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2018/08 << >> 2018/06

電車内の通話
 先日、電車内での外国人の会話がうるさいと書いた。私は今、週に一度は”あいの風富山鉄道”を利用して20km離れた道場へ通う。

 この連日の暑さで車の運転に不安を覚え、電車にしたものだが、富山県と石川の金沢を結ぶ鉄道は、JRより譲り受け、「あいの風」と命名された。

 今まであまりこの電車を利用していなかったので、時代の変革を感ずる。それは外人客の増加だ。特に若い男女が数人で乗り合わせ、わけの分からない言語で話している。

 社内放送では、ケータイの通話は遠慮してほしいとアナウンスがある。しかしこの外国人はそんなことに躊躇しない。堂々とスマホを片手に話し始める。

 そこへ車掌が来た。すぐに注意するが、気に留める様子もない。日本語が分からないのかも知れないが、私の横で話す会話は目障りだ。

 日本への観光客は半期で1400万人を超えたとある。つい最近まで社内で外人の姿など見たこともなかったが、今では普通の風景となった。

 自分の目の前で話し込まれるといやな気分になる。それが話が長いのだ。有に10分から20分も続くと、席を離れたくなる。

 日本の礼節は世界一であろう。それは小さい子供のころから、家庭で教育し、学校で道徳を学ぶからである。人に迷惑をかけない。その基本的な考えが外国にはないので、異口同音に日本の社会秩序に驚くそうである。

 少子高齢化で日本の働き手は減少の最中にある。未来は多くの外国人が働く職場と化すことであろうが、今その一端を見ているような気がして、私の老後も外国の助けが必要となるかもしれない。

 日本で暮らす定住外国人は約50万人。その多くは研修生であろうが、いつかは日本の国自体が外国人で埋め尽くされることであろう。

2018/07/31(火)


猛暑襲来
 台風12号が異例のコースを走り、影響はなかったものの、今日は37℃を越える猛暑となった。こんな猛暑は経験がないので体調が悪く、本当は家で涼んでおればよかったが、やむを得ない用事で20km離れた高岡市へ行くことにする。

 車にしようか、電車にしようか迷ったが、結局電車にした。それはこの猛暑で中古の軽四が思うような冷房をしてくれないからである。

 車体が真っ黒で直射日光を浴びると、内部が70℃を越える高温になる。今になって黒い車体にしたことを悔やむが、日本の車の10%以上は黒い車体であろう。

 老化が進むと熱い車内では頭がくらくらし、正常な運転ができない恐れがあるため、当分は長距離運転をやめようと思う。特に人を乗せて走るため、事故でも起こせば一巻の終わりだ。

 私の記憶では37℃という高温の夏はない。昔は合掌造りの世界遺産で有名な越中五箇山で暮らしていたから、こんな気温は経験がなかった。

 深い渓谷となった庄川の冷気で、せいぜい30℃程度。深さ80mほどのガケを降りて川原へ出て、急流を泳いで遊んだ記憶が今よみがえる。

 毎日のように夕立があり、急に寒くなる。あれから65年の歳月が過ぎて地球環境は明らかに変わった。それは世界の異常高温が示している。

 老化が進むと急な温度の変化に対応できなくなり、家を出て熱い道を歩いて電車に乗ると冷房で涼しくなるが、また歩いて電車を乗り換える。そして終点からまた10分ほど歩いて道場へ着いた。

 室内は冷房が効いて快適だが、体調が悪くなる。頭がくらくらし、気分が悪くなる。急な気温の変化についてゆけない身体になったようだ。

 こんな酷暑だからこそ車で移動したいが、運転も自信がなくなり、老人にはつらい夏の到来となった。

2018/07/29(日)


オウム事件
 オウム真理教の麻原ら13人の処刑が終わり、この事件に一区切りがついたが、サリンの被害者など殺された遺族には到底終わった事件ではない。

 狂信的な麻原は黙秘を重ね、ついに真相は闇に伏した。なぜあれほどの信者を集め、終末的な教義に基づく犯行を犯したのであろうか。

 その麻原に見せられた理工系の若者が多く入信し、サリンなど名も知らぬ毒ガスで無差別テロを行うとは、常軌を逸した愚かな行為であった。

 彼らの死後は悲惨である。彼らはまた輪廻して、人を泣かせ苦しめたカルマの刈り取りが始まることであろう。私が疑問に思うことは、彼の教義にどんな死生観があったのかである。

 自らの蛮行が正義だと信じれば、目的を果たして死ぬことはめでたいことであろうが、人は魂が本体であり、輪廻してまた新たな肉体を持つという基本的なシステムが理解できなかったのであろう。

 宗教で一番困るのが狂信的な教祖の誕生である。宗教は人の魂を清め高めて次なる境涯に進化するシステムが基本であり、最終的にはすべてのカルマを切り神仏の境涯に達することを目的とする。

 しかし、その基本理念を度外視し、われ良しの教義を作り信者を集める。集まる信者も問題だが、人はなぜこんな道理が分からないのであろうか。

 人が魂を進化させるにはあらゆる経験が必要であろう。それは善悪を自ら体験し、その対価により事の判断を行う。これがこの地球という学校での学びである。

 願わくば、自らが悪業を起こして体験するのではなく、世の事例をすばやく察知して自らの反省材料とすべきであろう。

 その点で優れた理論を展開するのが、400年前から伝わるハワイの秘法「ホ・オポノポノ」であろう。「ホ・オポノポノ」では、この世で起きるすべての悲しき事象は、長い輪廻の末に自分が関係したことで、すべての責任は自分にあるとする。

 そしてその記憶はインナーチャイルドである潜在意識に蓄えられており、その記憶を消すことで苦から開放され自由の身になれると説く。

 この世は魂を磨く学校である。まだまだ小学生程度のレベルだが、早く上級学校に進学し、自分のレベルを上げたいものである。

 そのレベルとはこの3次元を超えた、4次元、5次元以上の世界である。 

2018/07/27(金)


