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風景写真よもやま話

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地役権
 地役権とは土地を所有する主権者の土地に、何らかの制限を加える権利である。例えば高い送電線の真下に家を建てた場合、送電線に近づくような建物を制限する時に設定される。

 私の場合は団地を造成するとき、高い送電線の真下も団地としたため、40年も過ぎてやっと地役権で、屋敷に高い建造物を立てる制限を課された。当然その代償として何がしかの金銭をいただける。

 それは山林も同じで、私は田舎に30筆以上の山林を持っている。その中には杉の木を植林し、合掌造りの家から近代的な総2階建ての家に自家製の木材を利用したのが父であった。

 その杉林が関西電力の送電線の真下を横切るため、杉が大きくなり地役権を設定したいと申し出があった。私は田舎を見捨てたので喜んで承諾した。

 明日は電力会社の人が来て、田舎の山林2筆の地役権を設定するための法手続きにはいる。報酬はわずかなものだが、少年時代を山野を駆け回って遊んだ私には、懐かしい杉林であった。

 田舎を去った私は高齢となり、いくつもの山に散在する山林の世話もできない。今はただ固定資産税の税金が課せられるだけである。

 家も解体処分したので宅地は残るが、私が死んだらこれらの土地はどうなるのであろうか。今や所有権を持つ人の消息がはっきりしないケースは、九州ほどの面積になるという。

 少子高齢化の影響であろうが、持ち主がいないか不明の無価値な山林は、今後も加速度的に増えるであろう。

2022/11/30(水)


家内の愚痴
 家内が毎食ごとに胃の下腹が不快な気分になるとなげいている。その原因は私も分からない。ところが昨夜は関係ない話からその原因がわかった。

 それは家内がご飯を食べる時に、上下の入れ歯を抜いたまま食べていることである。なぜそんな食べ方をするのかと聞くと、入れ歯を入れなくても食事に違和感がなく、日常が楽で楽しいためだという。

 何のための入れ歯か。そんなことはあり得ない。私の推測では入れ歯を入れないため、細かく砕くことができず胃や腸に負担がかかり、胃酸が多くでるためであろう。

 食物を分解し消化するには胃酸が絶対必要である。それは胃や腸の役目として我々の健康を守ってくれるのであるが、その役割を無視して入れ歯を入れず砕くことができなければ、当然胃酸の過剰から不快な気分になるのであろう。

 私は驚いて家内に入れ歯の効用を諭す。家内は認知症の傾向が日増しに強くなり、私に心配の種を撒き散らす。

 気分が悪いため少量の食事しか摂らないで、寝てばかりの生活では先が思いやられる。あまり強く言うと反発するので、そこが我慢のしどろこである。

 寝たきりになる様を想像し、心配は日増しに大きく多岐になる。80歳に近い家内に神仏のご加護が得られますようにと祈るばかりである。

2022/11/29(火)


破滅のカルマ
 昨夜のNHKスペシャルは、日本や世界の食料事情を放映していた。日本は食糧の輸入大国で、約60%が相当するという。小麦やトウモロコシに大豆など、主なおかずは外国産で占められるという。

 加工されたパンの原料がどこの産かなど知らずに食べているが、ロシアやウクライナにブラジル、アメリカ等が主な輸出の産地だという。

 ところが今、ウクライナ戦争が勃発し、ロシアとの貿易が中断された。また報道によれば巨大産地のブラジルでは中国が進出し、自国に有利な権益で潤っているという。

 この貿易が滞れば日本は甚大な被害を受ける。最近発表された世界の総人口は80億人を越えたという。この件については先日この日記にも書いたが、人口爆発は食料事情をより困難な状態に結びつける。

 日本は作物の肥料や家畜の餌は勿論、食料として膨大な作物の輸入大国であったことは初めて知った。こんな事態になることは予想だにできなかったが、未来の食料事情を予測できなかったことが、今後の日本を窮地に貶めるかも知れない。

 それに地球温暖化の問題だが、今アフリカや中東など世界で豪雨による住居や田畑の甚大な被害が続出し、あるいは旱魃により収穫が皆無になるなどの大きな被害が世界を席巻している。

