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■今注目しているスモールブランドの新作時計5選
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“マイクロブランド”でも何でも呼び方は自由だが、ワールドタイマーからダイバーズウォッチまで、彼らは感動的な時計をつくり上げている。
2017年、私はシカゴのダウンタウンから電車に乗って北へ30分ほど行き、自分にとって初めての“マイクロブランド”ウォッチであるオーク&オスカーの新作、“オルムステッド”を購入した。12月のシカゴらしい寒くてどんよりとした日で、オーク&オスカーの狭苦しい本社に座り、ウィスキーを片手にふたりのチームとおしゃべりしながら、新しい時計のブレスレットのサイズを調整してもらっていたのを覚えている。
あれはもうかなり前のことだが、今でもこの時計がスモールブランドやマイクロブランドの魅力を象徴しているように思える。そのあとこの市場は拡大の一途をたどり、すべてを追いかけるのがほぼ不可能になっている。こうしたブランドの優れたデザインや仕様の時計を見かけない日はほとんどない。
過去20〜30年のあいだに、これらマイクロブランドは、グローバルなサプライチェーン(多くは中国で製造されるが、必ずしもそうとは限らない)を活用し、小売チャネルを介さずにオンラインで消費者に直接販売する手法や、セリタやミヨタ製の手ごろで手に入れやすいムーブメントを使うことで成熟してきた。多くは少量生産や予約注文モデルで展開されており、このような要因によって、熱心な愛好家から手っ取り早く稼ぎたいと考える人まで、誰もが時計を製造し販売できる環境が整っている。優れたブランドは興味深く革新的なデザインを生み出し、そのなかには技術革新も増えつつある。
best microbrand watches 2024 ロリエ、 エコ/ネイトラ、マリンの新製品。
2018年、ジェームズはマイクロブランドの台頭について記事を書き、レイヴン、ハリオス、アウトドローモといった第1世代のパイオニアたちを取り上げた。
「品質や誠実さよりも、新しさや安さに対する傾向がある」と、アウトドローモのブラッドリー・プライス(Bradley Price)氏は当時語った。「その巻き添えで、一部の時計バイヤーの頭のなかで、スモールブランドがひとまとめにされてしまうが、実際はもっと複雑だ」
新しいブランドがほかのブランドの消滅とほぼ同時に現れるような状況は、今でも変わっていないと言えるだろう。
数年後、ローガン・ベイカーは、前述の要因を巧みに利用し続ける時計製造における新たな“ミドルクラス”についての記事を執筆した。米国(ブリュー、モンタ)をはじめ、英国(フェラー、アンオーダイン)、東南アジア(ミン、ゼロス)、そのほか各地で、こうしたブランドはしばしばワクワクするような時計をつくり出しており、多くが成功を収めている。少なくとも数社が、年間売上高が1000万ドル(日本円で約15億3410万円)を超えていると話している。
これらスモールブランドは多くの場合、大手の伝統的なブランドが作れない(またはつくろうとしない)時計を製造している。これは、愛好家による愛好家のための時計であり、大抵は少人数のチームが運営全体を支えている。そうしたブランドが集まる場に、私はいまだに刺激を感じている。先週、ニューヨークで開催されたWindup Watch Fair(ワインドアップ・ウォッチ・フェア)を見て回り、いくつかのブランドに感銘を受けたため、ここで私のお気に入りを5つ(プラスおまけでもうひとつ)紹介しよう。
少なくともそのうちのいくつかは実際に試す予定だ。とくにもっと見たい時計があればコメントで教えて欲しい。また、私が見逃しているスモールブランドやマイクロブランドがあれば(おそらくたくさんあるだろう)それも教えて欲しい。
ロリエ オリンピア クロノグラフ lorier olympia chronograph ロリエは2017年以降、20世紀半ばのデザインにインスピレーションを受けた手ごろな価格の時計をつくり続けている。このニューヨークのブランドの最新作は、1960年代の伝統的なレーシングクロノグラフを現代風にアレンジしたオリンピアだ。オリンピアにはどこか懐かしいデザインの趣があるが、ソフトなレッドとブルーのアクセントが今っぽさを加えている。これはある特定の時計へのオマージュではなく、1960年代という時代そのものへのオマージュだ。この種の時計でありがちな“本物が欲しくなる”ということも、ロリエ オリンピアには当てはまらない。このスタイルはそれ自体で十分に満足感を与えてくれる。
