2020/11 << >> 2020/09
■殺人事件
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今朝早く私の町内で殺人事件が勃発した。夫婦二人暮らしの夫が妻の首を絞めて殺したものだが、その原因は知らない。家から100mほどの距離だが、私の知らない人で何の関係もない。
身近な事件に驚きを感ずるが、この世では珍しいことではないだろう。長年連れ添った夫婦だから思い出も多かったと思うが、妻を殺すとは尋常ではない。
昨日も書いたように、この世は苦しみと悲しみの世界である。人を殺せばどんな刑罰が与えられるか良く知っていたはずだが、犯行時は自暴自棄で2時間後に自分で電話し逮捕されたものである。
刑罰は人間が決めたお仕置きであり懲役刑を科せられるが、本当の苦しみは死んでからである。愛する妻を殺さねばならなかった思いが苦しみとなって、長い間幽界の片隅であえぎ輪廻すらできない。
それは地獄界であり、心が癒されるまでには長い年月が必要であろう。殺された妻も同じように、残念無念の念で成仏することができない。
この場合、すぐに殺された妻の解脱供養をして無念を晴らしてあげねばならないが、仏陀の成仏法による解脱供養法でなければ叶わないであろう。
殺した夫も殺人の行為を反省し、深く妻の冥福を祈るのが筋であるが、怨念が先立ちそれも叶わないであろう。要するに二者は、死後の魂を癒すために長大な年月を幽界(地獄界)で過ごさねばならない。
この世は浮かばれない霊魂で埋め尽くされている。その無念の霊魂が人々の心を迷わせ、殺伐とした世を構成するのである。戦争はその極であるが、長寿で天命を全うし、心安らかに死を迎えることができれば幸いである。
わが師は人の霊魂を透視された方である。それは解脱供養を申し込めば、その御霊がどんな境涯であるかが分かる人であった。私も100体以上も先祖を供養していただき、霊界へ導いていただいた。
釈迦はこの世で悪因縁を解脱し、霊界へ導く成仏法を残された。究極の解脱は、二度とこの苦しみと悲しみの世に輪廻しない高次元への昇華である。
簡単なことではないが、人の生まれた目的は魂の進化である。その訓練場がこの地球社会であるので、私はどんな苦も受け入れて自分を正すことに専心しているのである。
2020/10/31(土)
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■悪徳メール
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ネットで一番困るのが、悪徳メールである。注文商品を送ったので、明日には届くでしょうというもので、商品名を見ると総て英字で書いてある。そして詳細は添付の資料を参照くださいとある。
心当たりがなく、詐欺の一種として削除した。以前はこんなメールが多く、不審なメールは自動的に削除する機能を付加したが、たまに削除されないものがある。
この世は油断もスキきもない。どんな方法であれ、相手が騙されたらしめたもので詐欺だらけ。悪徳者はスキあらば大金をせしめようと虎視眈々と狙っている。
一体、人間は何のためにこの世に生をうけたのであろうか。人を騙し、自分の利益になることなら何でもしてしまう。コロナ騒動が蔓延してより悪質なケースが目立つようになった。
私が信望する宇宙学を研究される大谷篤氏は、著書「そうだったのか、宇宙人と銀河世界とこの世の超仕組み」(ヒカルランド刊)に、このように人がこの世に生まれる意味を述べて折られる。
それを抜粋して列記してみよう。恐らく心当たりがあることばかりであろう。
1.宇宙の法則:宇宙はルールに基づいて活動している。 2.霊魂 :霊魂が人間の本体で、肉体は衣でしかない。 3.精神世界 :宇宙は精神世界を統制している。 4.人間が生まれる目的:魂を進化させるため。 5.超能力 :宇宙から授けられた能力 6.病気は天から授けられたメッセージ:病は気から 7.幽体離脱 :魂が肉体を離れる現象 8.輪廻転生 :肉体は滅びるが魂は生まれ変わる 9.臨死体験 :一時的な死で蘇る体験
まだまだあるが、特に気になることは、この宇宙にはパラダイスという中心部があり、そこで宇宙の統括管理しているという。そしてその周りに7つの銀河団があり、一つの銀河団には70万個の銀河がある。
銀河内の星ぼしの数は2000億個で、地球が所属する銀河は7つ目の銀河団に属し、その銀河は611、121番目に生まれた新しい銀河だと言う。そしてこの宇宙には地球のような不良星界が1150億個、高度に進化した優良星界が750億個も存在するという。
地球人類がなぜこの苦しみと悲しみの星サラスに生まれたかは、魂の浄化と進化が目的であり、数えきれな転生を繰り返して魂の進化を目指すのであると!
魂の進化のためには何が必要かが問われる。それは宇宙の法則を守ることである。宇宙の法則とは、
1.秩序の法則:天体の自転や太陽系の銀河を一周する活動や秩序。 2.不干渉の法則:他人の意思や行動に干渉せず、自らが学んで気づく。 3.不競争の法則:競争により争いを作る場合は、競争の意味を理解する。 4.反作用の法則:人を憎めば自分も憎まれる。すべてはわが身に返る。 5.原因と結果の法則:原因があるところには必ず結果が生ずる。 6.生命進化の法則:宇宙はすべてが進化するために存在している。 7.適者生存の法則:洗心を心がけ神の教えに従い、神に功労を認められた人。 8.宇宙に偶然はあり得ない:総ては必然である。 9.共生の法則:人間はもとより、動物・昆虫・植物ともに助け合って生きる。 10.循環の法則:天体の運行も四季も気象もすべてが循環することで成り立つ。
以上であるが話は長くなった。確実に言える事は、神は宇宙の法則の根源であり、人は宇宙の法則に従って生きてゆかねばならないと定められている。
氏はこの宇宙の法則は宗教ではなく、地球上に宗教があるためにトラブルが絶えず、事件や事故、戦争がなくならない地球となっていると喝破される。 この一言は宗教者にとって深く肝に命じなければならないであろう。
2020/10/30(金)
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■所さん、大変ですよ!
