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■認知症
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家内が軽い認知症となり、検査の結果介護度1と認定された。この認知症の人たちを癒す施設がいくつもあり、家内は周に1日をこの施設で過ごす。
朝は8時半に車で迎えに来て、夕方4時に帰る日程だが、施設は約30名が入居でき、お風呂へ入ったり仲間と話をしたり、軽い体操など日ごろ家ではやらない運動をしているそうだ。
家内の認知度は進行性で、その程度は毎月悪くなる傾向がある。今日も晩飯を外部から提供していただくのに、自分の判断で家の冷蔵庫の品と混ぜ、辛くてたまらず捨ててしまった。
食事の準備は毎日冷凍で届く外食からの品を解凍し、2食分を3人に分けて食べるのだが、その仕方が分からない。そこでその準備は私の役になっているが、今日はコタツで寝てしまっていた。
長男が仕事から帰り私を攻めるが、家内は長い主婦業で磨いた腕を発揮したいのであろう。それが次第に出来なくなり、自分勝手の献立になってしまうのである。
施設は重度になれば毎日通うことができるが、軽い家内は周に1日だけだ。家にいる時間は私の仕事として食卓を揃えているが、昔の思いが強く、家内は自分勝手でもやりたいのであろう。
認知症は治ることはない。これから益々悪くなると思うが、少しでもそのスピードが遅くなるように施設にお願いしているのである。
私も家内ほどではないが、記憶力は大きく減退した。人の名や地名がすぐにでてこない。これからの生活が如何になるか、それは神のみぞ知る。
2023/05/31(水)
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■家庭菜園
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元気なうちは家から少し離れた神通川の河川敷で、野菜を栽培していた。ここは川の河口で広い河川敷が広がり、多く人たちが菜園を運営し楽しんでいた。
10m四方の畑が年に2000円で借りられる有利さと、土質が良いので美味しい野菜がフンダンに取れた。その畑の栽培も年齢には勝てず、今年からやめにした。
その代わり家の庭に少し空きがあるので、狭いながら野菜を栽培することにした。まずはキヌサヤエンドウにトマト、そしてナスと小玉のスイカである。
そのうちエンドウ豆が食べごろになり、おつゆに加工して毎日食べている。トマトも2種類を植えたので、今は花が咲きだした。そしてスイカである。
畑はスイカを植えるスペースはなかったが、店へ行くと黒い小玉スイカの苗があった。本当はサツマイモを植えるのだったが、店で聞くと、今年は不作で苗が手に入らないという。
あの品種「べにはるか」の味は忘れられない。ストーブで焼き芋にして食べると甘くて柔らかく一番の好物だったのに、残念だった。
10数年河川敷で磨いた腕は忘れない。毎日、家の居間から畑を眺めて、その成長を楽しんでいるのである。
2023/05/29(月)
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■車検
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スズキの軽四を買って3年。車検の時期が来て買った店と相談し、一昨日から検査をしてきた。そして今日の朝は点検の終わった車を取りにゆく。 息子が通勤に使う車だったので、同じスズキの軽四を貸していただいたが、車種が違うので運転がし辛い。少し古い型だから当然かもしれないが、新車の機能と違い戸惑うことがあった。
この台車は古い型で、室内が狭い。運転席を延ばせば、後部座席がより狭くなり窮屈だ。理由は後ろにスペアタイヤのトランクを備えているからだ。
今の新車はスペアタイヤを積まない。それは装備したタイヤのパンクする確立がはるかに低いからであろう。その分を室内を広く出来る利点が生ずる。
息子が心配している。それは左右のサイドミラーを調整する操作が分からないからだった。それなのにサイドミラーを車体に倒したまま運転してきたという。私は操作をしてミラーを元の位置に戻したが、運よく事故にならなかった。 今の車はこの3年間で約2万8千km走った。エンジンオイルや関係部分を点検整備し、自賠責保険や1万8百円の税金など、関係部分の手入れや、少し傷んだ部分を直して約10万円の費用がかかった。