葬儀費用
 日本の葬儀費用は世界一高い。それは儀式が派手で、立派な葬儀場で多くの参列者を迎え僧侶の読経をするからである。

 その費用はあの東日本大震災の2ケ月前、母が97歳で亡くなり、その葬儀をしたときが参考になるだろう。通夜や告別式で僧侶へのお礼も高くついた。

 僧侶へのお礼はどのくらいか分からないので、葬儀を取り仕切ってくれた葬儀会社の人に聞くと、相場を教えてくれたが軽く20万円近くのお布施だという。

 かかった費用は葬儀一式で約170万円。香典が100万円近くあったからお返しの金額を引いて約70万円が手元に残る。実際にかかった経費は約100万円で、母の貯金はこの支払いに消えた。

 今朝の読売新聞ではその費用についての記事があった。それによると平均で、通夜・告別式にかかる費用が117.1万円、飲食費が29.3万円、香典返しなどの返礼品が31.8万円とあり、総額178.2万円とあった。

 この費用をどうまかなうか。人生80年の終末はこの金額で一生を終える。だから葬儀費用は蓄えておかないと家族に大変な迷惑をかけるのである。

 この費用は簡単に貯めれるものではない。だから費用を削減するため、家族葬や直葬などが増えてきたとある。当然であろう。

 私は葬儀が終わった翌日、僧侶の家に行きお礼の袋を手渡す。そのときの僧侶の笑顔が今も忘れない。浄土真宗の坊さんで、日常は主婦の人だが、30分程度の葬儀でお経を読めば莫大なお礼がいただける。

 そのとき、僧侶の仕事はおいしいと思っていたが、最近檀家の数が減り、法事など先祖供養の回数も減り、葬儀でも僧侶を呼ばない例が増えたとあるから、お寺を維持するのも大変と聞く。

 私は浄土真宗の信者ではないので、お坊さんを呼んでまで自分の葬儀をしてほしくない。それよりも私が信奉する、わが師から教わった阿含経を唱えていただければそれで結構。

 そのお経は娘婿に頼もうかな。僧侶の読経が成仏させるのではない。死者の安らかな死後は、すべての欲念をなくした魂を持つことである。
 
 その日常の生活が死後の行く末を決める。すべてのカルマを切ったときが始めて霊界へ直行できるのである。凡夫である我々は欲望の塊である。

 釈迦はそのために成仏法を説いた。まだカルマを切れていない私は、この成仏法を持って修される「解脱供養」をしていただくよう遺言を残そうと思う。

 あと何年生きられるか分からないが、死後の輪廻転生を信じて、来世を実り多い自分になれるよう懸命に生きようと思う。

2018/07/26(木)


外人と合席
 昨日は道場へ行くのに車をやめ、電車にした。中古の軽四は黒い車体で、内部が暑く冷房を強にしないと走れない。時々頭がくらくらし、運転に自信が持てないので電車にしたものである。

 午前9時半だというのに、電車は混んでいた。席がないかと探すが、2,30代の外人が二人、合席で座っている横に座る。

 この二人は何人であろうか。会話の言語がどの国か分からない。英語でもないし、韓国や中国語でもない。早口で二人でしゃべりまくる。

 外人のおしゃべりは有名だが、横で聞いている私はたまらない。道理で混雑する席が空いていたのはこのせいだったのであろうか。

 最近、この電車も外人のお客が増えて、アナウンスも英語を交えた方式に変わった。駅の表示も英語や韓国語、中国語が併記され、国際化が一段と進んだ。

 有名観光地は外人観光客で占拠され、地元に大きな利益を与えている。4月の立山では高さ20mに達する「雪の大谷」が有名だが、今はほとんどが外人である。

 少子高齢化は加速度をつけて進む。人手不足が常態化し、日本の活力がそがれる昨今、いずれは外国から人材を調達せざるを得ない事態になろう。

 人手が一番足りないのが介護の現場だ。親しいA子さんも介護職だが、ほとんど休みもとれず働いている。私が介護を受ける時、どんな世になっているであろうか。

 その点で生協の「タスケットクラブ」が最適であろう。病院への行き来は専用車で無料、介護でも車を手配して送り迎えをしてくれ、身の回りの困り事は格安で処理してくれる。

 昨日は埼玉県熊谷市で最高気温が41.1度を記録した。この異常事態は天災である。一人暮らしのB子さんはクーラーもなく、扇風機も使わず暮らしているという。

 熱中症が怖いこの夏をいかに過ごすか、それは各自の心構えが決めてくれる。

2018/07/24(火)


富山空襲犠牲者慰霊祭
 昨日は、富山城址公園において、「富山戦災犠牲者慰霊祭」を行った。昭和20年8月2日未明、B29爆撃機約70機が飛来し、富山市を焼夷弾の雨として市内の99.1%が消失する全国で最悪の惨事となった。

 私は5歳で、はるか60km離れた越中五箇山の田舎から東の空を眺めて、空が真っ赤に焼けていたことを鮮明に覚えている。米軍は日本の弱点である木造家屋を焼失させるために、国際規律を無視して焼夷弾を開発した。

 その威力はすざましく、市内を流れる大河神通川に逃れた被災者が、水面に散った焼夷弾の油の火で多くの死者を出した。全国一の消失率と2700余名の犠牲者を出して富山市は壊滅した。

 大東亜戦争と呼ばれるこの戦争では、くしくも今日の朝刊に、東条英機が昭和天皇に最初反対されたが、その決意を聞いて会戦前夜に勝ったと叫んだというメモが見つかったと報じている。