 この日本に住む我々は、豪雨による住処の被害はあるが、畑が壊滅して食うに耐えない事情に陥るのを聞いたきとがない。それは輸入に頼っているからであろう。

 温暖化は今後益々厳しくなるであろう。産業革命以来1.5℃以下を目指すが、CO2の削減は容易なことではない。この温暖化はあらゆる災害を地球に撒き散らす。

 私は何を言いたいか! これらの災厄は今の人類が避けて通れない運命的な事象であることだ。それはウクライナ戦争が如実に示している。

 人類は技術や科学を発展させたが、人の本質である「心」を軽視してきた。すなわち、人の進化発展は霊的な分野を進化させねばならないのに、それらを反故にして楽を享受してきた。

 その人の心を改心させるために創造主は釈迦やキリスト、マホメットなどを地球に使わした。だが時の権力者や指導者は「われ良し」の心しかなく、多くの宗派が現れて今がある。

 私は敬虔な仏教徒だが、仏教も数多くの宗派に分裂し今がある。その宗教の悪い例が「旧統一教会」の哀れな姿であろう。金や物に執着し、信者を増やし搾取を続ける。しかも驚くほどの大金をせしめる。

 私はわが師にご縁をいただき、釈迦が説いた真の仏教である「アーガマ」(日本では阿含経)を得経として、魂の進化向上を図る。

 この地球は「破滅のカルマ」を持つ。この広大無辺な宇宙には多くの破滅した星があるというが、この地球もその道を歩いているのではないだろうか。

 人の本体は魂であり、精神性や霊性を持たねば末永い進化向上は期待できない。そのため私は、釈迦の霊性を獲得するため、わが師にご縁をいただき、精神性の向上に努力しているのである。

2022/11/28(月)


私が主婦か
 家内の病状が悪い。昨日も今日も胸が苦しく気分が不快で寝てばかりいる。幸い時間が過ぎればこの苦痛も和らぐようで、少し安心するが、食事の用意も食べる気もない。

 代わって私が家内の代わりをするしかなく、料理は息子と買い物をして一部作ってくれる。そして晩のおかずは「よしけい」が配達してくれるおかずで急場をしのいでいる。

 洗濯や掃除は勿論、食事の用意まで私と息子の仕事になった。こんなことは初めてで、この先が思いやられる。

 病状の根源は分からない。2年前から体の一部に痛みを感じ、特に胸や頭,肩や腰が急に痛くなり、長く近くの整形外科でアンマを受けてきたが、回復には程遠い。

 内科に何度も通ったが、内蔵には異常なく、明日は診療内科を受診することにした。私は不安神経症という精神的な病気を薬で克服しようと思ったが、娘が勧めてくれた魔法の液体を飲んで今は全快した。

 家内にも飲ませているが、効果はまだ出ていない。毎日、フトンに入り寝ているが、今度は医師に助けを頼もう。80歳が目の前の家内は、何とか苦痛のない日々を神仏にお願いしたいものである。

2022/11/24(木)


患者送迎車
 家内が気分が悪く、2日間も何も食べていない。胸が苦しくてたまらないので病院へ行きたいという。しかたなく息子の運転する車で駆けつける。

 予約なしで受付を済ませ、すぐに診察していただいた。まず心電図を撮り、胸に異常がないか調べる。前回も同じ検査をしたが、何の異常なかった。

 気持ちが悪く、2日間も何も食べていないというと、それでは一日分の栄養素を詰めた缶をあげようと話される。缶に詰めた流動食で一日の栄養を賄えるのである。

 薬局でその缶を見ると、普通の飲料用の小さな缶と同じであった。そして帰りは病院の車で家まで送っていただくことにする。この病院は、登録しておけば無料で家まで送っていただける。

 私は運転手に話しかける。「97歳で運転し歩道を走り死亡事故を起こした老人がいるね! 97歳で運転資格をとれるなんてすごいね!」

 この運転手は定年になり、この仕事をしているそうだが、70歳でやめようと決めているとか。報酬が安く、不満だらけだと愚痴を言われる。

 運転手は私に「97歳でも十分に運転できる人もいるよ。別に警察が文句をつける問題ではないよ!」

 それはそうだが、今問題になっているのは高齢者の事故が多いことだ。注意力が減退し、動作も鈍くなる。これは自然の現象であり、個人差があっても自分で自信を失えば速やかに免許を返上すべきであろう。

 私は運転をやめて半年がすぎた。免許は令和6年4月まであるが、そろそろ返上しようと思う。事故を起こしてから悔やんでもあとのまつり!

