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■今年の重大ニュース
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今年もあと12時間、あっという間に過ぎた1年だった。世は急速に変わりつつある。それは人と国の争いであり、その余波で世界の景気が最悪に近づきつつある。
私の家族は大したこともなく、平穏に過ごすことができた。その中で特に目につく事柄を重大ニュースとしてまとめてみよう。
1.家内の認知症傾向が進み、12月6日から17日まで富山大学付属病院に入院し、その経過を観察していただいた。
2.富大医学部の先生が、金曜日に協立病院で診察されるので、家内と二人でお世話になる。私は不安神経症の病気を持つ。
3.コロナのため今年も田舎のお墓参りを断念する。(これで3年目)
4.河川敷の畑をやめる。高齢化で体力が衰え、作業が苦痛となる。
5.息子が昼ごはんを作ってくれる。そして夕食は宅配の「よしけい」に切り替えた。よしけいのおかずはうまい。
6.車の運転は極力やめる。免許の期限は令和6年4月だが、自信がなくなってきたことが原因である。
7.嫁いだ娘が私の不安神経症を心配し、薬ばかり飲んで身体を痛めるよりも、身体を正常に保つ神経や栄養バランスを調節する水薬をもってきてくれる。これにより医者の薬を大幅に減らすことができた。
8.床下のシロアリ検査をする。保障は5年だが、3年目でも異常なし。
9.息子の自転車が長期の使用で、前輪のフレームがはがれたので新車を買う。
10.今年も世界の貧困者のために、国境なき医師団と国連WFP協会へ寄付する。(各年3回)
2022/12/31(土)
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■宅配給食
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晩のおかずを宅配してくれる「よしけい」の給食に切り替え、半年が過ぎた。おかずは3品が多く、肉に魚など豊富な食材で味が美味しい。
ただ日曜日とこの年末年始は休みで、自分で調達しなければならない。この30、31日の大晦日は大勢の人たちで混むことであろう。
宅配は高齢化すればすごく便利で、ただ一人前の料理が高いのが欠点である。私は3人家族で2人前を注文しているが、それで十分である。
食料調達はスーパーが500mほど離れた場所にあり、そこまでは車か自転車、あるいは徒歩で行く。買い物は総てカードで済ませ、おまけのポイントが付くので、少し割安となる。
最近は食品の値上げが激しい。海苔巻き寿司が1本200円で買えたものが、今では267円になった。しかし、この先まだまだ値上げ商品が多数控えているという。
電気代やガス代しかり。私の家はオール電化だが、4月から45%の値上げが待っている。収入源の年金は上がらず、物価だけが軒並み上がれば、生活は緊縮しなければならない。
これから大変な時代がやってくる。ウクライナ戦争終結のめども立たず、共産圏と民主圏の争いも起きよう。それに加え、地球温暖化で気候変動が激しく、洪水や旱魃も控えている。
いまや地球は、人類の生存を難しくする時代に突入した。そのうち特に食料品の調達と値上がりによる生活苦が心配されるのである。
2022/12/29(木)
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■保険金bQ
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家内が退院して11日が過ぎた。その後の病状は変わらず、先日はデイサービスを運営される施設から指導員が来て、家内の病気の程度を試された。
施設で過ごすデイサービスを受けるには、市との負担費用の関係から特別な検査が必要だとか。氏名や生年月日、今日は何年何月で何日かと聞かれてもまともには答えられない。
指導員は細かくメモをとられ、判定の資料とされたが、正式に認知症のサービスを受けられるのは1ケ月を越えてからだそうである。
入院していた富山大学付属病院からもらってきた5種類の薬に中に睡眠薬がはいっており、飲むとすぐに寝てしまう。それは横になればすぐに眠気がして寝てしまうのだが、就寝時とあるのに夕食を食べればすぐに飲むため、どこでも眠ってしまうのである。
今日もコタツに入りすぐに寝たので、眠ったまま引きずり布団に入れてやった。それは朝まで熟睡できるという。
今はまだ軽度な認知症だが、この病気は治ることはない。これからどんな事態になりどんな介護が必要になるかが心配である。
家内の運命は家内自身が作ったものであり、私とは前世で何がしかの関係があったものであろう。
話は変わって保険金の話だが、必要な書類を封筒に入れて保険会社へ送付した。ところが今日、家の郵便ポストをみたらその封筒が入れてあった。