lorier olympia chronograph wrist shot 私の6.3インチ(約16cm)の手首に装着したロリエ オリンピア クロノグラフ。
オリンピアの316Lステンレススティール製ケースは39mm×13.8mm(ラグからラグまで46mm)で、その厚みのうち2mmはドーム型のヘサライト風防によるものだ。セイコーのNE88自動巻きムーブメントを搭載し、ねじ込み式リューズにより50mの防水性を備えている。短時間ではあったが、ワインドアップの際ロリエに話を聞いたところ、以前のクロノグラフに使用されていたシーガル製ムーブメントに比べ大幅に改善されたとのことだ。
スーパーコピー時計オリンピア クロノグラフの価格は900ドル(日本円で約14万円)だが、そのフィット感と仕上げは非常に印象的だ。しっかりしたエンドリンク、ネジで固定されたブレスレットリンクを備え、ブレスレットは手首に自然に馴染む。クロノグラフのプッシュボタンの操作感も満足できるもので、触感がしっかり伝わる。コラムホイールの垂直クラッチに期待される通りかもしれないが、この価格帯での提供はうれしい驚きだ。
ソーシャルメディアへの投稿は控えめだが、ロリエは製品そのもので語らせ続けており、それがこのブランドで私が最も気に入っている点だ。
詳しくはロリエ公式サイトでオリンピア クロノグラフをご覧ください。
マリン インストルメンツ スキンダイバー OS “ポーラー” marin instruments polar skin diver ニューメキシコ州のデザイナー、ジャスティン・ウォルターズ(Justin Walters)氏は、2021年にマリン インストルメンツを創業した。多くのマイクロブランドと同様に、マリンもミッドセンチュリーの時計からインスピレーションを受けているが、ほかのブランドよりもモダンな印象を与える。マリンのスキンダイバーはウェットスーツを着用せずに潜水するために設計された、60年代の時計にヒントを得ているが、そのデザインはクリーンで現代的だ。エルジンやウォルサムに通じる一方で、アップルやノモスのような雰囲気もある。
marin instruments polar skin diver marin instruments polar skin diver スキンダイバー OS “ポーラー”は、ブラックPVDコーティングが施されたベゼルと、オレンジの先端が特徴的な秒針に対して、真っ白なダイヤルが強いコントラストを成しており、有名な“ポーラー”ウォッチをさりげなく意識していることは間違いない。サテン仕上げのSS製ケースのサイズは39mm×11.5mm(ラグからラグまで48mm)で、手首につけるとやや平らな印象を受けるが、これは伝統的なスキンダイバーの形状を踏まえれば予想どおりだろう。内部には標準的なセリタ製の自動巻きSW200-1ムーブメントが搭載されている。ポーラースキンダイバーはブラックラバーストラップ付きで販売され、さらに追加でNATOスタイルのストラップが付属している(個人的にはマリンのビーズ・オブ・ライスブレスレットに装着してもいいと思う)。この丈夫でしっかりとつくられた時計は1095ドル(日本円で約17万円)で手に入る。なおマリンのウェブサイトで直接購入できるほか、オンライン小売業者のハックベリーでも取り扱いがある。
詳しくはマリン インストルメンツ公式サイトをご覧ください。
ボーナスピック: アルテラム ワールドタイマー alterum worldtimer ボーナスピック! 2022年にHODINKEEが初めてマリン インストルメンツを取り上げた際、私はすぐにこのブランドのデザインに引かれたため、創業者ジャスティン・ウォルターズ氏が新たに立ち上げた別ブランド、アルテラム・ウォッチ・カンパニーの存在を知り、とても興奮した。アルテラムはデビュー作として“ワールドタイマー”を発表したばかりだ。この時計は、世界を旅するための複雑な機構をミニマルかつ無骨なデザインで表現している。
alterum worldtimer アルテラムのワールドタイマーは、ブラスト仕上げとサテン仕上げが施された38.5mm×10.5mmのSS製ケース&ブレスレットを特徴としている。ワールドタイム機能にはセリタSW330-2 GMT自動巻きムーブメントが採用され、ウォルターズ氏はスイスのメーカー、ロベンタヘネックスと提携してこのワールドタイマーを製作した。初回生産は100本限定で、価格は2850スイスフラン(日本円で約50万円)。時・分“針”は回転ディスクに固定され、外周リングの回転ワールドタイムディスクは、2時位置の追加リューズで操作できる。