 そろそろ返上の潮時が来たようだ。

2022/11/21(月)


97歳で交通事故!
 驚くべきニュースが入ってきた。それは97歳になる老人が車を運転中、歩道を数十メートル走り40代の女性を跳ね飛ばし、数台の車にも衝突したという考えられない事故である。跳ねられた女性は死亡した。

 本人の怪我は軽傷だが、不思議に思うのは97歳でなお免許の更新ができたということだ。普通75歳を越えて更新をするには、運転技術や認知症の検査などが課せられる。私は今82歳8ケ月だが、半年前から運転しないことにした。

 それは運転しながら気づくのは、動作が若いときのようにはゆかず、ヒラリハットが出てきたことによる。免許証はあと1年と5ケ月有効だが、ここらでやめることにしたものである。

 試験官はなぜこの高齢者を説得できなかったものかと思うが、本人の考えもただ事ではない。当然運転者は逮捕されたが、歩道を走ることに違和感を感じなかったのであろうか。

 車をやめた私は今、自転車が交通手段となった。少しバランスをとるのに苦労するが、運転には自信がある。自転車はバランスが大切だが、これがうまくできないようになればすぐに乗るのをやめよう。

 20代で免許をとり、6台の車を乗りつぶし、約75万kmを走った私に悔いはない。自損事故は数回あるが、人に被害を与えたことはない。
 
 長い運転暦も無事故で終わった。神仏に心から感謝をしよう。

2022/11/20(日)


家内の異変
 朝、家内が起きてこないので見に行く。まだ寝ているようだったが、声をかけてみた。すると少し動いて体調が悪いという。

 家内は以前から体調を崩し、それが悪化したのであろうか。胸の下が気持ち悪く、食欲もない。起きてこないので、そのまま寝かせておいたが、昼食も食べたくないと寝てしまった。

 以前と比べ気分が悪いようで、その原因は分からない。先日家内の診察を申し込んだが、2週間待ちの25日の金曜日に決まった。

 以前は内科の医師に見てもらったが、腰や首、背中などが痛いというので、心療内科を勧められたのであった。心療内科は金曜日しか診てもらえず、予約が取れなかったものである。

 数年前から足腰が痛く、近くの整形外科でアンマを受けていたが、少しも快方に向かわない。手足は冷たく、凍ったようだ。

 79歳になる家内は、さしたる病気もせずに今日まで一緒に元気できたが、高齢になると身体にガタがきて、悪いところが一挙に出てきたものであろう。

 私は家内より3歳上だが、不安神経症を患い、薬を飲んでも直らず悩んでいた。しかし、娘がネットで特効薬の「霊水」を勧めてくれた。その水は魔法のように私を癒して不安感は消え去った。

 おかげで今は持病で悩むこともなく、平常な生活ができる。家内は今、病気と懸命に戦っている。私は治療はできないが、神仏にお願いし快方へ向かうよう祈ることはできる。

 明日の朝は元気な様子を是非見たいものである。

2022/11/19(土)