しかし、この新車はよく走る。私は毎月記録しているが、今時は平均25km/lで、冬でも20kmは走る。本格的なハイブリットではないためこの程度だが、以前は15kmさえ出せなかった。
私の運転寿命はあと10ケ月。運転しながら気付くが、運転は近くの買い物程度で止めておこう。40年、70万kmが私の記録である。
2023/05/25(木)
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■車検
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3年前に買い換えたスズキの軽四が車検を受ける時期が来た。今日は朝早く近くの販売店へもって行く。車は長男が通勤に使うので、今日は定休日だし都合を見てだしたものである。
買った店は普通の店で、経営は父と娘にもう一人高齢のおじいさんが勤めている。私は過去40年間で6台を廃車にして70万kmは走った。
私の免許は来年の4月まで有効であるが、今は老化で極近くのお使いしか利用しない。この40年間はいろんな思い出をこの車で味わってきた。 まだ独身に時はオートバイだったが、本田の軽四からトヨタのカローラ、三菱のシャリオグランデスまで、大小いろんな種類の車を使い遊びまわったが、楽しい思いやヒヤ!とした恐怖も何度かある。
私が一番反省しているのは、家の庭を石つくりに作り変えようとして、田舎の谷川から小さな石ころをハッチバックの車に乗せて運んだものだ。谷川の石は無料とばかり誰にも言わず十数個も運んだ。
そしてあるとき、不要になった石を車に乗せ、昔あったところと違う場所に捨てようと、田舎に運んだ帰りの自損事故を思いだす。
山の国道を走っているとき、川の流れを見て前方をよく確認していなかった。そのとき突然車が左の縁石にぶつかり、左前輪のタイヤをパンクさせた。
しかたがないので、自分でスペアタイヤと取り替えたが、町に着いて詳細を点検してもらうと車のフレームまでへこんでいて、取替えが必要だと言う。
タイヤ1本。フレーム付きで約3万円の損失だった。庭の造成は自己流で人に見せるようなものではない。ここで私は思う。
自然のものでも私は泥棒をした。その天罰として車の損傷と修理代を払う運命になった。これも私の魂の未熟さから出た愚かさであろうと。
いかなるものでも大自然と自分を取り巻く環境に感謝し、お礼の感情を忘れないで感謝ができるよう心を正しく保とうと思う。
2023/05/23(火)
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■A子さんの悩み
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A子さんは私と同じ年代の主婦であるが、次男を病気で亡くし、夫も大酒のみで脳溢血で亡くなった。今は一人暮らしで小さな家で暮らしているが、長男は少し離れた富山市に家を建て、彼女と同棲している。
その一人息子がすい臓がんと診断され、ステージ4の状態で苦しんでいる。体重も20k痩せ飲食業も止めて療養中である。未婚の女性と同棲しているためか、息子の家には行き辛く、昔からの長屋で寂しく暮らしているのである。
そして毎日のように家内に電話をかけてくる。それは愚痴に近く自分がなぜこのような悲惨な運命に置かれているかを話して気持ちを落ち着かせるのだそうだ。
恐らく息子の命はあと数ヶ月であろう。すい臓がんと聞いて、助かった例を私は知らない。家内に毎日愚痴を言うので、家内が嫌い私に電話を回す。
私は端的に私が持つ信念を 話してやった。「それは息子や自分の運命だよ!」それは生まれる前からその運命を背負ってこの世に生まれてきたのだよと。
この世で一番進化した生物は人間であろう。ではなぜ人はこの世に生まれてこのように苦しむのか?その答えが分かれば気持ちは楽になるであろう。
私は長い仏道修行で、人とは何かの多くを学ばせていただいた。この世は総てが進化のために生命を預けられていて、その進化の道を歩まねばならない。
その基本が魂の存在であろう。魂は目には見えないが、心を左右する人間の基本生命体である。その行動理論は「因縁果報」「因果応報」である。
それは「善には善を、悪には悪を」の通り、自分の魂が神仏のような存在になるまで、多くを学ばねばならない。善行を行えば嬉しいことが、悪業を行えば苦しみを受けるのがその基本である。