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今、NHKの番組みで「所さん、大変ですよ!」を見ていて感ずる。それはこのコロナ騒動で、シニアの人たちが外出を嫌がり、家に引きこもるため体調を崩し、認知症の症状が加速するとの話しであった。
それは私も同じ。自分でも外出を制限し、たまに畑へ行き農作業を1,2時間するだけである。体調が悪く、ささいなことに心配し持病の不安神経症が悪化している。
引きこもりが認知症に一番近いことは私も知っている。それは私の知る男性が定年とともに家に引きこもり、次第に体力をなくして60代にして歩行困難な状態になったことである。
毎日、テレビがお友達で歩かないため、足腰が弱りついに歩行困難となり送迎車でデーサービスへ通う。これは極端な例だが、認知症の気配もあり先が心配である。
私のは体力の減退である。テレビもニュースを見る程度で、未来の出来事ばかり心配するから、気分がめいる。だから少し動いただけで疲労感を感ずるのである。
有識者がこのコロナ禍で増える認知症の患者は今は400万人程度だが、4年後には700万人、このままコロナ禍が続けば1000万人にまで達すると断言される。
私の家系は認知症になる確率が高い。父も母も認知症になり苦しんだ。このままでは私も同じ道を歩くかも知れない。そこで私は暇な時間を自らの鍛錬に費やす。
それはわが師より教わった瞑想である。その方法は呼吸法であり、思念を一つにして深く意識する心の健康法でもある。時間はわずかだが、これを毎日就寝する前に実施しているのである。
恐らくこのコロナ禍はあと数年は続くであろう。早く免疫薬が開発されれば終息も早いと思うが、気を緩めればすぐにまた感染しよう。
富山県は27日間続いた感染ゼロが終わり、今日は1名の感染者が出て総数423人となった。また全国では10万人を超えた。このコロナ禍は思わぬ副作用を与えて人類を困らせる。
認知症だけはなりたくない。その予防処置は適度な運動と本を読むなど知的行動であろう。それがいつまでできるかが自分の運命を決める。
2020/10/29(木)
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■コロナ禍がもたらすもの
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新型コロナが世界に広がり、終息のめどが立たないだけでなく、二次や三次感染に入りつつある。すでに世界で4360万人が感染し、116万人が死亡した。多くの産業が疲弊し、赤字のオンパレードで、倒産や休業、一時帰休や解雇など、世界が混乱の極みにある。
わが師はこの惨状を「破滅のカルマ」と称された。この地球は人の住める環境に発展すると貨幣経済を構築し、より楽しく楽になろうと、人類のエゴ丸出しで環境を破壊してきた。
人類は天から自由意志を授かり、自分の思うがままに生きてきたが、そのツケが破滅のカルマとして世にでたものであろう。ANAが5100億円の負債を抱えて苦しんでいる。恐らくこの膨大な赤字は、従業員にも希望退職や解雇など構造改革となって大きな負担となるはずである。
私が気いたことはコロナ禍で環境が変わり、犯罪が極端に増えたと思われることである。新聞のニュースやネットでも事件の多発が読み取れるが、このコロナ異変に対処できず自分の生活や感情が荒れて犯罪に走るのであろうか。
私のような年金暮らしの者は、一定の年金がもらえれば生活に支障はない。しかし、極力お金を使わず家に引きこもるため、気がめいって落ち着きがない。
私の周囲は年金暮らしの人が多い。だから終日、人の往来が少なく、活気がない。私は河川敷の畑を耕すが、特段の趣味を持たない人は、どんな生活を強いられているのであろうか。
破滅のカルマは強烈である。過去にもいくつもこのようなカルマを経験してきたが、今回は文明が特段に発展しているため、最悪の場合、戦争などの争いに発展する恐れもあろう。
先日も書いたが、ジュセリーノの終末予言にあるように、人類存亡の危機が訪れていると言っても過言ではあるまい。
2020/10/28(水)
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■79歳のゴルファー
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河川敷の畑で隣のおばあさんと仲良くなり、作業の合間に世間話しをするようになった。このおばあさんは3年前に夫を亡くし、今は一人暮らしだという。
野菜作りの農作業はベテランで、100uの畑4枚を耕す。さすがに体力の衰えには勝てず、来年から2枚に減らすと話された。今年はいちごの苗をいただき、甘くて香りのよいイチゴが楽しみだ。
そんな中、昨日も畑で会い、世間話をする。すると何と79歳でゴルフをしてきたという。県内の端にあるゴルフ場だが、スコアを聞くと110くらいだったそうである。
私なんかとっくにゴルフはやめた。体力がついてゆかず、道具一式は親しい人にあげて、運動は家内に誘われ時々散歩する程度である。
どんな仲間と一緒だったか知らないが、この話からM君のトラブルを思い出してしまった。それは福井県に建設した石炭火力発電所の完成が近づき、記念にグアムへゴルフ旅行をするという企画だった。
部下を含めて8名が名古屋から空路グアムへ向かう。グアムの海岸を散歩し、次の日は朝からゴルフだった。私は若いM君と一緒で、コースを回る。
グアムは日本人の観光客であふれ、ゴルフ場も満員だった。コースは後半に入り、M君がナイスショットを打つ。ボールははるか遠方に回り球は見えなくなった。
しばらくしてカートに乗った若い日本の男が来て、来るなり罵声を飛ばす。
「おい! 今球を打ったのはだれだ。この傷をどうしてくれる!」
若い男はチンピラであった。同じような若い女を連れていて、首筋を見せる。首が赤く腫れて痛そうだった。
「おい! この落とし前はどうしてくれる。あとでクラブハウスで待っているから、すぐに来い!」