詳しくはアルテラム公式サイトでワールドタイマーをご覧ください。
アトリエ・ウェン パーセプション(チタンまたはタンタル製) atelier wen tantalum perception タンタル製パーセプション。
私がアトリエ・ウェンのパーセプションを初めて体験したのは2022年のことで、そのころ、この誇り高き“メイド・イン・チャイナ”ブランドがHODINKEEで紹介された。ブレスレット一体型のこの時計は、当時優れていたものの、まだ改良の余地があった。つまりそのレビューでは腕毛が少々犠牲になったわけだ。
atelier wen tantalum perception atelier wen tantalum perception それ以降、このブランドは大きな進化を遂げてきた。今年、チタン製パーセプションの標準生産バージョンが発表された。パーセプションのストーリーはそのギヨシェ模様の文字盤から始まる。最近、職人がこれらの文字盤を仕上げるのにどれほどの時間がかかるのかについて、ソーシャルメディアで議論が巻き起こったが、その美しさは否定できない。特にパープルダイヤルは際立っている。
文字盤の仕上げに加え、アトリエ・ウェンはパーセプションのラインにチタンとタンタルを加えた。タンタルのブレスレットをつくるのは容易ではないため、これは目覚ましい進歩と言える。重厚な金属を手にしたとき、その技術の成果を実感できる。
「タンタルは粘着性が高く、工具がすぐに壊れてしまうんです」と、アトリエ・ウェンの共同創業者であるロビン・タレンディエ(Robin Tallendier)氏が説明してくれた。「タンタルを磨いたりサテン仕上げにしたりすると、工具が傷んでしまいます。特に難しいのが穴開けで、ブレスレットをつくるには避けて通れない工程です」
チタン製パーセプションも、より高価なチタン製スポーツウォッチに匹敵する仕上がりで侮れない。アトリエ・ウェンはチタン製パーセプション(3588ドル、日本円で約55万円)の予約注文を締め切ったばかりだが、まもなくタンタルモデルの少量生産が開始され、さらにコラボレーションも計画されている。
興味があれば、最終ラウンドのキャンセル待ちとして登録することもできる。
詳しくはアトリエ・ウェン公式サイトをご覧ください。
エコ/ネイトラ リバネラ echo/neutra rivanera イタリアのブランド、エコ/ネイトラのリバネラには驚かされた。過去のモデルを見れば、同ブランドの時計は多くがベル&ロスに似たオマージュ系のスポーツウォッチだと分かるが、今月初めに登場したリバネラは、レクタンギュラーの時計を現代的に再解釈したモデルだ。
echo/neutra rivanera echo/neutra rivanera サンドブラスト仕上げのグレード5チタン製ケースはサイズが40mm×27mm、厚さはわずか5.5mmだ。これは手巻きのETA/プゾー 7001ムーブメントのおかげである。文字盤はブラックとグレーの2色展開で、どちらもリバネラのモダンでモノクロームな雰囲気を引き立てている。ケースの大部分はサンドブラスト加工でマットな文字盤と調和しているが、側面には高度にポリッシュされたファセットが施され、磨き上げられたアプライドインデックスが光を捉えて反射する。
リバネラはミニマリズムとアール・デコが驚くほど対照的に融合しており、完全に予想外のデザインだ。今まであまり注目していなかったブランドから、こんなエキサイティングなモデルが登場するとは思わなかった。この時計はやや大きめだが、フラットなレクタンギュラーシェイプのため、もう少し手首に沿うデザインなら(少なくとも私の手首には)うれしかったかもしれない。しかし、これはエコ/ネイトラによる注目すべきリリースであり、トレンドに沿いながらも、流行を追いかけているようには感じさせない革新がある。
リバネラの予約注文は10月10日からエコ/ネイトラのサイトで受付中。どちらの文字盤も価格は1490ドル(日本円で約23万円)となっている。
詳しくはエコ/ネイトラ公式サイトをご覧ください。
ポーリン モジュール D paulin modul d watch lume 最後に紹介するのは、アンオーダインの手ごろな価格帯の姉妹ブランドであるポーリンだ。アンオーダインの創業者ルイス・ヒース(Lewis Heath)氏によれば、同社は最近、ヒース氏の妻とそのふたりの姉妹が立ち上げたスコットランドのブランドを吸収したとのこと。先日、ポーリンはモジュールコレクションの最新モデルモジュールD、およびEを発表した。私はDを実際に手に取ってみたが、ブラックラッカーダイヤルに、針と数字へ手塗りの夜光塗料が施されているのが特徴的だった。