今、自分が背負う苦を分析し、その苦はどこからの前世から来たかを考え(前世を透視できる人が必要)、その悪業を帳消しに善行を行うのがこの世に生まれた基本理念である。しかしいつの年代の悪業か分からなくても、常に善行を行うのは必須である。
釈迦はその魂の進化の法則を説かれた。それは「七科三十七品」と言い、7つのシステムと37のカリキュラムを学び、それが輪廻を卒業する教科書となるものである。
私もまだまだその域には達しないが、その方法は学んでいる。進化の段階はシュダオン、シダゴン、アラカン、アルハットの順と成長し、最後は輪廻の輪が切れて仏界に到達できるとする。
この世は人としての多くを学ぶ学校である。まずはその学校が自分を取り巻く喜怒哀楽の舞台と心得て、あらゆる善行を心がけてみよう。
(輪廻転生については良い本が有るので、次回に紹介しよう)
2023/05/20(土)
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■小熊牧久様へ
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小熊牧久様、お頼りありがとうございます。私は阿含宗の信徒で、北陸本部に籍をおいています。住まいは富山市で、普段は集会所と例祭にお参りしています。
先日、私の仲間があなた様の手紙を持ってきてくださいました。思わぬ出来事にびっくりし、昨日はその手紙をいただきました。
私は事あるごとに自分のことをこの日記に書いています。昔から不安神経症だとか、最近は便秘で苦しんでいることなど80歳を越えた今、いろんな点で苦しみを味わっているのです。
手紙には便秘を治す秘訣が書いてありましたが、私も新聞広告で良い方法を知り、今その治療をしている最中です。ビタミンCが便秘に利くとは知りませんでしたが、今は体調が悪く元気が出ません。
もう少しこのまま治療を続けて、詳細をお聞きするかも知れませんが、そのときはよろしくお願いします。
私もガンの因縁を持つ身。その結果は神仏にお任せです。もう修行歴は40年にもなりまして、年齢も83歳の男の平均寿命を越えましたが、何とかして助けてほしものです。
体調を気にせず、公表してしまいましたが、お許しください。わざわざのご好意、心から感謝申し上げます。これからもよろしくお願いします。ありがとうございました。
2023/05/18(木)
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■新鮮な野菜
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越中五箇山育ちの私は、小さい頃から親の手伝いをしてきた。メス牛を飼い子供を生ませて収入を得る。長い年月のかかる飼育での収入だが、それは祖父や子供たちが草を刈り、餌をやって育てたものである。
父は冬は出稼ぎ、夏は山奥での炭焼きで忙しく、私も弁当を持って泊まりがけで手伝ったこともある。水力発電所からの用水が完成し、集落の周りには田んぼが多数出来た。それは売りに出せるほどの面積で、少ない生活費の捻出の一つであった。
私は高校進学のため、町の知り合いの家に下宿する。3年が過ぎて私はサラリーマンとなり、富山市の電力会社へ就職する。そして数十年が過ぎ定年を迎える。
母が農業組合の事務員をしていたため、生活はそれほど貧乏ではなかったが、今でも田畑で親の手伝いをしていたことを思い出す。 無事定年となり、神通川の近くの団地に住居を構えて余生を楽しむ。その一つに家庭菜園がある。富山県一の神通川では大きな河川敷があり、そこは国土交通省の許可を得て農地となっている。
肥沃な用地は作物が良く育ち、いろんな野菜を栽培してきた。10m四方の畑を年2000円で借りることができ、小さい時からの思い出を十分に楽しめた。
土質が良いためよく育ったが、10年に一度ほど大水がでて河川敷が冠水し、野菜が全滅したこともある。特に畑はモグラや野鼠の巣で、いも類は多くを食べられた。
80代となりまだ元気なので、今年から家の裏庭で10坪ほどの空きが有り、そこで野菜を栽培することにした。作物はエンドウにトマト、ナスとサツマイモだが、サツマイモの苗はまだ手に入っていない。
80代に入れば仕事もなく家で寝て過ごすことが多い。その暇な時間を利用して身体を有効活用するのである。さてどんな野菜が収穫できるか、それは今後のお楽しみとしよう!