夕食のおかず
 今日は朝から暇で、たまらず午後1時より近くを家内と散歩する。帰り道に大阪屋のスーパーマーケットがあるので、足りない品を買うことにした。

 私は家内の高齢化を見据えて、毎日晩のおかずは「よしけい」という会社の作ったものにしたが、早3ケ月が過ぎた。日曜日を除く晩のおかずは調理した品を届けてくれる。

 さすがは会社組織の品だけあって、味がよくうまい。だがその金額はバカにならない。高齢化の波は益々加速し、わが町内でも夕食を届けてもらう家が増えた。

 3人暮らしの我が家は、朝食を食べるのは私と家内だけで、息子は私が作る特製のドリンクを飲んで午後から会社へ出かける。そして昼食は息子が総てを用意してくれる。

 買い物は息子と二人で3日分を調達するから、以前のように毎日お使いに行くことは無くなった。お金に糸目をつけない息子は昼食の材料を買いまくる。

 そのため私が買っていたときより2割は高くなった。それにこのインフレで物価が高騰し、食費は以前より高くなり少ない年金での生活が心配になってきた。

 ウクライナとロシアの戦争により世界の物価が高騰し、行く先は見えない。私は今、先日紹介した地球から数十億kmも離れたティアウーバ星に住む宇宙人に拉致され、進化した文明を見せられて帰ってきたオーストラリア人のミシェル・デマルケ氏の本を読んでいる。

 本の名は「超巨大宇宙文明の真相」(徳間書店)だが、このまま自我に目覚めなければ、地球という星はいずれ滅亡の運命にあることがわかる。

 それは物やお金に執着する物欲のためであり、お互いが愛に目覚め、精神性と霊性をも持たねばこの星を維持できないからである。

 進化度カテゴリー9の星がどんな世界か、それは神仏を思わせる世界であり、彼らは地球の未来を案じて、わが人類に警鐘を鳴らすために拉致して諭すのである。

 ウクライナ戦争がどのように終結するか、それには地球の未来がかかっている。

2022/11/17(木)


世界人口80億人
 今日の読売新聞に、世界人口が急激に増えているとの記事があった。それは1950年に約25億人だったのが、70年で40億人、そして現在では80億人と増加したと国連が推定した。

 アジア圏が44億人で55%に上がり、中国とインドの2カ国(約28億人)だけで全体の35%を占めるという。そして2037年頃には90億人、58年には100億人を突破すると予想している。

 この急激な人口増加は何をもたらすか! それは気候変動や食料問題である。すでに温暖化により、世界の気温は産業革命以来1.1℃上昇し、すぐに1.5℃になるという。

 化石燃料の大量使用でCO2の排出が温暖化を招き、海水面を上昇させ、太平洋に浮かぶ小国は沈没の危機に達している。気候変動は激しくなるばかりであり、極端な渇水で作物が調達できず、また乾燥で森林火災が多発し、ブラジルのアマゾンが問題視されている。

 わが日本は人口が1億2千万人程度で停まり、今は減少傾向にあるが、アフリカやインドなど発展途上国は対処できていない。

 この人口増と地球の温暖化はどんな結末を迎えることであろうか。その結末は先日紹介した本「超巨大宇宙文明の真相」ミシェル・デマルケ著(徳間書店)に詳しい。

 この宇宙は地球人のようなカテゴリー1の未熟な人類の住む星から、カレゴリー9の最高度に進化した宇宙の先輩たちで満ちているという。

 人類の進化は、技術や科学を発展させることだけではない。肝心なことは精神的や霊的な分野をまず向上させねばならない。なぜなら、今のロシアのプーチン大統領を見ればその理由は明らかであろう。

 物欲や金銭欲を好む限り魂の進化向上は不可能であり、破滅のカルマによりこの星が核戦争により、消滅の危機にあることがお分かりではないであろうか。

2022/11/15(火)


落語家か?
 大阪府門真市に住む自営業の次男と長く連絡していないので、メールで尋ねてみた。近況はどうかと聞くと、返事が来て娘が落語家の訓練を受けているという。

 次男の子供は長男と娘の二人で、長男は京都大学を卒業し、DeNA社に就職が決まり、東京暮らしとなる。娘は一浪して大阪府立大学の2年生だが、どんな生活をしているかは知らなかった。

 次男は私の問いに、娘が落語家の真似をしていて、その動画を送ってくれた。きれいな和服を着て高座にあがり、早口で落語家の真似をする。

 いつから始めたか分からないが、高座は真打と同じようで、早口で身振り手振りで話しかけると笑いと拍手が起きる。場所はどこか分からないが、高座の様式が整った部屋だった。

 まさか落語家になることはないと思うが、これも趣味の一巻なら楽しいことであろう。私は女の落語家は知らないが、もし玄人にでもなれば大変名誉なことで有名になるであろう。