paulin modul d watch lume ポーリンは、クォーツムーブメント(507ドル、日本円で約7万7000円)と手巻きムーブメント(ETA 7001を搭載して1114ドル、日本円で約17万円)の、2種類のモジュールを提供している。このライン名はさまざまなムーブメントキャリバーに対応できるよう設計されたモジュール構造のケースに由来する。クッション型ケースは35mm、厚さは8.2mmだ。また、大型の自動巻きモジュールも用意されている。
ポーリンは楽しくて遊び心があり、カラフルなブランドだ。アンオーダインとは一線を画しながらも、同じファミリーらしい“なじみ”を感じさせる。アンオーダインのビルド枠(私は2028年!)が空くのを待つあいだ、ポーリンのモジュールを手に取るのも悪くない時間の過ごし方だろう。
詳しくはポーリンウォッチ公式サイトをご覧ください。
このリストはあくまで主観的なものだ。最近、オーク&オスカーからロルカ、アノマ ウォッチまで、さまざまなスモールブランドを取り上げてきたが、今後もさらに紹介する予定だ。繰り返しになるが、お気に入りのブランドがあれば教えて欲しい。またこの6つの時計のうち、どれについてもっと知りたいかも教えていただきたい。
2023/10/07(土)
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■ピアジェがアンディ・ウォーホル ウォッチを公式に発表!
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アンディ・ウォーホル クル・ド・パリ ウォッチは、かつてウォーホルが所有したとされる7本超のピアジェウォッチから直接的なインスピレーションを得た時計だ。本作は、彼が最も思い入れがあったとされる「ブラック タイ」と呼ばれたクッションケースのモデルをベースとして、クル・ド・パリ仕上げをベゼルに、深いブルーのメテオライト文字盤を与えたものである。
今回、ピアジェとアンディ・ウォーホル美術財団は新たな公式パートナーシップを結び、これらの時計の正式名称を「アンディ・ウォーホル ウォッチ」とした。1972年に最初に登場し、約10年で一度生産を終了したものの2014年に復活し、再び注目を集めたアンディ・ウォーホル ウォッチ。20世紀を代表するこのアーティスト自身は、ピアジェソサエティのメンバーであり、10本以上所有したピアジェウォッチ中でもBeta 21ムーブメントを搭載したブラック タイウォッチを特別な存在としていたそうだ。
Ref.14502。1972〜1977年に生産されていた、当時の通称「ブラック タイ」。レザーストラップとブレスレットモデルを合わせても26本しか生産が確認されていない。ウォーホルは1973年に購入したとされる。
1972年当時のピアジェのウォッチカタログ。薄型のクォーツが充実していた。
Beta 21。月差5秒の精度を誇っていた。
スーパーコピー時計代引き「ブラック タイ」と、ウォーホル所有の時計でも有名な、タイガーアイをダイヤルに用いた「カフウォッチ」。
本作の最大の特徴はベゼルに施されたクル・ド・パリ装飾。ホワイトゴールド製のケースに、開発期間を含めて10ヵ月を費やしまるでジュエリーのようなギヨシェパターンが施された。小さなピラミッド型の四角形が並ぶエレガントなパターンは、ピアジェのクラフツマンシップを象徴する装飾技法であり、1970年代にはラウンドタイプをはじめ多くの形状の時計に用いられた装飾だ。しかしながら今回、もともと特徴的なゴドロン装飾を備えていたウォーホル ウォッチにクル・ド・パリを施すことで、平面ではなく曲面のクッション型ケースに微妙な層の重なりと幻想的な光の効果を与えた。さらに、ブルーのメテオライト文字盤が持つ鮮やかな色彩は、ピアジェのアイコニックなオーナメンタルストーンによって叶えられている。クラシックなドーフィン針の採用も相まって、全体的にヴィンテージの風合いが漂うデザインだ。内部には自動巻きのCal.501P1が搭載されており、約45時間のパワーリザーブを備える。
新たにコレクションに加わった、アンディ・ウォーホル クル・ド・パリ ウォッチ。