M君や私は気が動転し、ゲームどころではなくなった。やくざに当たった球は直接かどうか分からないが、赤く腫れているところを見れば相当の衝撃だったはずである。
M君も私もゲームどころではなく、それでも球を打ち終えクラブハウスに向かう。そしてM君の姿が消えた。私はその結末を心配していたが、しばらくしてM君が帰ってきた。
何でも今回は許してくれて、何の補償も要求されなかったという。何たる幸運! 私はわが師のお守りを握り締め、神仏に深く感謝した。
それ以来、ゴルフへの熱が冷め、回数は極端に減った。楽しいはずのゴルフが恐怖に替わり苦痛を感じたが、太平洋戦争で横井庄一さんがタロホホ川の岸辺で竪穴を掘って暮らしていた現場を見たり、
伊藤・皆川さんが隠れていた洞窟に入り、はるか北の海上の日本を偲んだ思いが伝わってきて、過酷な現実を知った次第である。
戦後75年を向かえ、戦争と言う悪事から平和への道を歩んできた日本の幸せを喜ばずにはいられない。
2020/10/27(火)
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■免許更新
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免許更新の前段階で認知機能検査を、あと8日後に迎える。3年前の更新時からこの検査を受けることになり、結果は少し覚えが悪いとのことで、いろんな機能の検査を受けた。
今回は前回から3年も過ぎているので、覚える力は格段に低下しているのが分かる。認知機能検査は受検日の年月日を記入するテストから、記憶力の検査、そして空間認識の時計を描くテストで成り立つ。
特に認知機能を見るテストでは16種のイラストを見て覚え、ランダムな数値の中から指定された数字を消すことを経て、16種のイラストの名を思い出して記すのである。
これが難点で、まず16種のイラストが覚えられない。いくつ正解できるかにより認知度のレベルが決まり、覚えたイラストが少ないと医師の診断が必要となる。
私の願いはただ一つ。それはあと1回の検査で3年を経て84歳で運転をやめようと思う。
昨日は道場への道を往復50km走る。その間、自分でも分かるのは判断動作の減退だ。周囲の状況を見て加速や追突などの判断で車を走らせるが、やはり動作の鈍さは自覚できるのである。
最後の認知機能の検査がうまくできますように。あと8日、神仏に祈ろう。
2020/10/26(月)
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■破滅のカルマ
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新型コロナ禍で企業や個人経営の店が窮地に陥っている。観光業や飲食、交通など人出に関する業界が特にひどい。その中で昨夜のNHKで報道された、病院経営の困窮である。
コロナ禍で不調を感じても病院を敬遠する人も多く、コロナ患者を受け入れた病院は特に赤字が膨大で、先行きは廃業か倒産である。
わが師はあの世からメッセージ(霊諭)を授けられた。それはこのコロナ禍は「破滅のカルマ」であると! この疫病は簡単には終息しないであろう。すでに世界で4000万人が被災し、112万人が死亡した。
これからの地球人類はどんな運命を辿るであろうか。その一つのヒントがブラジルの語学教師であるジュセリーノ・ノーブレカ・ダ・ルースである。
ジュセリーノは9歳のころ光球に遭遇後、夢による予知能力を授かり、次第に地球規模の天災や大事件を世界各国に手紙で知らせるようになる。
彼の予言の多くは実現した。今、人類は破滅のふちに置かれているという。人類を滅亡に追いやる災難の種は、人の手によって植えつけられた。その一つが自然破壊である。
2012年でマヤ暦が終わるとき、巨大な破壊の雲が生まれて人類の警告が始まる。これから年々巨大な環境破壊による変動が起きる。まず地球温暖化で水が大地にとどまることができずに不足し、海は多くの大陸を奪い、新しい疫病が生まれる。
かくして地球はマヤ暦の終わりから31年以上は生き残れないのだと。その31年目が2043年である。ジュセリーノは2043年には人類の80%が消えると予言した。
私が気になったのが、2030年の9月28日に、日本列島は火山噴火とM9.8の巨大地震で崩壊するというのもである。それは恐らく南海トラフの巨大地震と富士山の噴火であろう。
2030年、あと10年で心配されている南海トラフの地震か北海道沖の千島列島での巨大地震が勃発し、続いて富士山の噴火が始まるのではないだろうか。
地球終末まであと23年! このまま過ぎればジュセリーノの予言は的中しよう。ジュセリーノは天界からの予知で人類に警告をされた。
その予言を真摯に受け入れ、地球と言うわが身の入れ物を大切にしない限り、この予言は確実に現実のものとなろう。
2020/10/24(土)
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■高齢者と語る
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今日は午後から高齢者との付き合いが2件あった。まず30年前にご縁があり、その後付き合いをしなくなった近くの家の娘さんから電話があった。
祖母が104歳で亡くなり、その霊が自分にまとわりついて気分が悪く、体調を崩して気が動転しているとのことで、私に救いを求めてきたものである。
この人とは昔、私の誘いで同じ信仰をし始めたが、途中でリタイヤしたのであった。久しぶりに電話を受け、懐かしくまた近況を知りたく相談に乗る。
祖母は100歳を越える人生を歩まれたが、どんな苦があったのか、娘を頼りに救いを求めてこられたものであろう。私はお守りを上げるとともに、本人を施主に祖母のお塔婆供養をしてあげようと思う。
そして一時間たらずが過ぎて一軒隣の老婆が来た。静かに玄関を開けた音で気づき、居間の戸を開けるといつもの花を持ってきた。それは毎回のことで、自分の庭で育てた菊であった。
しゃがみこんで長々と話をされる。自分の生年月日が大正11年4月15日だという。私は何歳か分からず暦で探ってみる。おん年98才!