 人の人生はさまざまだ。生涯を選ぶとき、どんな仕事が自分に向いているかはそのときの判断よる場合が多いであろう。まさか子供の時から落語家を目指したのではあるまい。

 私は中学生のときから父が電力会社を盛んに勧めた。それは近くに関西電力の水力発電所があり、村人の一人が高給で優雅な生活をしていたからであった。

 私は父の望みを受けて技術者を目指そうと、遠く離れた町の工業高校へ入学し、関西電力を受験しようと思うが、機械科卒の私は大阪の火力発電所勤務となると伺い、入社受験を断念した。それは高齢の父母を残して、遠く離れた都会には行けないと判断したからである。

 しかし私は電力会社をあきらめきれず、地元の北陸電力を受験しようと思う。試験は9倍の難関だった。しかし、幸運にも合格を果たして以来、最初は故郷と違う少し離れた水系の水力発電所だったが、日本が高度成長に入り火力発電所の建設が始まると、転勤を申し出て富山市の海辺で建設中の火力発電所勤務となる。それは発電所の主要機械であるボイラやタービンを担当する機械課で、以後定年を迎えるまで火力発電所の建設や保守を担当したのであった。

 次男の子供たちがどんな進路を選び、どんな人生を過ごすかはこれから始まる。願わくば自分が最適と選んだ道を真っ直ぐ走って、幸せな人生を全うしてほしいものである。

2022/11/14(月)


放水訓練
 私の故郷である越中五箇山では菅沼合掌集落と相倉合掌集落が、平成7年に世界遺産に指定され一躍有名になった。私はこの二つの集落の真ん中あたりの皆葎集落で生まれ生育ったが、今は観光地からはずれ、静かな集落として存在している。

 その世界遺産となった合掌集落は毎年この時期に、近くの谷川から引いた水で消火栓を設置し、放水訓練を行う。

 合掌家屋は屋根がカヤ葺きで、火が移り燃えやすい。だから大切な建造物を守るために冬の初めに消火設備の点検と操作の訓練が行われている。

 合掌造りの家は木や草で作るが、大変な長持ちの家である。200年、300百年などはザラで、炭や薪を囲炉裏で焚くため、そのススで木をいぶし、真っ黒になって腐食や劣化が起こらないのである。

 私が住んでいた家は200年の歴史を持ち、移築したものだという。そんな家は2階が養蚕の場所で、部屋は作らなかった。入り口の庭は牛舎で、毎年子供を産ませて、それを売り生計の足しにしていた。私の仕事は牛の草刈で、中学のときは牛の草刈りが当たり前であった。

それは昭和30年のこと。あまりにも古くなり台風が来れば倒れる恐れもあり、父が自家製の木材を切り製材して60坪の総二階建ての家を新築した。私が中学3年生の時であった。

 今、私の故郷では跡地に草が生えている。今から十数年まえに空き家になった家を解体し、更地とした。思えば先祖は何代前からこの地に住んでいたか知らないが、膨大な山林と誰も買わない宅地だけが残る。

 この合掌集落を見ると、つい自分の子供時代を思い出すのである。これからHPトップでこの放水訓練の写真を載せるので、とくとご覧いただこう。

2022/11/10(木)


皆既月食
 月が地球の陰に消える「皆既月食」が始まった。テレビを見ながら私はすぐに外に出る。午後7時5分では月がほとんど隠れた状態で感激する。

 今日は朝から雨で、午後も曇りだったが、今夜は晴れてよく観察できた。それも月が見えるあたりだけが晴れて、あとは薄い雲があった。

 この皆既月食は442年ぶりだという。それは天王星食と重なるためで、私は良い機会を無駄にすることなく、天体の運行を観察できた。

 私は今、この日記を午後7時半に書いている。次は月が輝きを見せる時間だが、午後8時を過ぎるという。そのときも観察しよう。

 この天体ショーは太陽系で行われるが、この宇宙は無限に近い広さがある。その広さを大谷篤氏は自著「そうだったのか、宇宙人と銀河世界とこの世の超仕組み」(ヒカルランド刊)で、簡単に書かれている。