本機は12月中旬より販売予定で、現在の予定価格は994万4000円(税込)とのこと。事実上誰もが手にするチャンスのある時計だが、過去のブラック タイと同様に実際はかなり限られた人しか手にできないのが実情だろう。なお、このアンディ・ウォーホル クル・ド・パリ ウォッチの発売後、文字盤やケース素材、装飾などを選択できるメイド・トゥ・オーダーのサービスも開始されるということだ。
ファースト・インプレッション ピアジェは、この瞬間をもってアンディ・ウォーホル ウォッチを名乗るようになった時計が他にも存在している。それは、同様の名を持つハイジュエリーも含まれる「メタフォリア」、マラカイトとブラックの文字盤を備えたPGケースのモデル、またW&W2023のブース内ソサイエティバーに展示されていた、アンディ・ウォーホル自身による10本のユニークなプライベートコレクションたちだ。これらはすでに存在していたウォーホルにまつわる時計だが、そこに新たな解釈を加えた今作が追加されたわけだ。
アンディ・ウォーホル ウォッチと命名された時計たち
ウォーホルとイヴ・ピアジェ。
これが意味するところは、ウォーホルが真に所有していた時計がもととなり、現代においても彼が手にしていたであろう時計が創作されたということだ。ウォーホル自身は1973年にピアジェのブラックタイを入手し、それ以前に所有していた6本のピアジェコレクションに加えたという(内4本は現在のピアジェ プライベート コレクションに保存されているそうだ)。その後、1979年にイヴ・ピアジェと出会ったウォーホルはニューヨークやパームビーチで催される饗宴に足を運び、またスタジオ54やシェ・レジーヌで過ごす姿が目撃されるようになる。ピアジェのブラックタイがこうしたシーンで彼の手元を彩ったことは想像にかたくなく、元来内向的で自分の外見にコンプレックスがあったとされるウォーホルが、稀代のアーティストたる自らを構成するための1ピースとして身につけていたのではないか。
1973年ごろに販売された、オニキスダイヤルを備えたクォーツウォッチ。ピアジェ製Cal.7P搭載。ウォーホルのプライベートコレクション。
1974年、ユニークなゴールドインゴットウォッチ。ウォーホルのプライベートコレクション。
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翻って現代、他人のバイアスがかかりやすいこの環境のなかで、自分の個性に合ったモノ選びは一層難しい。この時計はその背景から、稀代のポップアーティストでなくとも、自分の拠り所として腕時計を身につけることを許してくれるような1本だ。人にひけらかすわけではなくつけ手のことを語るようなこのアンディ・ウォーホル ウォッチは、オーダーする人だけが込められる意味をより大切にできる時計である。
基本情報 ブランド: ピアジェ(Piaget) モデル名: アンディ・ウォーホル クル・ド・パリ ウォッチ(Andy Warhol Clou de Paris watch)
直径: 45mm 厚さ:7.6mm 型番:G0A49238
ケース素材: ホワイドゴールド 文字盤: ブルーのメテオライト インデックス: ホワイトゴールドのアプライドバー 夜光: なし 防水性能: なし ストラップ/ブレスレット: アリゲーターストラップ
ムーブメント情報 キャリバー: 501P1 機能: 時・分表示 パワーリザーブ: 約40時間 巻き上げ方式: 自動巻き 振動数: 2万8800振動/時 石数: 23
価格 & 発売時期 価格: 994万4000円(税込予価) 発売時期: 12月中旬
2023/10/02(月)
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■チューダーが新作のペラゴス FXDを発表した。
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このモデルはもともと、フランス海軍特殊部隊のコマンド・ユベールのために、水中航行やバディダイビング用の専用ツールとして開発されたものである。この時計は、セイリング用やサイクリング用クロノグラフなど、さまざまなモデル展開のプラットフォームとなってきた。そして今回、ブランドはフランス海軍航空隊(Aéronautique Navale)の過酷な条件にも耐えるよう設計された新たなペラゴス FXD GMTバージョンを発表し、その原点へと立ち返ったのである。