まだ元気で痴ほうの気配もない。こんな老婆も珍しいであろう。そしてグチを言われる。向かいの奥さんが意地悪で、自分を嫌い嫌がらせばかりするという。
この日本は超高齢化社会へ突入した。今では100歳以上は珍しくなく、日本も8万人を越える人が100歳を越えている。しかし、このように自分で料理もできる老婆も珍しいであろう。
私もかくありたいが、先のことは天のみが知る。
2020/10/22(木)
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■人間関係
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人間関係とは難しいものである。この齢になって少し若い年代の老人と仲が悪くなるとは想像もしていなかった。事はこのようなものである。
私は河川敷の畑で約10年にわたり、野菜を栽培してきた。ここは国土交通省の管轄の土地だが、地元のために広い畑を年間2000円で貸していただく。
10m四方の100uに畑を区画して何枚でも借りることができるが、私は最初1枚だけを借りていた。そして隣の老人と仲良くなり、いろんな作物の育て方を教えていただく。
この老人は私より若く、以前は働いていたという。それは春の立山で、高原バスの誘導など観光事業に携わり、長期にわたり泊まりこみで仕事をこなすと話された。
また山登りが好きで、全国にある百名山への登山も欠かさなかったという。その人とは今も同じ場所の畑で栽培しているが、最近異変が起きた。
それは私が挨拶しても返事がないのである。急な用事があれば嫌な顔をして返事されるが、長い間の関係なのに私を避けられるようになった。
理由は分からない。無理に聞こうとはしないが、こちらも気分が悪くなる。だから最近はできるだけ避けるようにしているのである。
何か私に足りない嫌なことがあれば私は素直に受け入れ、態度を変えることはできる。こちらから聞きくこともできず、挨拶もなく無言で畑の手入れを行うことにした。
しかし、左隣のご婦人と、その横の老人とは仲が良い。いろんな世間話に花が咲き、親しく何でも話すことができる。
これがこの世の姿である。今や新型コロナ騒動で、世の中は殺伐となり騒然としてきた。犯罪や事故、自殺者も格段に増えたという。
こんな時こそお互いが協力し合い、ともに助け合うのが本来の生き方であろう。だがこの現実も、私に大きな人間関係の学びを与えてくれるのである。
2020/10/21(水)
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■紅葉の名所へご案内
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今は標高1000mまで紅葉が降りてきた。私は2450mの立山室堂から1930mの弥陀ヶ原までの紅葉を紹介してきた。今度はどこにしようかと迷っていたが、その下の標高1000mの美女平の紅葉を紹介しようと思う。
美女平は立山登山の最初に位置するブナの森で、富山地方鉄道の立山駅から傾斜度27度の軌道で登る。電車の一両をワイヤーで引き上げて、中間点で下りの電車と交差する登山軌道だ。
その終着点から高原バスで立山室堂へ向かうのだが、その森、美女平には遊歩道が設けられ、立山杉の巨木やモミジなどを見ながら森を散策できる。
私はまだ若いころ、何度も通い写真に収めてきた。今はちょうど1000mくらいが紅葉のピークであろうか。立山を下って弥陀ヶ原へ。そして最後は美女平の紅葉を見ていただこう。
明日のHPトップの写真は弥陀ヶ原だが、次は美女平へ移り紅葉の美を堪能してほしいものである。
散策したい方は、どうか熊など野生動物の餌食にならないように。それは深いブナの森だから、襲われたらとんでもない災厄を味わうことになろう。
2020/10/20(火)
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■あけび
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あけびとは山に自生する果物である。熟すと殻が割れ、白い色の実が見えてくる。実は柔らかく甘くておいしいが、黒い種がぎっしり詰まっているのが難点である。
私は何を言いたいか。それは畑に行きサトイモを掘ってこようと出かけたのだが、町内のバラを愛好する奥さんと出会い、サトイモの話をする。 この奥さんはバラの愛好家で、数十鉢のバラを管理されている。私は合う度に野菜をあげてきた。それは美しいバラを見せていただくお礼の意味で、奥さんも喜んで受け取られる。
いつもあげるのみで何か返礼をもらったことはないが、今日は珍しいあけびを二房頂いた。つい先日、テレビで東北のある農家がこのあけびを栽培し、大きな商売をされていることを知った。
このあけびの実を食べるのは実に60年ぶりに近い。それは町に出て生活しているため、わざわざ山に入り実を採取したことがないためである。
奥さんはどうしてこのあけびを手に入れられたか知らないが、懐かしい山の果物を食べて往時を思いだした次第である。
今年はブナの実やどんぐりの実が不作で熊が出没し、町に出た熊に襲われ怪我をされている人も多い。私の故郷、越中五箇山も襲われる恐れがあるだろう。
天然のあけびを果物として栽培されたことに驚きを禁じえない。昔は秋の果物として重宝した山の生活も、まさかそれが町で栽培されるとは思わなかった。
念のために記せば、この黒い種を植えれば確実に発芽し、太いつるになりあけびを収穫できることになろう。だが町の家ではその場所がない。
今日はテレビを見て思い出したあけびが偶然に食べられて、思わぬ日となった。
2020/10/18(日)