2023/05/15(月)
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■老化には勝てぬ
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若い時から元気だった私も、最近の様子から体力の減退をじかに経験することになった。それは毎日が家に引きこもり、体力を温存しようと思っても足や心臓は正直だ。
体力の現象はまず歩行が遅くなることだ。前かがみになり歩幅と歩数が少なくなり、家内に負けてしまう。老人の特徴は前かがみになり猫背となることで、大よその察しがつく。
自分でも自覚しているが、83歳を迎えたら急に歩行が苦しくなってきた。家にいればごろ寝ばかりだから、毎日家内と散歩することにしている。
散歩のルートは三箇所あり、家から1km以内のコースである。わが町は風光明媚で、200mも歩けば長い運河に出て景色を満喫できる。
この運河は大正から昭和の初期に掘削された運河で、富山市内を曲がりくねって流れる県内一の神通川のルートを直線にするためと、工場誘致に利用するために掘削された。
幅は約50m、長さは富山港から6km近い長い運河である。その運河は遊覧船が走り、沿線には桜が植えられ花見に最適だ。
運河の見所は中央付近に高低差2.5mのパナマ式水門を設け水位差を調節する設備があり、これも見所の一つになっている。
花見時には観光船は満員で、多くの人が楽しんでいて、それを見る私も楽しくなる。そして船は今も走り、土手の観覧席から眺めて心を癒すのである。
老化すれば健康が第一である。最近胃腸の調子が悪く、医者のお世話になっているが、持病の不安神経症も私を悩ませる病気である。
老人には散歩が欠かせない。少しでも良いから家に引き込まず、外へ出て家内と散歩しよう。あと何年生きられるか分からないが、散歩は健康の秘訣であろう。
先日も昔お世話になった火力発電所の工事で、ボイラやタービンを据えつけられたFさんからの突然の電話で、古い昔を思い出した次第である。
光陰矢の如し!今思えば短い人生であった。だが多くの学びを終えて次なる輪廻の道が待っている。
2023/05/11(木)
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■思いがけないFさんとの会話
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今日は2件の同じような電話がかかり、うんざりしていた。やれ古着がないかとか、使わない家電製品がないかとか、すべて高く買いますとの話で、数ヶ月に1度くらいかかってくる。
居間の電話が鳴った。また同じ電話だと思いながら受話器を取ると、何と30年前の職場で働いたメーカーの所長さんだった。
私は現役時代、会社の心臓部である火力発電所の建設で、工事の安全を統括する課長を命じられ、社員やメーカーの作業員に土木業者など、最盛期は約2000人が働く職場で奮闘していた。
特に発電所の心臓部であるボイラの建設では高所作業が多く、かつ部材が細部に分かれ、それを組み立てるには大きなクレーンが必要であった。
そんな中、日本3大メーカーの一つを指揮されるFさんとは気が合い、工事の安全を祈る私は必死で仕事に取り組んでいた。だが仕事だけでは身体が持たない。ある日、仕事を離れて少し旅行でもしないかとの話になり、わたしは故郷の世界遺産である合掌集落を紹介した。
お互い夫婦で休みを利用し岐阜県の下呂では温泉に浸かり、今までの苦労を癒した。そんな思い出をF氏は簡単に話された。私はすぐに思い出せず、少し時間を置いてから当時を思い出すことが出来た。
F氏も職場では安全作業が重要と日夜苦労されていたという。私も発注者としての安全管理で、毎月のように現場で負傷者を出し、本社の部長から忠告をいただいた記憶がある。
そして、8mの吊り足場から転落した16歳の少年が大怪我をしたとき、七尾市の労働基準局から法違反で送検すますよとの警告を受けたこともある。
工事は2年半に及び、私は本社勤めから関連会社へ出向となる。そして3年目でめでたく定年を迎えた。F氏とは同じ職場で工事の内容は違え、供に安全を第一に働いた往時のことを話し合い、楽しいひと時を過ごした。
二人とも80代となり、あとは余生を趣味に過ごすことになるが、F氏は別として私には趣味がない。写真撮影はすでにやめ、読書もしない。
そんな話を聞き、私はF氏との関係が嬉しく、趣味に没頭できるのががうらやましくなった次第である。
2023/05/08(月)
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■能登の大地震
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昨日の午後2時42分、能登地法の最先端で大きな地震があった。震源地の珠洲市は私が若い頃、仲間と旅行した地でよく覚えている。