 戦争とは人類最大の惨事である。その作戦は広島と長崎へ米軍の原爆投下によって示された。今や一部の独裁者が核開発に奔走する。その危機の最先端は北朝鮮であろう。

 トランプ大統領は北朝鮮に核の放棄を約束させたが、その結論は未だにはっきりしない。恐らく膨大な資金を投じて開発した核の開発は放棄しないであろう。

 この不穏な日本の日本海側を守るために、今回の慰霊祭は挙行された。それは仏陀の成仏法を持って犠牲者を供養し、地域の安穏を祈る宗教行事である。

 これで4回目だが、この慰霊祭により、少しでも犠牲者の御霊が安らぎ地域を霊的に浄化できたことが、愚かな戦争の阻止につながることを祈るばかりである。

 「御霊の安らぎなくして国土の安らぎはなく、御霊の鎮めなくして、家庭の安穏繁栄は望めない」

 このスローガンを掲げて今年も犠牲者の慰霊を行った。この法の力が地域を清め、死者の無念を晴らしてあげればこれに勝る喜びはない。

2018/07/23(月)


M君からの電話
 毎日がうだるような暑さで、今日も冷房の効いた居間でまどろむ。すると電話が鳴り受話器を取ると、三重県に住む中学の同級生からだった。

 彼は時々電話して来て近況を話し合う。故郷の越中五箇山で中学を卒業し、以後三重県に職を求めて以来、数十年逢ったことがない。そこで彼は寂しさのあまり電話してくるのである。

 80に近くなると健康が一番の問題だ。彼は足腰が痛く、運動が苦手になったという。だが電話の声は元気そのもの。最近の豪雨災害について、すごく心配していた。

 だが心配してもしょうがない。災難はいつどこで、どんな形で襲うか神のみぞ知る。今年は兄弟が亡くなり葬儀で田舎に帰ったというが、私も昨年弟が大腸がんで亡くなり、人生の短さを痛感する。

 彼は豪雨災害を心配していた。どんな環境のところに住んでいるか知らないが、西日本豪雨のように、山間部で川の増水や土砂崩れで家が全滅して全財産をなくし、また家族が死んでしまった例は悲惨この上ない。

 私も4年前に田舎の家を解体処分し、今は宅地が草で覆われているであろう。その場所はブナ林のふもとで、前を小川が流れる風向明媚な地であったが、裏山に岩場があり、大きな石の塊が落ちてきたことがある。

 幸い、家を直撃することはなかったが、100mmを越える豪雨が降れば何が起きるか分からない。ブナの林は保水率が高いので、土砂が崩壊することはないと思うが、更地になったことでその心配はなくなった。

 彼はまたこんなことを言う。「4万km走った車を新車にしたらとの営業マンの説得に、ハイブリッドの新車に替えたが、車庫に眠っているよ。」

 私はすかさず、自分はトヨタのカローラから中古のスズキワゴンRにしたことを話す。それはあと3年で免許を返納して経費を削減しようとの思いからである。

 彼はお金に不自由していないのであろう。遠出や夜の運転が怖くてあまり走らないという。80歳近くなると運転感覚が鈍り、判断力や注意力が衰えるのを痛感する。

 話したいことは山ほどあるが、電話なので約20分ほどで受話器を置いた。彼は話振りから元気のようだ。老いて寂しくなれば、かっての少年時代を思い出し、私に電話してくるのである。

 この暇な人生だ。旧友との語らいは老後の楽しみの一つとして大切にしたい。

2018/07/20(金)


地球は傷つく場、泣きたくなる場
 西日本豪雨災害は230人もの死や行方不明を出して過ぎ去った。その被害たるや連日テレビで報道されるように、言葉に表せないような悲惨なものである。

 そして連日の猛暑だ。富山市でも37℃の気温が続き、私も体調維持のためエアコンの効いた部屋に閉じこもっている。この地球は苦しみと悲しみの星「サラス」と、かの異性人が呼んでいる。

 それはこの人生で味わう苦悩は、人それぞれで違うが、一生を何の苦しみもなく過ごした人はいない。なぜであろうか。その答えが先日紹介したドクターである松久正氏の著書「高次元シリウスが伝えたい 水晶(珪素)化する地球人の秘密」(ヒカルランド刊)だ。
 
 氏は最後の章で「地球は傷つく場、泣きたくなる場」だといわれる。なぜか? それは「身体と人生の困難は、魂が自分を進化・成長させるために選択した題材」だからだという。

 魂が進化・成長するためにやることは、実は苦悩ではなく、エンターティメントだとされる。病気や困難も自分が設定して、さらに楽で楽しくという魂の本質を生きるための材料だということを少しでも感じられれば、苦しくても、この苦しさはどう展開してゆくのだろうか、自分をどう変えてくれるのだろうかという感覚を持つ、これがエンターティメントだとされる。

 どんなに苦しくとも人は生きている。常に未来が心配だという不安や他人と自分を比較するから苦は続くとされる。大切なことはすべて、自分が選択したことで、魂は自分の進化と成長につながることしか選択しないといわれる。

 私も特にネガティブな面が強く、30年にわたり不安神経症を病み苦しんできた。だがこの著書を読んで心が楽になった。以前からスピリチュアルな本を多数読んできた私は、医師でありながら薬と縁のない新たな論法を世にだされたことに共感を覚える。

 氏は最後に、病気でも困難でも、自分の魂の進化と成長のために選択したものとの概念が入ってくれば、「それはどういうものを自分に与えてくれるのだろう」という概念を持ちながらうまく付き合っていくうちに、「あってもいいや」という認識になるという。

 あったほうがいいやという概念になると、あったまま楽になり、いいことが起きてくるようになるのであると!