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■不穏な世界
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フランスで10代のイスラム教徒の男が、イスラム教の予言者ムハンマドを揶揄したとして、学校の先生を虐殺するテロが発生した。イスラム教は偶像崇拝を厳しく戒めている。
すぐに駆けつけた警察官に射殺されたが、このような事件は前にも発生した。人の魂を救う宗教が、簡単な言葉の行為で殺されるとは、信じられない不穏な世となった。
私も敬虔な仏教徒として、経典を批判されようが教祖を誹謗中傷しようが、全く関係ない。それは真実が何かをよく理解しているからである。
釈迦は因縁解脱を説いた。人は長い輪廻の上で多くの過ちを犯す。因縁とはカルマであり、人が人として生きてゆく基本的な「因」となるものである。
そのカルマを解き、総ての悪因縁を切り次元をあげるのが真の目的であり、この世は因縁解脱の学校である。それは四苦八苦を味わい、何が自分に足りないかを考えて魂を清める高めるのである。
釈迦はその魂の昇華を説かれた。2500年前の時代、釈迦は高い次元に到達され、人がこの世に生まれ生きる意味を弟子たちに伝えられたが、書物としては残されなかった。
釈迦の死後、主だった弟子たちが集まって法話としてまとめたのが、アーガマ(阿含経)という経典に残されている。わが師はこの経典から釈迦の真実を法話や多くの著書で残され、私も深く学んできた。
釈迦の説かれた目的は、魂を清め高めて二度とこの悲しみと苦しみの世に輪廻しない、究極の魂の救済法(成仏法)であった。
イスラム教がどんなに誹謗中傷しても、事の真理は変わらない。宇宙の法則はただ一つ。それは次元を上げ神仏あるいは創造主の身元に還るために、我々は生まれてきたのであるからだ。
釈迦は死を喜びとされた。釈迦ならでの言であるが、今生を卒業してより高い次元に到達された釈迦なればの言葉であろう。
私も死に対する恐れはない。80歳の老境になり、あとは毎日感謝の心で過ごすのみである。
2020/10/17(土)
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■多忙な一日
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最近体調が悪く、あまり外に出ていない。だが家に引きこもるのもなお悪いと思い、今日は畑のタマネギやエンドウの畝を作ることにした。
午後の時間に約2時間で仕上がり、あとはタマネギの苗が大きくなるのを待つだけとなる。午後2時半に家へ帰り、今度は花壇の土壌を耕す。
それは百合の球根を植えるためで少し疲れたと思うが、意を決して鍬で耕す。その数200個の球根は、私が毎年鑑賞する花壇の花だ。倉庫に保管していた球根はすでに根が出ていた。そこで耕した畝に一気に球根を植えることにした。
花は柿色が主流だが、赤や白、黄色まどさまざまな花の百合を植える。この百合花壇はすでに10年の歴史を持つ。同じ場所にチューリップの球根も植えてきたが、今年は球根が少なく鉢植えとした。
午後は4時間まるまる使い畑と花壇の仕事をした。もう体力は限界に近い。昨年と比較すると、体力の衰えは明白だ。
終わってすぐに家でベットに横になる。天気予報では明日は雨だというので強行したものだが、今後は自分の体力を考えて計画をしなければならないだろう。
花を愛し作物と会話する。総ての生き物や物質には魂がある。人間と会話できないが、その意思はお互いに繋がっているのである。
2020/10/16(金)
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■パソコンの破壊
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娘が最新式のデスクトップパソコンを買ってきてくれた。20年以上前から使い慣れたウインドゥズXPを10にしてセキリュリティの強化を図る。
問題はその古いパソコンの処分である。富士通のデスクトップ型は重さが10kg以上もあり、データーを消すだけでは安心できない。そこで約1km離れたデーター消去や復旧などを専門とする店へ持って行き、記憶装置を取り出し破壊していただく。
わずかな金額でその処置を行い、後は分解してしまうが、店の主人は穏やかで誠実な人だった。古いパソコンは長く使っているうちに膨大な記録が残り、それを安易な業者に任せると、住所録などを悪用され大変な迷惑を被るという。
ついでにエプソンのプリンターも処分していただくことにして、無事始末することができた。自分の会の仲間の名簿を長い間保管していたが、これで住所、職業、電話番号などの情報が漏れなくなりひと安心となった。
今の世はサイバー攻撃や個人情報を盗んで悪用する人や、人を誹謗中傷するなどの嫌がらせを行う人も多く、安心して使用できない点もあるが、その情報量は格段に勝る。 これでウインドウズ10で思うように発信できるようになった。購入と設置をしてくれた娘に感謝しよう。
2020/10/15(木)
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■認知機能検査A
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免許取得の認知機能検査まで20日あまり。一番の難所はイラストの動物や野菜、電気製品に楽器など、あらゆる物質を一枚に4個、それが4枚で計16個を覚えなければならない。
その品はランダムで何の関連もない、極めて複雑な品を揃えたものである。まだある。それは絵を見て覚えたら解答するまでに、ランダムな数字の中より指定された数字を斜めに線を引かねばならない。すなわち、記憶の邪魔をするのである。