家内と家にいると突然携帯電話のベルが鳴り、地震と判断する。地震は数秒後に来た。横揺れが30秒ほど続き、揺れはそれほどでもなかった。
能登の震源地では震度6強と大きく死者は少ないが、倒壊した家や屋根の損傷、がけ崩れで家に重大な損傷を与えたところもあった。
私はすぐに地震と気付き身構えたが、それほどの揺れではなかった。私地震の怖さをよく知り、タンスや食器棚など倒れそうな家具は総てを倒壊防御しているが、震度4程度では、何も心配はない。
能登では2年前から頻繁に地震が起き、規模は小さいためあまり気にしていなかったが、ついに大きなヤツが来た。私が地震を始めて知ったのは3歳程度の子供だった。
美濃大地震で、畑で母の仕事を見ていたときだが、その揺れ方は今も思い出す。阪神淡路大震災が証明しているように、地震ほど怖い災害はないであろう。
2ケ月前に発生したトルコとシリアの地震も5万人もの犠牲者を出した。今日のテレビでも町は壊滅状態で住民はテント生活や避難して、町は崩壊したままの様子だった。
私の地区も呉羽山断層が走っている。今は何の兆候もないが、起きる確立は3%程度だというが、確率は低くても安心は出来ない。
文明が発展し、人類はいろいろな災害を起こす元を作った。それは自業自得であろう。だが地震だけは人類の手で押さえることはできない。
今や世界中が霊性を失い、我良しの争いを起こして多くの犠牲者だしている。それは天を通じ、過酷な災害を通じて事の非を知らしめているのであろう。
ブラジルの夢予言者ジュセリーノが見た地球の終末、2043年が私の頭をよぎるのである。
2023/05/06(土)
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■新緑の森
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今月のテーマ写真は「新緑の風景」とした。私は大自然が好きで、特に深い森に巨木が映え、一面に緑の中に埋没するような感覚を覚えるのである。
それが私が育った田舎の山である。全山がブナの林で、中には樹齢500年を越えるトチの巨木もある。生家がこの山のふもとにあり、よく山に登り緑の空間を満喫したものである。
小鳥の鳴き声は朝から絶えず、時々山鳥やフクロウなどの大型の鳥も来て、大きな泣き声を聞かせてくれた。
一番記憶に新しいのは冬で、家のそばは野うさぎの通り道になっていた。そこでその道に細い針金で輪を作り、首を突っ込めば閉まって息が出来なくなるワナを作り、このウサギを捕まえるのが冬の遊びだった。
当時、野ウサギが多く畑を荒らすので困り果て、役場はウサギの両耳を持ってくれば確か100円ほどの手数料をくれた覚えがある。
ウサギの被害があまりにも多いので、集落の総出でウサギを駆除する日を設け、数人の猟師をあらかじめ800mの高さに登らせ、下からセコの村人が数十人も山を囲むようにしてウサギを上に追い上げるのであった。
ウサギは前足が短いので登りは早いが、下りが苦手である。だから猟師を先に登らせて待ち、下から上へ追いやる戦法である。こうして上の猟師は簡単に撃ち殺すことができた。
私も子供ながらにセコとなり、雪の上を踏みしめ下から急な山を大声を出して上へ追い出した。そして戦果は多い時で十数匹も捕れ、捕獲に寄与したものである。
いろんな思い出の田舎を出て60年が過ぎた。このブナ林の写真の記憶は死ぬまで忘れないであろう。
2023/05/04(木)
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■便秘
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私は1年前から便秘で悩んでいる。初めて気付いたのは便意をもよすが、りきんでも細いミミズのような便しか出てこない。以前は太い大きな便が長く出たが、そんな便は消えてしまった。
そこで医院へ行き便秘薬をもらう。最初は便が柔らかくなるものだったが、5種類の薬に追加した。胃腸を掃除して円滑にするものや液体の薬に、また閘門に差し込むものまで試してきた。
一番反応が早いのが胃腸を掃除する薬で、飲んで1時間もすればすごい下痢となって排便に至る。1回では済まず、今晩は間をおき、3回も連続して便所へ通った。
便が太い時から細くなったと言うと、腸内にガンなどの突起物の発生がないかと言われ、検便をしたが異常なかった。一体この便秘の発生原因は何であろうか?
高齢化すれば何かと病気勝になる。家内も足腰が弱り、医者通いだ。今日の排便は3回も通ったので、お腹はすっきりした。
私の胃腸は弱っているらしい。そのため新聞に載っていた腸を活性化するサプリメントを注文し、胃腸薬エビオス錠も欠かさない。
便通は生きる基本だ。通じが良くなり快適な生活ができて楽しい老後がある。早くこの薬剤で全快したいものである。
2023/05/01(月)
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