 この本を読んで私の持病も軽くなった。不思議と不安感が消え、薬も少なくなりつつある。未来に不安を持ち、今苦しんでいる方にはぜひとも読んで欲しい一冊の本である。

2018/07/18(水)


井戸水
 連日猛暑が続くこの気温、昨日は37℃、今日も37℃で、クーラーの効いた部屋でしか過ごせない。庭は水がなく、草木がかわいそうだ。

 そこで今から30年前に掘った、地下水をくみ上げるポンプを稼動させる。私は機械屋で新しい挑戦が好きだったから、見よう見真似で庭に井戸を掘ってみた。

 その方法は8インチと6インチ、そして4インチの塩ビ管を買ってきて、その塩ビ管を太い順に垂直に立てて打ち込むのである。

 地面は1mほど掘ってみたが、砂利のような地層ではなかった。垂直に立てた塩ビ管の中に、砂を溜める袋をつけた長い棒を差し込み、水道管からホースで先端にノズルを付けて砂の層に噴射するのである。

 お分かりであろうか。塩ビ管に差し込んだノズルの先端から水を噴射して砂を袋に溜めて取り出すのである。砂がなくなれば塩ビ管を上から叩き、押し込むことで深さに挑戦する。この方法で長さ4mの塩ビ管を全部押し込んだ。
 
 3本で11mの深さまで堀り進むことができて、地下の地層を記録する。この土地は昔は河川敷だったようで、砂と粘土が交互に重なり、砂利のは層はなかった。

 当時地下水の水位はー1m程度で、毎分20リットルで10mの水圧を出せる100Vのポンプを買い、自家製の井戸が完成した。

 その井戸が今も健在で、ポンプを利用して草木に水を与えるのである。なぜ井戸を掘ったかは、当時この団地には融雪装置がなく、家の前の道路に積もった雪はスコップで空けねばならない。その不便さをこの井戸のポンプに託したのであった。

 井戸水は年間を通じて13℃、これほど便利な水もない。飲んでみたが、浅いため飲用にはならなかったが、冬と夏には重宝したものである。

 その井戸水も今は融雪装置が完備され、必要なくなった。しかし、この猛暑だ。夏は冷たい井戸水をふんだんに使い、涼を楽しんでいるのである。

 今年の暑さは異常だ。まだ秋まで2ケ月もあると言うのに、いつまでこの酷暑は続くのであろうか。

2018/07/16(月)


生で食べようトウモロコシ
 スーパーでは野菜が高くなりだした。西日本豪雨災害の影響かどうかわからないが、この猛暑だ。私は河川敷の畑で野菜を作っているので、高い野菜を買わなくても腹いっぱい食べられる。

 今はトマトが最盛期。ミニトマトを半分に、中型のトマトを1/4
に切り、容器に入れて蜂蜜を浸して食べる。そのうまいこと! うまいこと!

 しかしすべてがうまくゆくのではない。それはカラスの被害だ。トウモロコシが実りだして、あと一週間ほどで収穫できる。だが先を見越してカラスが突きだした。

 10mの畝は網をかぶせているが、3m程度の畝はかぶせなかった。実ったころを見計らい、カラスが突きだした。仕方なく突いた実を採ってきたが、捨てるのはもったいない。

 そこでまだ残っている実を生でかじってみた。思いのほかおいしく、実に甘い。これなら生でそのまま食べられるであろう。

 トウモロコシは明け方の収穫が一番甘くなる。それは夜中に甘味を増す糖分が生成され、日中は元へ戻るため、収穫は明け方の早い時間に行うのがうまさの秘訣だそうだ。

 日中は35℃程度まで気温が上がるので、私は日の出を待って畑に向かう。そして水をやり雑草を取り除いて、収穫を行う。

 店に売っているトウモロコシは、生で食べられるほど甘いかどうかは知らないが、私は新たな発見をした。

 生かじりのトウモロコシ! そのトウモロコシは私の畑で収穫を待っている。

2018/07/14(土)


高速道路落下物
 今、BS6チャンネルを見ている。三つ又のコンセントに盗聴器が設置され、その捜査を行っている。だれが何のために小さなコンセントに盗聴器を仕掛けるのか。

 その盗聴器が1個38000円で売られているという。そして次が、高速道路での落下物処理を行う高速パトロール隊員が活躍する現場である。

 高速道路は落し物であふれている。私もよく高速道路を利用したが、何度も落下物をよけて走ったことがある。その落下物を処理するパトロール隊が、24時間活躍しているとは初めて知った。

 私が車を買って高速道路を走り始めたころ、北陸高速道路はまだ車の量が少なく、すぐによけて通ることができた。だが今は車の数が多く、避けるのは容易ではない。

 そこで思い出すのが、今から30年ほど前、富山市から近い北陸高速道路を走っていたときだった、走行車線にベニヤ板が1枚、落ちているのに気づく。

 後ろを確認し、車を路肩に停めて私は車を降りた。後続車はこない。すぐにベニア板を広い、路肩に寄せる。そしてそのまま車に乗り、危険を感ずる間もなく走行することができた。

 今では考えられない危険な行為を、別に気にもせずやってしまった。そんな時代が過去にあったのである。

 落し物は毎日発生する。その処理に専門のパトロール隊がいるのも知らなかった。私は昨年の暮れ、愛用していたカローラルミオンを手放し、スズキの中古軽四に換えた。

 それは高齢化し、遠出もしないし、高速道路を走らないからである。そしてあと3年で免許返納と決めている。

 もうすぐお盆になるが、弟から夫婦でわが故郷へ墓参りをするとメールがあった。名古屋に住む三男は東海北陸自動車道を利用するであろう。

 私も彼に久しぶりに会い親交を深めたいと思うが、家族で行くので車は嫁いだ娘に頼むことにした。それは軽四では力不足で、運転が怖いからである。

 車社会は便利で安いが、それだけ危険も増す。運転暦50年、6台を乗りつぶし、走行距離70万kmを走って私の車人生は終わろうとしている。

2018/07/13(金)


排水管の清掃
 今日の3時ころ、大阪府から電話があり、お宅の排水管を掃除しないかとのことだった。排水管は以前にきれいに掃除したと告げるが、電話が大阪府からだとアナウンスした。