その16枚の絵が覚えられないのである。認知機能検査は77歳の時にも行ったが、そのときは4個ほどしか回答できなかった。今は3年前より認知度が進み、格段に覚えは減退している。
だから記憶の仕方を懸命に会得しようとしているが、それがなかなかできないのである。私は自分でも覚えが悪くなったことを自覚している。
今、運転免許認知機能検査の本を買い、記憶のコツを得ようと懸命になっている。最近体調がすぐれず、毎日が憂鬱だ。老化は日ごとに悪くなるのが分かる毎日である。
2020/10/14(水)
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■認知機能検査
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運転免許の更新時期が迫り、公安委員会から通知が来た。免許取得には75歳以上の老人は、認知機能検査が義務ずけられている。加齢とともに認知機能が劣り、運転に適した判断ができるかどうかを調べるものである。
かって私は富山市の中心街の交差点で、右折の→信号が出たので右に曲がると、すぐに車の後ろに激震が走る。それは赤信号で直進してきた軽四の車が後ろのバンパーに衝突した事故であった。
運よくこの事故を交差点の向かいで見ていたパトカーがいて、私はすぐに手まねきする。警察は老人の齢を尋ねるが、加害者の男は老人で、すぐに出てこない。
やっと生年月日が出て、計算すると87歳だった。私があと0.2秒遅れて右折していれば、まともに横腹に衝突されて今はいなかったかもしてない。損害は後ろのバンパー1枚を交換するだけで済んだ。
私は爺さんに聞いた。なぜ赤信号なのに突っ込んだのかと。その答えは信号が点滅していたとの、分けのわからない返事であった。
このように80歳を越えた事故は多く悲惨で、今東京では官僚の爺さんが暴走し、交差点で母子2人を死亡させた大事故の裁判が行われている。
私は今80歳だが、頭の回転が鈍り、記憶力が後退したのを明らかに感ずるのである。だがまだ運転には自信がある。あと1回、3年間を過ごせば免許はあきらめよう。
認知機能検査はコロナ騒動で、電話だけの申し込みになった。十数回電話しやっと繋がった。期日は11月4日で、どんな結果が出るか分からない。
前回の77歳のときは、すこし機能が低下しており種々の検査を受けた。今回は前回に増して退化しているので、認知症と診断されれば免許停止となる。
車は軽四にしたし、買い物程度しか走らない。運よく免許が取れても途中で返上することもできるので、もう少し頑張ってみようと思う。
2020/10/12(月)
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■詐欺か!
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昨日の午後7時半ころ、euひかりだというところから電話があり、インターネットがモデムを介さないで、電源に差し込むだけで見られる方法があるという。
そしてネット料金が今までより2千円安くなるので、是非取り替えて欲しいとのことだった。女性の声で詳細はソニーから1時間以内に説明があると言う。
私は全く理解できない。技術革新で機器を簡素化できたからであろうか分からないので、嫁いだ娘に聞いてもらおうと電話する。それはこのインターネット関係は、娘が総て取り次いでくれたからである。
そして50分後の8時20分、電話がかかってきた。相手は男であった。私は80歳の老人で自分では分からないので、娘に聞いてくれというと相手はすぐに電話を切った。
この話は何かおかしい。少し前にもauひかりと名のるところから電話があり、携帯電話の通話を安くする方法があると言う。私は半信半疑で、それでは近くのauショップで聞いてみるというと、すぐに電話が切れた。
何者かがeuをかたり、料金が安くなるとだまかして搾取するのではなかろうか。世の中、油断もスキもあったものじゃない。特に老人となればよいカモなのであろう。
この世は貨幣経済で動いている。お金がなければ生きてゆけない。だから人々は必死でお金を稼ぐ。わたしのように年金生活者は、決まった小額の年金でしか生活できないが、このコロナ騒動で失業し、食うのに必死な人も多いであろう。
時代は益々悪化する。それは人間の「素」があからさまになり、善悪の域を超えて愚行に走る人の多さである。
この地球人類の未来はどんな様になるか、それは多くの予言者が、「破滅のカルマ」による終末予言が近いことを教えてくれるのである。
2020/10/11(日)
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■紙バンドの篭
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昨日書いたように、娘に送る写真をメールで転送する場合、まだしっかり操作できない部分があるので、娘に来てもらい教えてもらう。
何事も訓練が必要で、パソコン操作も最新的な新しい機種では昔の機種と全く違う。今まで写したカメラはキャノンの三台で、機種は年代と共に画素数が高度化してきた。
ようやく操作が分かり、明日から思うように写真を送ろう。操作が終わると娘が見せたいものがあると言う。それは紙のバンドで編んだ種々のカゴだった。
車から持ってきたカゴは巨大な紙袋が3個、その総てに大小のカゴが詰まっていた。それは買い物カゴからサイフや名詞入れ、スマホのケースや花瓶のカバー、果物やお菓子を入れなどあらゆる品を入れるケースである。
そしてこのように言う。「先日、五箇山で金沢大学の生徒を集め、このカゴの作成について講義して欲しいとの要請をうけたの。」