 この宇宙は中央宇宙「パラダイス」の周りに、7つの銀河団があり、それぞれ70万の銀河で構成されているという。そして地球の属する銀河団は、70万ある銀河の中で61万1121番目にできたものであると! 銀河の大きさは約10万光年で、その広さが理解できよう。

 この本を読んで私は思う。この宇宙には優良星界という星が750億あり、地球とう不良星界は1150億個もあると話される。その根拠は知らないが、まだ精神的や霊的に進化の遅れた星の数のほうがすごく多いのである。

 皆既食はもうすぐもとの明るさに復帰する。その過程も観察することにしよう。

2022/11/08(火)


ジュセリーノの予言
 ブラジルの夢予言者ジュセリーノ氏は、10歳のころから夢によりこの地球上で発生するあらゆる事象を、関係者に郵送し対処してきた。その詳細は「未来からの警告」(たま出版)詳しい。

 ジュセリーノの予言は、毎日見る夢が世界を揺るがす事件や気候変動など、あらゆる分野での事件が夢に見えるのである。ジュセリーノはどこの国で何が起きるかを、その国の最高責任者や関係者へ郵送し備えを促すのであった。

 その詳しい警告された未来を一冊の本にまとめ、警鐘を促す案件はことごとく的中した。郵送された予言書は世界各地に関係し、それをまとめたのが本書である。

 ジュセリーノは地球上で起きるこれらの案件は、すべて人間の心に関係しているという。心が強欲で物やお金にこだわる人類には創造者が許さない。ジュセリーノはこれらの欲望を廃し、霊的な進化を遂げるよう促す創造主のお手配であるとする。

 この本で思うことはジュセリーノは神の使いであり、人類の未来を案じての夢であり、深く静かに警鐘を鳴らすのである。そこで未来予言の結末を述べよう。

 ジュセリーノはこの地球上に住む人類の末路として、2043年には人類の80が自滅すると夢に見たと言う。今や人類の滅亡として地球温暖化が最大の懸案事項であり、果たして抑止できるかが存続の鍵を握るまでになった。

地球温暖化は産業革命以来1.1℃上昇したという。化石燃料を存分に使い、Co2を多く吐き出す現在のシステムは、地球温暖化という自然災害によって、取り返しのつかない終末を迎える事になるかも知れない。

 追記* 11月9日のNHKクローズアップ現代では、この温暖化による世界的中の水不足を報じていた。川や田畑が干上がり、作物が全滅した国も多い。

 地球温暖化は、人類がこの惑星で生きることができるか否かを問う究極の問題となる。ジュセリーノはすでにその総てを見通していた!

2022/11/07(月)


今月のテーマ写真
 私は毎月の初めに「今月のテーマ」として、写真を4枚更新している。長い写真道で撮りためた中から季節を選んで、全国的な俳誌である「雲の峰」を主宰される茨木市の朝妻力氏の許可を得て、会員が詠まれた俳句を写真に添えている。

 今月は「晩秋の風景」として4枚を更新した。数百名もの会員が詠まれた俳句は膨大なものだが、写真を説明できる作品となれば探すのは容易ではない。

 今月は写真を説明できる作品が少なかったため、初めて自分の俳句を添えた。そして主催者の朝妻力氏の俳句も載せていただいた。その二つを紹介しよう。

 一つ目は私の俳句であるが、写真はわが故郷である、富山県の奥地五箇山の合掌集落である菅沼地区の放水訓練を載せた。毎年秋には固定されたノズルから放水し、冬の豪雪から守る消火活動をできるようにする。

 その俳句を紹介しよう。
  
    ”晩秋の 放水訓練 異常なし”
 
 次に俳誌「雲の峰}」を主宰される朝妻力氏の名句であるが、私の故郷に近い南砺市城端地区の山を飾る二条の滝である。二条が横に並んで落ちるため夫婦滝と命名された。その滝に添えた名句を紹介しよう。

    ”百丈を 落ちていよいよ 水澄めり”