 ここは富山だ。大阪とは電車で半日も離れているので不審に思う。相手は男性で、3000円でできますよと言うが、私は即座に断って、以前にこの排水管の仕事であやうく詐欺に引っかかるとこだったと告げる。

 そのあらましを記そう。昨年の秋、ある業者が尋ねてきてお宅の排水管を掃除しないかという。台所や風呂にトイレなどの排水を前の道路に埋めてある本管に流すパイプの掃除だが、家を新築以来36年、一度も掃除していないのでお願いすることにした。

 業者は2人で、高圧のジエット水をノズルから噴射し管内を清掃するのだが、約1時間ほどで作業は終了した。私も立会い、きれいになった管を確認する。

 ところが業者はこんなことを言う。

 ある家の排水管で、縁の下のジョイント部が高圧水で外れた事例があり、点検させて欲しいという。私は何の不審も感ぜず、業者は縁の下に潜り確認して出てきた。

 そしてこんなことを言う。

 「排水管は大丈夫だったが、家の土台にヒビが入り、このまま放置すれば地震がくれば折れてしまうよ。今すぐにこのヒビを埋めてシロアリ対策をしなければならないでしょう。」

 私はシロアリ対策はしているが、スマホで見せられたヒビの状況から、やはりすぐに処置してもらおうと思う。そして契約書にサインをして工事を開始しようとしたときだった。

 そこへ長男と家内が来て、「父さん、おかしいよ。いくらなんでもすぐに工事をせかせるのは問題だよ。すぐに解約してよ。」と大声で反論する。

 私はあまりにも強い二人の反論にたじろぎ、後日また返事をするから、今日は工事をしないで帰ってほしいと業者に告げる。そしてすぐにひいきのリフォーム屋に電話して現場を見てもらった。

 リフォーム屋は縁の下から出てきて、「こんなヒビはなんともないよ。これはリフォームを騙る詐欺だね!」という。

 私はすぐに電話でこの工事を断った。息子と家内の忠告で、危うく数十万円の損をするところだった。

 世の中、油断もすきもない。騙された私も幼稚だったが、写真で現状を見せ付けられれば、信じないわけにはゆかない。

 息子がネットでこの会社を調べてくれたが、この会社は栃木県の会社で、以前に不正な工事で3ケ月の営業停止をくらっていた。

 大阪府の業者はなぜ私の電話を知ったのか。その情報源はわからないが、ちまたでは詐欺が大流行。中には数千万円も騙し取られた高齢の女性もいる。

 この詐欺師の来世は悲惨な運命になろう。人には前世があり来世がある。そして因縁因果、すなわちカルマの法により学びを行うことを知れば、決して人を騙すことはできないであろう。

2018/07/12(木)


豪雨災害
 西日本豪雨災害は200人を超える犠牲者を出して、まだ行方不明者を捜索している。数十年に一度の豪雨が襲い、土砂の流入で壊滅した映像に胸が痛む。

 ここ富山は少しの雨で済んだが、岐阜県に源流を持つ神通川の水位があがり、河川敷の畑が冠水した。幸いたいした被害にならなかったが、約10年ぶりの被害を初めて経験する。

 またわがふるさとの庄川では、大正時代に建設された当時東洋一とされた小牧ダムが増水し、上流の大牧温泉の船着場が土砂で埋まった。

 この温泉はダムの最上流部にあり、ダムから約40分の船旅を満喫することができる。昔、猿がお湯に浸かっているのを見て泉源が発見され、険しい崖を削り建設された。建物の基礎がダムに水没し、部屋のベランダから糸を垂らせば鯉が釣れ、私も何度も宿泊したものである。

 ダムは長い年月を経て上流から土砂に埋まり、ついにこの温泉の船着場に達したものである。堆積した土砂を取り除かねば船が運航できないので、当分はバスに頼ることになろう。

 先日も記したが、今はウオータークロックと呼ばれる水の時代に突入した。詳しくは地球・先史文明研究家の浅川嘉富氏の著書「世界に散った龍蛇族よ!」(ヒカルランド社)に詳しいが、これから世界が水害に苦しみ、また旱魃に悩む時代になるという。

 それはこの地球が人類の愚かな想念で汚れ、幾たびの文明を築いてきた最後の文明になる証であるという。この文明は永遠ではない。

 その終焉のときが迫っているのは、知る人ぞ知る。

2018/07/11(水)


誕生日
 今日は家内の誕生日、75歳のお祝いに寿司を買う。ささやかな祝いの品だが、よく元気で家事をまかなってくれた。そして家内が本屋へ行こうという。

 目的はある本だった。その名は「人の名前が出てこなくなった時に読む本」松原英多著(kkロングセラーズ)だった。最近、家内が愚痴を言う。

 それは親しい人の名前が出てこないという問題である。顔はわかっても名前が出ないのは家内だけではない。私も時々出てこないときがある。その兆候は認知症だというので、心配して買う気になったものである。

 この本を読んだ家内が、いろいろ思い当たることがあると言う。家内は「認知症と家族の会」という全国組織の会に所属し、長い間認知症の人の世話をしてきた。
 
 明日も市内のビルで家族の集まりがあり、参加するという。認知症になる原因はいろいろあるが、その予防法も大切である。脳を活性化するため呼吸法が大切だというが、私は瞑想で必ず呼吸法をして心を整える。

 誕生日の喜びが認知症の心配になった。私も時々家内の言動に違和感を覚えるときがある。母は76歳で認知症になり、施設を転々として97歳で天寿を全うしたが、私は認知症だけはなりたくない。