娘は自分で考え、誰にも教えてもらわず斜めに紙バンドを編み、カゴを作る方法を編み出した。それは私が見ても完璧で、見た目は機械が編んだように正確な品だった。
娘はそのカゴ作成の講義のために下書きを作成していたが、約30分の講義だという。私はさすがに驚いてしまう。こんな精緻なカゴを自分で考え、編み方を工夫しながら作るとは驚きだったからである。
「こんなに見た目の美しいカゴは、ネットで売れば商売になるのじゃないの?」
娘は自分が編んだカゴを商売の品にする気はない。このように特殊な技術を自分で考えたことに、私は驚きを禁じえない。
その技術がなぜ金沢大学にまで伝わったか知らないが、私の故郷である越中五箇山では、昔から竹で編んだカゴを農作業で使ってきた。
娘は私の先祖が伝えたかった技術を再現したのかも知れない。
2020/10/10(土)
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■ウインドウズXP
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パソコンを始めたのは約20年前、最初はウインドウズXPのソフトだった。そのパソコンを今まで使って、風景写真のHPとこの”よもやま話”を書いてきた。
ところが時代は進み、ソフトもウンドウズ7から10に進化してきた。古いものはセキュリティがかからないので、最新の10にする必要があるのだが、今回娘がプレゼントするといってデスクトップ型を買ってきてくれた。
そしてXPからデーターを移し、メールを打てるようにしてくれたのは良かったが、娘に写真を添付して送る操作がうまくできない。第一、メールに添付する写真を出す方法が分からないのである。
写真のデーターはこの40年間に3台のカメラで写した約3000枚の写真である。その中から私のHPのトップを飾る写真を季節ごとに選んで毎日載せるのだが、その写真を娘に送って更新してもらっているのがうまくできないのである。
私はパソコンの基本操作はできない。このホームページも総て娘が作ってくれた。私はただ指示されたように操作するだけ。毎月の初めに更新する「今月のテーマ」の写真も、娘にメールで送り更新してもらっているのである。
三菱の最新式のパソコンは、NECのメールの受発信方法と違う。これでは再度私の家に来て教えてもらわねばなるまい。80の老境となれば頭の回転も弱く、パソコン操作にも弱い。
私は皆さんに美しい風景を見ていただきたいがために、この風景写真を始めたが、写真を新たに撮る機会も少なく、もうそろそろ限界に近づいている。
だがボケないためにもう少し頑張ってみよう。
2020/10/09(金)
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■地役権
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地役権とは如何に? 私は送電線の下に家があり、先日も書いたように自由に宅地を利用できない権利、すなわち「地役権」があることを始めて知る。
それは電線の下4.5mより上には物を立てられないほかに、いくつかの制約がある。その権利を電力会社が得るために、法務局に届け出て権利書を作るのである。
その権利書を得るために、いろんな書類が必要となる。実印に土地の権利書、そのほか自分を証明する文書を作成するために、いろんな書類を要求された。
私はあまり複雑なのでパニックになりかけた。そして今日はそのその必要書類を調べてみる。一応必要なものは総てあったが、市民カードが必要だとわかる。
それは市民だとの証明するカードで、私は持っていない。そこで明日は市役所へ行き、このカードを作ってもらうことにする。それには実印と自分を証明する写真付きの書類、すなわち運転免許が必要となる。
こんな老人となって複雑な手続きのいる権利書を得るとは夢にも思っていなかった。だがその対価もある。それは宅地を制約される対価である。何がしかの補償金がいただけるのであるが、家を新築して38年、なぜ今までこの権利について解決してこなかったのか、疑問に思う。
だが、今日来ていただいた当事者の方(私の後輩)から詳しく聞いた。この世はいつどこで何が起きるか分からない。頭の回転も弱くなりすぐに思い出せないことも多い中、難しいことはここまでにしていただきたいものである。
2020/10/08(木)
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■波乱の一日
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今日は朝から波乱の一日だった。まず朝の早いうちに畑へ行く。今はピーナッツの収穫時期で、畑に着くとカラスが2羽、網をかいくぐりピーナッツを掘って食べている。
カラス対策として網を一面に張ったものだが、隙間から入り掘り起こして中身を食べる。おかげで収穫は1/3ほど食べられた。しかし、10mの畝には丸々と太ったピーナッツが多数あり、成果は十分だった。
次に田舎の集落の部落長から電話があり、遠くの谷川から引いた用水路が、杉の木が大きくなり根が張って、水路を壊す恐れが出てきたので切らせて欲しいという。
直接家に来られて、図面を広げながら説明される。私とは関係ないが、田舎のことだからしかたがない。4本を切るのだが、その費用を負担してくれとのことだった。
費用は今から試算するが、3軒の杉林が関係するから分担して負担することになる。思わぬ失費に戸惑うが、木材の処理は決まっていないという。
田舎では道の駅(くろば温泉)に風呂があり、その風呂を薪で温水を作るように改良するという。その木材は用水路のすぐ近くに山積みされていた。それなら切った杉はこの風呂の燃料として利用してはいかがであろうか。