スーパーコピー時計 代引きケースにはグレード2チタンが使用され、サイズは42mm×12.7mm、ラグからラグは52mmで、固定式ストラップバーを備えたデザインである。これまでのチューダーのいくつかのモデルを思わせる外観と質感であり、タフな印象のパッケージにまとめられている。文字盤はマットブラックで、そこにベージュのアプライドインデックス(青色の夜光)、オレンジのGMT針(GMTベゼルに合わせた緑色の夜光)が配され、モデル名には赤いアクセントが施されている。ベゼルもチタン製で、セラミック製の双方向回転式GMTインサートを搭載している。また裏蓋には“M.N.24”(マリーン ナショナーレ 2024)と刻印されており、1970〜80年代に支給されたオリジナルの軍用チューダーをほうふつとさせるデザインとなっている。
内部には約65時間のパワーリザーブと、独立したジャンピングアワーGMT針を備えた、“フライヤー”型GMTムーブメント、マニュファクチュールCal.MT5652-Uを搭載している。このムーブメントはMETAS認証も取得済み。時計には“フライトスーツグリーン”の一体型ファブリックストラップが付属し、グレード2チタン製のピンバックルとキーパーが装備されている。またフランス海軍航空部隊の丸いマークが付いた、着脱式のファブリックキーパーも追加されており、フランス軍のテーマをさらに引き立てることができる。価格は65万1200円(税込)で、限定モデルではない。
我々の考え チューダーがこのリリースを示唆し始めたとき、ヘリコプターに焦点を当てていたことから、FXD クロノグラフのチタンバージョンが登場するのだとほぼ確信していた。パイロット用のフライバッククロノグラフであれば、マリーン ナショナーレ(フランス海軍)の任務、特にコマンド・ユベールの空中展開任務など、その多様な活動を示す理にかなった展開だろう。一方でこのペラゴス FXD GMTは、チーム全員が陸上任務や地上配備される戦闘地域での作戦行動に携わる際に役立つ、補完的なツールとしてとても理にかなっている。
Instagramでこのモデルを見た瞬間、すぐに手に入れなければと思った。発売当初にM.N.21のケースバックを持つオリジナルのペラゴス FXDを購入しなかったことを今でも後悔しているし、ほぼ毎日GMTをつけている身としては、ずっと理想のチューダー GMTを待っていた。このモデルは、オリジナルのFXD M.N.とLHD(レフトハンドドライブ)を組み合わせたようなデザインだ。ただ、MT5652をベースとしたムーブメントが採用されているのを見て少し迷った。MT5652は“フライヤー”GMTを備えたしっかりしたものだが、ブラックベイ プロに搭載されているムーブメントで、デザインはおもしろいもののやや厚みがある点が気になっている。
新しいペラゴス FXD GMTは、42mmのケース幅がありつつも厚さが12.7mmと抑えられており(プロの14.6mmに比べて薄い)、ロレックスの126710BLROにも近いサイズ感で、よりバランスがとれているように感じる。ケースは大振りであるものの、グレード2チタンと相まってよい調和が期待できるだろう。実際に手に取ってみるまで最終的な評価(そして購入)を決めるのは控えるつもりだが、それ以上にHODINKEEの“キング・オブ・チューダー”であるジェームス・ステイシーが、早くこのペラゴスを手に入れて感想を聞かせてくれることを楽しみにしている。
fxd gmt fxd gmt fxd gmt 基本情報 ブランド: チューダー(Tudor) モデル名: ペラゴス FXD GMT(Pelagos FXD GMT) 型番: 2542G247NU
直径: 42mm 厚さ: 12.7mm ラグからラグまで: 52mm ケース素材: グレード2チタン 文字盤: マットブラック インデックス: ベージュのアプライドインデックス、同色の“スノーフレーク”針 夜光: あり、ブルーとグリーンのスーパールミノバ 防水性能: 200mm ストラップ/ブレスレット: フライトスーツグリーンの一体型ファブリックストラップ、グレード2チタン製のピンバックルとキーパー。フランス海軍航空部隊の丸いマークがデザインされた取り外し可能なファブリックキーパー
Pelagos GMT ムーブメント情報 キャリバー: MT5652-U 機能: 時・分表示、センターセコンド、日付表示、フライヤーGMT 直径: 31.8mm 厚さ: 7.5mm パワーリザーブ: 約65時間 巻き上げ方式: 自動巻き 振動数: 2万8800振動/時 石数: 28 クロノメーター: あり、METAS認定
2023/10/01(日)
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