 この本は認知症について詳しく解説され、認知症にならない方法をいくつも提案されていた。

 私も家内も健康寿命を超え、あとは健康で平均寿命にどれだけ近づけるかが問題である。ちまたでは人生を100年とし、その長い人生の対処方法を問う記事が増えてきた。

 500万人近い認知症患者は高齢化に伴い、今後益々増えることであろう。2020年には2人に1人が50歳以上になるという。

 この高齢化と認知症がどんな社会をかもしだすか、それはまもなく現実のこととなろう。

2018/07/10(火)


オウム事件
 かって日本中を震撼させたオウム真理教の麻原や幹部7人の死刑が執行された。現代まれに見るサリン事件を起こし世界を驚かせた事件も、その真相は闇のまま終わろうとしている。

 この狂気を何と理解するか。それは気が狂った集団の暴挙であるが、なぜ常識的に判断できなかったのであろうか。麻原には一流大学で学んだエリートたちが入信し、あのような高度な技術で多くの市民を殺傷した。

 私はこの原因を次元を超えた霊の世界に求めるのである。人は魂の存在であるから、この世で多くを学ぶために輪廻して考え行動する。

 そしてあらゆる経験を積んで、また霊の世界へ戻るのである。問題は今生の生活が慈愛に満ちた善行であれば魂の進化につながるが、人を苦しめ悲しめる非業を繰り返せば幽界の下層に戻り、不成仏霊となって苦しむのである。

 また災害や事故、テロや戦争などの争い、殺人や自死など非業の死を遂げた場合は、自分が死んだことさえ理解できず苦しみの権化となる。

 私は長い仏道修行で、この人生の軌跡をわが師から学んできた。不成仏霊となれば死を自覚できないので輪廻のシステムから遠ざかり、縁のある人に憑依してその人を悲惨な人生へと導く。

 俗に理解不明の不幸や災難は、この不成仏霊により霊的な障害によることが多い。だからわが師はこれらの霊障を発している先祖を仏陀の成仏法で解脱させ、輪廻のできる霊の世界へ導く解脱成仏法で死者を救われるのである。

 麻原や処刑された幹部たちは、強い霊的障害を受けていたことであろう。あれほどの狂気に満ちた殺人ができるのは、強い先祖の霊や恨みのある他人の霊的な障害を受けた可能性が大である。

 宗教は何を目指すか。それは魂を清め高めて神仏の境涯に進化させる目的である。そして二度とこの苦しみと悲しみの世に輪廻しない究極の悟りを得ることである。

 オウム真理教はその反対のことをしでかし、多くの不徳を残した。願わくば犠牲になった人々を成仏させ、死刑になった親族が仏道に目覚めることであろう。

 わけの分からない宗教を創立し、世間に多くの苦痛を与えたオウム真理教。その不徳は善良な宗教界にも多大の影響を与えた。

 これがこの世で学ぶ項目の一つであろうか。

2018/07/09(月)


珪素の秘密
 私は以前、永遠不滅の超微小知性体「ソマチッド」について書いた。それはどれほど過酷な環境にあっても死ぬことはなく、あらゆる場所で微生物よりはるかに小さく、

 宇宙エネルギーの素材ともいえる謎の生命体であり、免疫・自然治癒力の源であるソマチッドを活用すれば、あらゆる病気はなくなるというものである。(詳しくは「超微性体ソマチッドの衝撃」(上部一馬著)ヒカルランド社による)

 そのソマチッドを活性化させるのが珪素であり、珪素の取得により人は健康を保てるとある。そして今、今度はスピルチュアルな娘が一冊の本を見せてくれた。

 その本とは「高次元シリウスが伝えたい水晶(珪素)化する地球人の秘密」(松久正著) ヒカルランド社だ。その眼目は人の脳にある松果体が珪素で作られ、珪素はエネルギーの乱れを読み取れる能力があり、そのエネルギーを吸収して、乱れを修正するのに必要なエネルギーを放出するとある。

 珪素は地球で2番目に多い元素で、宇宙の英知は松果体から下に降りゆくという。そして自分の健康・寿命・仕事と生活・成功と失敗・どのような人生を送るかは、すべて高次元DNA遺伝子に組み込まれているとする。

 松果体は光の玉として感じることで、目には見えない高次元のDNA配列が読み取れて、その固体が体験する人生と身体のシナリオを察知することができるという。

 将来、この遺伝子を選べば、どのタイミングで、どういう環境で、どういう人生と身体になるかが判り、それを適切な課題として選ぶという。

 その悩みや困難、病気や症状を体験することにより、どういう気づきや学びが得られ、その結果、自分の魂エネルギーの乱れが修正できることを認識することができるという。

 この高次元DNAをうまく書き換えられない場合は二つの理由があるとする。一つは「自分だけの意識」よりも「集合意識」が強く、自分以外の家族や他人が否定的になり、本人の意識を反故にする場合である。

 そして二つ目が今までの古い地球社会の常識と固定観念で出来上がった知識と情報で埋め尽くされた脳を使いすぎることで、叡智の松果体における変換を疎外することだという。

 宇宙の叡智を得る松果体は珪素でできている。その珪素を摂取することにより、松果体を活性化させ、宇宙の叡智を得られる人間にすることが次元をあげる一つの方法であろう。

 私の次男が経営するホノカ社では、この珪素を水に溶かし100%取り入れたウモプラスを販売している。今科学が進んで、物質的な面からだけでなく、異次元の分野まで探求するスピリチュアルな道が進んでいる。

 わが師は仏道修行で、この松果体を活性化して異次元への探求を完成された。それは人の過去世を視て霊的障害を取り除く解脱供養である。

 間脳の視床下部の奥にある松果腺に、ある特殊なホルモンを流せばあの世が顕現できるとする。そして死して苦しむ先祖を悟りの道に導き、そのマイナスの影響から脱却する「成仏法」である。

 この世は多次元世界だ。それは目には見えない多くの世界が存在し、人の本体であるは魂は輪廻して霊的成長を目指す。

 真の幸福とはすべてのカルマから解脱し、二度とこの苦しみと悲しみの世に輪廻しないことであろう。

2018/07/08(日)


