺した父親、一体この世はどうなっているのであろうか。
殺人は日常茶飯事に起きる。それは人に自由意志があるからである。本来、人は事の善悪を知り尽くしているはずだが、そのときの感情により悪の道に走るのである。
この世は因果応報の道理で成り立つ。それは仏道修行で厳しく指導される案件の一つであるが、人には持って生まれた因と縁がある。
その因になる要素は、長い輪廻の末に積み上げた心の因縁(カルマ)から成り立つ。その因縁を切るのが仏道修行であるが、わが師は生前にどんな因を持って生まれたかを霊視された。
私もご縁を頂いてすぐに自分の因縁を霊視していただいたが、悪い因縁が7つもあり、その因を切り縁につながらないよう、日々の生活を心がけているのである。
幸い私には「刑獄の因縁」はない。刑獄の因縁とは、必ず悪事を働いて逮捕されその代償を払う刑事罰を受ける因縁である。
わが師は人が持つ悪因縁を20数種類に分類されて、そのうちのどんな因縁を持つかを知らされた。私も長い輪廻の中で多くの悪因縁を作り今がある。
人は潜在意識の中に前世の記憶を持つ。それが因縁(カルマ)となって自分の運命を決めるのである。更に言うと、深い深層意識の中には先祖の運命を反復させる作用が潜んでいる。
だからこの因縁を切らない限り成仏できない。それは因を残すから再度輪廻してまた学び直すのである。釈迦はその輪廻の輪から脱する法「成仏法」を説かれた。
長い輪廻の末に犯した因縁はそうたやすく切れるものではない。だがこの世で釈迦の成仏法を修すると、聖者への道を歩むことになる。
その第一段階がシュダオンという聖者である。人が根本的に持つ我欲、我執や疑い惑う心、そして正しいものの道理が分からず自分の考えに固執する心をなくした段階で、七回の輪廻で仏界へ到達し輪廻の輪が途切れるとする。
そして第二段階がシダゴンの聖者で、加えて欲望や怒り、愚痴の心を切った場合で、三回の輪廻で成仏できるとする。
それ以上に高度の心を持つに至るとアナゴンの聖者になりすべての因縁を切って輪廻の輪から脱することができる。そして、最終的にはアラカン(仏陀)の境涯に達するのである。
私が常に書くように、この地球と言う星は幼稚園か小学校程度の学校であり、この学校で苦楽を味わい、何が必要かを学ぶのである。
この犯人は今回の事件で何を学んだであろうか。それが単なる自分任せの犯罪であるなら、来世は悲惨であろう。その償いは現世で刑事罰を受け自由を剥奪されるが、来世でも悪因縁を増してその償いは続く。
人はこの世で魂を磨き、進化させる目的で生を受ける。今回の事件から何を学ぶか、それはあなたの自由意志が決める。
2019/02/01(金)
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