ただうれしい情報もあった。それは家の前の道を送電線が走っている。その地役権を得るために補償金を払うという情報である。
送電線は15.6万Vの電圧で、地上20m以上はあろう。この送電線は私が家を建てる前から設置されていて、今になってこんな話が出るとは異例だが、補償金がもらえればそれに越したことはない。
いつどんな話が飛び出すか。まだほかにもあったが、ここらで止めておこう。
2020/10/06(火)
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■帰省
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今年はコロナ騒動でお盆の墓参りは中止したので、彼岸も過ぎた昨日は名古屋に住む三男夫婦が帰省するのにあわせ、家内や息子と嫁いだ娘の運転で帰省してきた。
名古屋に住む3男は孫を連れてきていて、奥さんの娘が産んだアメリカ人との混血である。21歳だとかで、何と4カ国語を自由に話せるという。
日本が好きで単身で三男夫婦の家に同居しているが、語学力を活かし日本で生活したいとのことであった。すでに通訳として就職が決まっているとのこと。
私は更地となった家の庭に植えた樹木の剪定を行う。今になって思うのだが、20数年間空き家だった家に、自分が住んでいる富山の家の庭木の苗を植えたことを後悔している。
裏がブナ林で前を小川が流れる田舎の家に育ったため、森林に深い愛着があり、そのためか富山の家も庭木が豊富だ。しかし、今になって反省している。
それはこの庭木を管理する者がいなくなるためだ。私死ねば誰も管理はできない。庭師に頼めば莫大なお金を要求されるし、手入れしなければジャングルとなる。
最近の新築される家は庭木を植えない。植えても松などの大きな木ではなく、あまり大きくならない木が少しである。その総てを車庫として活用し、植える必要がないのだ。
私の時代はまだ車の普及が少なく、庭木に愛着を持つ人が多かった。すぐ隣に一人暮らしの男性が住んでいて、庭には巨木がジャングルを作っている。
今からは空き家の増加と高齢で、手入れをしない幽霊屋敷が増えることであろう。自分の家もそのようにならないよう智慧を絞らねばならない。
庭木は私に安らぎを与えてくれた。だがそれは私の生きているわずかな時代だけだった。
2020/10/05(月)
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■紅葉の滝
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10月に入り深山では紅葉が見事となってきた。そこで今月のテーマの写真を「錦秋の大滝」と題して、俳誌「雲の峰」の会員の中から写真に合う俳句を選んでみた。
”滝裏の 巣を飛び出して 鳥速し” 草野直彦
この句を私はわが故郷に近い世界遺産の村である岐阜県白川郷にある、天生の中滝に当てはめてみた。10月の後半は紅葉が見事で、何度も足を運んで撮影してきた。
落差十数mの滝だが、道路から直接眺めることができる。水は少ないため滝の裏が透けて見え、俳句のように鳥が巣を作っているかも知れない。
だが、その鳥を探すことが目的ではないので確認はしていなかったが、豪快な滝のしぶきを抜けて裏に入り、巣を作るさまは過去に何度かテレビで見た覚えがある。
周囲の赤く色づいた紅葉に滝がマッチして、きれいな写真に仕上がった。写真は私のHPで、写真のコーナーをクリックし、今月のテーマをご覧になれば4枚の大滝が現れる。
予断だが、明日は私の故郷である越中五箇山の我が家へ行こうと思う。行き来は娘の車に乗せてもらうが、久しぶりに名古屋の3男夫婦も来るので出会いを楽しみにしているのである。
家は解体してないが、弟とお墓参りをし、楽しく親交を深めよう。
2020/10/03(土)
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■犯人逮捕、死刑に処す
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今朝の6時過ぎだった。台所でガサガサと異音がする。誰も居ない台所で何が起きているか、すぐに居間から駆けつける。するとキナコ(大豆の粉)が入った袋にねずみが入り、もがいている。
このキナコは朝のドリンク用に、私が毎日家族のために作っているものであるが、その一つの切り口から中に入りもがいている。入り口は5cmほどで、中には残り少ないキナコが残っていた。
私はすぐに袋の入り口をふさぎ、手に持つ。大きな鼠だった。腹が膨れ太っている。すぐに外に出て袋ごと足で踏みつける。頭から血が出てねずみは絶命したようだ。
何たる不思議! このねずみは4日前に電話やインターネットのランケーブルをかじり、取替えに5千円も出費させた犯人である。
私はすぐに駆除しようと鼠捕りカゴを2個設置し、また鼠捕獲専用の餌を2箇所に置いて捕獲できるのを待っていた。だが、その鼠捕りカゴの近くでキナコの袋に入り逮捕されたものである。サツマイモの餌をつけたカゴには見向きもせず、こんな小さなキナコの袋に入り粉を食べようとは!
家に入った鼠は今回で3度目である。前回も苦労して駆除したが、このような劇的な駆除は思いもよらない出来事となった。
前にも書いたように鼠に善悪の判断はない。それは生きてゆくための必然の食事である。しかし私の生活に損害を与えるようでは駆除するしかあるまい。
私は鼠に哀れみを感じて死体を用水路に捨てた。もうこれで二度と我が家に来ないようにと!
2020/10/01(木)
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