畑が冠水
 富山県一の大河、神通川の河口に近い河川敷にある畑が冠水した。上流の岐阜県高山地方で大雨が降った影響か、幅600mにわたって濁水が流れ50cmほど冠水してしまった。

 通常は幅300mほどの川幅が600m以上を越えて流れるのは、ここ10年振りである。水流は激しく、上流からいろんな資材が流れて、ところどころに引っかかっていた。

 スイカの囲いが無残に倒れ、収穫前のスイカがむき出しになっている。とうもろこしは水流に押されて倒れ、その他の野菜も泥をかぶり倒れている。

 予想はしていたが、どうも深夜にダムから大量の水が放水されたようである。これは自然災害であり、人智を超えた被害である。畑一面に泥を被り、長靴が沈んで歩くのも困難である。

 比較的被害が少なかったナスやトマト、ピーナッツやサツマイモは何とか育つであろう。だが雨は今日も降り続く。

 この洪水で唯一助かったのが、モグラやネズミの駆除だろう。50cmも冠水すれば土の中に住む生き物は生きてはいられない。聞いた話では2年間は姿を見なかったそうだが、すぐにまた姿を現したとある。

 今回の水害で被災された方々のお見舞いを申し上げよう。洪水で家が水没したり、ガケ崩れで家が倒壊し、損傷したり、流されて命を落とされた方もいる。

 災害は常に我々を苦しめる。だがこれも天の定めである。災害からいかにして身を守るか、それは神仏のご加護を頂くしかあるまい。

 人は長い輪廻の末にいろんなカルマを積む。願わくば、困っている人の助けになるような善行を積むことが、運を良くする最善の方法であろうか。

2018/07/07(土)


ウォタークロックの時代に入った
 この全国的な豪雨は甚大な被害を与えてまだまだ続く。北九州や四国、近畿、東海などが特にひどく、四国ではすでに1000mmの雨が降ったと言う。

 本土を横切る梅雨前線が、南の暖かい空気を運び、全国に雨を降らせる。時には1時間に120mmもの記録的な雨を降らせるから被害は甚大となる。

 この富山県でも山沿いで24時間雨量が200mmを越えたとあり、7月としては観測史上以来の記録となった。この雨は日曜日まで続き、更に被害の拡大が懸念される。

 九州北部では昨年の今ころ、豪雨で甚大な被害を被り、死者40名、住宅の被害も3140棟にのぼり、今も1100人が仮住まいで暮らしている。

 地球・先史文明研究家の浅川嘉富氏はニュージランドの先住民族であるワイタハ族のポロハウ長老から次の予言を託された。

 それは「2011年1月12日から、この地球はストーンクロック(石の時代)から、ウォータークロック(水の時代)へと移り変わる重要な日」だというのである。

 ウォータークロックの時代に入ると、女性性や調和が大事にされ、肉体と意識(ハート)のバランスが保たれる時代になるが、この時代が始まる前には、宇宙から氷の塊が落ちてきたり、地上の水が蒸発して大量の水蒸気が出たりして、各地で洪水が発生することになるという。

 5000年の歴史を持つ先住民であるワイタハ族は、シリウスからの英知を受けて代々この予言を伝えられたものである。これからの世は、益々洪水の危険性が増す世となるはずである。

 これも人類のカルマである。このまま物や金にこだわり、われ良しの世とするとき、大いなる人類の危機が待ちうけているであろう。

2018/07/06(金)


カラス被害
 畑のスイカが3個、カラスにやられた。ソフトボール大のスイカをつつき、穴を開ける。まだ未熟で甘みもないものをつついて何が得られるのであろうか。

 穴をあけられたら食べられないので、取って捨てる。このカラス被害はよく知っているので防御を欠かさないが、周囲を網で囲った出入り口の網を閉め忘れたのが原因だった。

 5m四方に囲った畑の上には、テープを張り巡らし、空から進入しないようにしているが、一番の防御はスイカを草で覆うことだ。

 今年は上出来で、2本植えた苗に10個ほどのスイカが育っている。今、スーパーでは1個2000円程度で売られているが、これだけあれば十分。

 河川敷の畑はモグラやネズミ、カラスにイタチの巣で、まともに作物を食わしてくれない。だが考えてみれば、これらの生き物も生きてゆかねばならない。

 その食べ物は作物である。だから私は食べられてもあまり怒りの心は出てこない。それはほどほどにして生き物にも分け前を与えてやろうとの慈悲の心である。

 トウモロコシが実をつけだした。このトウモロコシも栽培が難しく、穂に害虫が住み着き、受粉を妨げる。やむなく一度消毒したが、それでも多くの穂の茎を食べられ、受粉できないものもある。

 今はたまねぎやジャガイモの収穫が終わり、インゲンやトマトにナスが最盛期となった。畑では常に土の下や空から獲物を狙うヤツがいる。

 それらと共生しながら、私は作物を栽培する余暇を楽しんでいるのである。

2018/07/05(木)


大切な忘れ物です
 昨日は大きなハプニングがあった。それは少額のお金をA銀行からB銀行へ移すため、2種類の通帳とキャッシュカードを手提げ袋に入れて銀行へ向かう。

 下ろした現金をB銀行へ預けるためにATMに向かう。操作が終わったのでATMを出て車へ向かうと、後ろで女性の声がした。

 「ちょっと! 忘れ物をしたわよ!」

 私はハッ!と気づく。そうだ、手提げ袋がない! すぐにATMの部屋に入りATMの上に置いた袋を手にとる。その中にはA銀行の通帳とキャッシュカードが入っていた。

 この女性は私の操作を外から見ていたのであろう。すぐに私に知らせてくれて、大切な通帳とカードが手元に戻った。実はこの袋には暗証番号を書いたメモも入れていた。

 盗めば、すぐに現金が引き出せる。暗証番号のメモは、忘れないためにメモしたものだが、落とせば一巻の終わり。善良な人に拾われれば戻ってくるだろうが、そこは運次第である。