 もはや今年も1ケ月あまりとなった。今年も元気でここまでこれたことを感謝し、明日の活力としよう。詳しくはこのタイトルをクリックし、私のHPに飛んで「今月のテーマ」をご覧いただこう。

2022/11/06(日)


後始末 第二弾
 先日この日記に後始末について書いたら、今日の町内回覧板に校下の団体が、不要となったいろんな物品を集めていることが分かった。

 これは年に一度の廃品回収の行事で、昨年も読まなくなった本を十数冊寄付した。今回も7箇所もある本棚に詰まった古本を出そうと思う。

 本好きの家内に問うと、記念に残していたいというので、私に関係した本だけを選んで出すことにした。私もスピリチュアルな本を多数持っているので、読んでほしい人にプレゼントしよう。

 そしてもう一つ。それは写真好きの私が買った有名写真家の写真集であるが、私自身が写した写真集も10冊ほどある。白川義員氏の写真集は1冊4万円で買い、世界をまたにして写された風景写真は分厚い写真集として、私の手元に6冊残る。

 1冊4万円もした写真集は、本を開ければ全紙で眺めることができる。そして自分の写真集である。私は50代から写真撮影を始め、今まで撮り溜めた写真は、仕分けしてアルバムとして保管してきた。

 その写真集も今では見ることもなく放置してきたが、収集日の13日には集配の人にあげたいと思う。しかし、家内は全く本を読まなくなっても手放そうとしない。

 元文学少女だった家内も、今でも愛着を感じ手元に残していたいのであろう。高齢となりいつ死んでもおかしくない年齢になりながら、まだ手元に置いていたい家内の心情が理解できない。

 あと一週間で整理し、高価な本であっても読まないものは廃品とし、寄付しよう。

2022/11/04(金)


後始末
 人間は後始末が大変だ。今日のNHKでは、この人生最大の後始末について議論していたが、私も田舎の大きな家を始末するのに大変な思いをした。

 父は60代で死に、母が一人暮らしとなる。それは大きな家を管理するのに大変だったと思うが、田舎でさしたる物品もない家は簡素なものだった。

 母がボケてきて一人暮らしができなくなると、私の家へ引き取った。だがボケた親の面倒を見るのも大変で、すぐに施設のお世話になる。

 空き家となった我が家は合掌造りの家ではなく、もう誰も住まず売れる物品でもない。そこで私は解体処分することにして、空き家の整理にかかる。

 母は農業組合の事務員を長く勤め、父は水飲み百姓だった。だから豪華な品を持つわけでもなく、貧しい暮らしをしていたので、後始末は簡単だった。さしたる豪華な着物や物品があるわけでなく、野良着程度の品は町の焼却場で安く処分していただき、あとは家の解体処分だけが残った。

 解体処分は親交のあったリフォーム屋の紹介で、わが町の専門家に依頼する。その費用が300万円を越えた。そして基礎のコンクリートを処分しないで壊して敷きつめたので、後で地籍を山林にしようと考えたが、許可は出なかった。

 ブナ林の裏山を少し削った宅地は、コンクリートが残るために税の安い山林にはならなかったのである。その宅地は草が生えて、今は見る影も無い。そんな宅地も売れるわけでなく、生涯にわたり税を支払わねばならない。

 さて、私は富山市に家を建てて41年が過ぎた。80歳代となり、私の寿命もそんな長いものではない。そこで亡くなっても息子に迷惑をかけないように、身辺整理をしようと思う。

 今はよく中古の衣服や電気製品などがないかと電話がかかってくる時代だが、本好きの家内と私はは約500冊の本を持っている。今は興味が薄れて殆んど読まないが、この始末をしようと思うが家内が許さない。

 家内はただ飾っておくだけで楽しいようだが、私は今のうちに身軽になろうとあせるだけである。私の背広や晴れ着も多い。その品を整理したいが、まだ決心がついていない。

 昔トランペットを吹いていた音楽好きの私は、5+1サラウンドのステレオ装置やCDやDVDなどの音楽関係の品も多い。それらを総て始末するときが迫っている。

2022/11/02(水)

My Diary Version 1.21
Written by 中村邦夫 CGI提供じゃわ