■認知症
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家内が認知症の症状を呈し、次第に重くなるので心配している。今日一通のハガキが届き、読んでみると7月に発注した認知症に効く食品の値段が入金されていないとの通知だった。
新聞の広告を見て注文したのは覚えているが、その後はもらうだけで代金ははらっていなかった。小さな小包には請求書なるものがなく、商品と効能を書いた広告だけであった。
2ケ月に1回、自動的に発送されるそうで、やめるときは電話しなければならない。そんなことはとっくに忘れて、家内は請求書を見ても自分が対応すると意に介さない。
私はそれを押し切って先方に電話して、商品の発送中止を願い出た。そして2回いただいた代金1万円は前商品を返していただければそれでよいという。
最初にもらった商品は総て飲んでビンは空だったが、9月の初めにもらった商品は手がついていなかった。明日の午前中に郵便局員を派遣するので、箱を渡してほしいという。
この件を見ても、家内は自分で判断し、以後も続けて管理する能力が著しく欠如している。幸い私が電話し、相手の承諾を受けたので事なきを得たが、認知症には叶わない。
家内の認知症は加速度をつけて進む。それは日中暇で、ほとんど寝て暮らすからである。今や800万人が認知症だという。私も記憶力が次第に減退するのが分かる。
この先、老人の生きる道には大きな関門が出来沸くであろう。それは認知症の増加である。父も母も認知症だった。私もその傾向があり、できるだけ伸ばせるようこの日記に賭けているのである。
2022/09/29(木)
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