 最近老化が進み、人の名が出てこない場合が多くなった。私は必死で瞑想し、記憶力の訓練を行う。

 ことお金に関わる通帳の扱いは特に注意していたが、とんだ事件を起こすところだった。それに暗証番号を通帳と同じ場所に入れるとは、盗んでくださいと叫んでいることと同じであろう。

 今は年金だけが収入源で、わずかなお金に振り回される。善良な人にめぐり合うのも縁次第。仏道修行では常に良いカルマを積むよう指導される。

 この世を善人だけの世にしたいものだが、それは叶わぬ夢であろう。

2018/07/04(水)


夏の立山
 7月に入り、山開きや海開きが始まった。夏の山は登山者でにぎわうが、私もよくカメラをかずいて立山へ向かった。その記録を「今月のテーマ」の写真で更新する。

 俳誌「雲の峰」の会員の中から写真を説明できる俳句を選ぶのだが、今月のテーマは「夏の立山」とした。その最初が次の俳句である。

 ”住みつけば そこがふるさと 若葉風” 杉江茂義

 私はこの句に立山天狗平から見た大日岳の写真を添える。チングルマが咲き誇り、遠くに大日の雄姿が見える。なぜこの俳句を載せたかというと、それはこの富山市が私の第二のふるさとだからである。

 私は昭和15年の3月に、今は合掌造りで世界遺産になった越中五箇山で生まれた。太平洋戦争が始まる10ケ月前で、厳しい生活が家族を襲う。

 父は徴兵されていたから、母の苦労は大変なものがあったであろう。養蚕が唯一の産業で、父は出稼ぎと炭焼きで生計を立てていた。

 働く場がないため私は町の高校へ進学し、運よく電力会社へ就職できた。そして富山市に居を構え60年。今は田舎の家はすべて解体処分し、跡形もなくなった。

 そのためこの富山市がわが故郷となる。写真を趣味とする私は、この富山県が大好きである。それは山紫水明の県で、特に立山や剱岳など3000m級の連邦が見渡せるからである。

 特に高岡市の雨晴海岸から眺めた立山連峰は、海越しに高い山が連なり、ペルーのアンデス山脈とトルコのアナドール山脈の世界でも三箇所の名所である。それは11月から3月にかけて海にケアラシが立ち込め、幻想的な風景をかもし出すからである。

 かって天平18年(764年)から天平勝宝3年(751年)に、越中の国司として在位した大伴家持が詠んだ句がある。

 ”立山に降り置ける雪を常夏に 見れども飽かず神からならし”(巻17−4001)

 (解説:立山に降り積もった雪を夏中見ていても飽きない、神山の名にそむかないことよ。)

 立山を窓から拝めるれるこの地を、第二の”ふるさと”としよう。その立山は今が観光の盛り、4月から20m近い雪の谷を切り開いたバス道、「雪の大谷」が特に有名である。

 夏の立山は私のHPで、「今月のテーマ」を見ていただこう。

2018/07/03(火)


運命
 人はこの世に生を受けて、あらゆる境涯を経て死に至る。それは運命である。その一巻を昨夜のNHKBSスペシャル「アマゾンの秘境」に見た。

 広大なアマゾンの流域には先住民をはじめ、500年前に新天地を目指して入植したヨーロッパの国があった。彼らはこの国の地で生活するため、いろんな作物を栽培する。

 その一つがコーヒー豆であり、ジャングルを切り開き、人手は遠くアフリカから奴隷として500万人の黒人を搾取した。その末裔が今もアマゾン川周辺のジャングルで生活している。

 番組の現地ルポでは、小さな熱帯魚を捕り、それを売って生活を営む種族がある。珍しい熱帯魚は日本やヨーロッパなどに輸出され高値で売れるが、彼らの手元に残るのはわずかなお金である。

 そして今、この珍しい熱帯魚が養殖され、彼らの商売は成り立たなくなった。多くの人が貧困にあえぎ、猟師も激減したという。

 またある種族はジャングルで金の採掘を行う。苦労してもわずかしか取れない金の粒を求めて、一生を賭ける。その採掘も不法な事業であり、多くの争いが起きて殺されたり、政府の監視が厳しく多数の業者があきらめてその場を去ったという。

 過酷な熱帯のジャングルで過ごす彼らは、子供が生まれても教育もできず、妻と子が夜逃げしたり貧しい生活に耐えながら一生を過ごす。

 多くは混血であり、貧困が彼らから去ることはない。この過酷な現実は運命である。先祖が奴隷として売られ、過酷な労働を強いられるためジャングルに逃げた末裔であった。

 今はそんなことはないが、奴隷ほど悲惨な人生もあるまい。この過酷な人生は過去世で自らが選んだ生き方だといえば信じてもらえるであろうか。

 人はこの世で悲しみと苦しみの極地を味わう。それはその経験によって人の何たるかを学ぶためである。まだ幼稚な段階の魂を持てば、その進化を求めて次なる人生を決めるのである。

 その証拠に私の手元に1冊の本がある。その名は「自分を選んで生まれてきたよ」いんやくりお著(サンマーク出版)だ。

 2001年に生まれた”りお”君は、あらゆる難病を抱えてこの世に生を受ける。それは生まれる前からの記憶であり、生まれた意義を克明に語る”りお”君の記録である。

 人はこのようにして、この世で多くの学びを得るが、わずか90年程度の学びでは足りないため、また転生して足りない部分を学びなおすのである。

 過酷なアマゾンでの生活は、その学びの一巻であろう。

2018/07/01(日)

My Diary Version 1.21
Written by 中村邦夫 CGI提供じゃわ