なぜか? それは中に入れた書類が多く重量が重くて、切手の料金が足りなかったためである。手紙には「この重さではダメです。あと10円を張ってください」と書いた張り紙がついていた。
自分でも84円では少し無理かな?と感じていたが現実になった。そのためあと10円切手を貼って再提出した。とんだトラブルとなったが、果たして保険の保障が適用されるかどうか、それは神のみぞ知る。
2022/12/28(水)
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■保険金
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家内が退院して1週間あまりが過ぎた。11日間の入院費が7万2700円で、少額なのですぐに病院の口座に振り込む。3度の食事はご馳走だったようだが、半分しか食べられなかったと言う。
年金生活では7万円を失うのはきついが、私は退職した会社の生命保険に加入しているので、そこから何がしかの保険金をいただくことにした。
退職者は会社と縁が切れれば独自で保険に加入すべきだが、おかげさまで私の場合は任意で簡単に労働組合と組んだ有名保険会社に加入できる。
労働組合が組織した保険会社から書類が来て必要な事項を書き込み、送付した。保険会社はその書類を三井住友生命保険会社へ送り、査定されて相応の保険金が渡される。私の場合は11日間で5万円近く戻ってこようか。
高齢化すれば、病気やケガなど生命保険に入るには高額な保険料が必要である。それは老化して病気やケガなどを負う確率が高くなるからである。
私の場合は退職して15年、その間保険を使ったことはないが、保険料は毎年5万円ほど支払ってきた。これが大怪我や大病をすれば大きな助けになろうか、15年間も掛け捨てだった。
高齢者の健康の元は何であろうか。それは自分の魂を清め高めることである。心を平静に保ち、日常の動作に備える。一番罹りやすい病気は認知症であろう。
その認知症が家内の病気であった。私は仏道修行で神仏のご加護をいただき、日々のお参りや仏や神様の心得を学び管理を怠らない。そして一番の特典は瞑想である。
釈迦は深い瞑想によりこの世の悟りを説かれた。わが師も同じ。私はまだ真似ごとに過ぎないが、瞑想は心身を鍛え精神的な分野では替えがたい魂の昇華を得る。
この世に起きるさまざまな出来事は総て前世で計画され、自分に気づきを与える天の采配である。それはその人の魂の進化を促すための戒めとして天が与えたもので、人々は早くそのことに気づくべきである。
最近、世界に争いの激震が走っている。それは戦争であり、殺人事件であり、幾多の災害等であろう。人を殺せば次なる来世はどんな事態が待っているか、それを知る智慧は霊性の獲得をおいてない。
この世で起きることはすべて輪廻転生の結果であり、人々は早く自分の運命に気づくべきである。それはこの世で人が神仏のように進化するための験場だからである。
2022/12/26(月)
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■寒い寒い!
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いよいよ冬が来て寒さもひとしおだが、今年は太平洋側にも大雪が降り、寒さが厳しい。私も80代の老体となり、厚着をしてダルマのような格好で日々を過ごしている。 今日の富山市の気温はー0.5℃の厳しい寒さで、寒さに弱い私は家に引きこもり、エアコンの効いた暖房とコタツに潜りこむ。
食料を始め電気代や灯油などの燃料が上昇し、今までの生活が破壊されようとしている。しかし、私の子供のころは寒さに平気だった。
越中五箇山に育ったわたしは、冬が何よりの楽しみであった。それはスキーをしたりソリ遊びができて、寒さをあまり感じな無かったからである。
今思えば昔話はいくつもある。その一つが仕事ができない冬の遊びだった。積雪ははるかに2mを超え、除雪機がないため踏み固めた雪道は1.5mを越えていた。
車の走れない道路を歩いて、他家へよく遊びに行った。そして遊び心に自分の家の前には道を深く掘り上に雪をかぶせ、落し穴にして来客をびっくりさせたものである。
特に夜のひと時は「語り部」の独断場で、浄土真宗の坊さんから教えてもらった釈迦のお経を自分よがりに勉強した話で、囲炉裏を囲んで車座になり、夜のふけるまで話しに花が咲いたものである。
語り部は地獄極楽の話が中心で、まるで自分が見てきたように話す。私も半信半疑ながら、老婆の中に入り真剣に聞いていたものである。
あれかあら70年の歳月が過ぎて世の中は大きく変貌した。いまでは語り部などいないであろう。そして道はすぐ機械で除雪するので、落し穴にはめることもできない。
何より仏教に関心が無くなった人が多いのが現実であろう。私は老婆が話す地獄の様を今も忘れない。それは見てきたように話すからで、その語り部の姿を誰もが尊敬していた 70年の歳月は飛躍的に科学や技術を発展させた。何mの雪が降ろうが、国道はいつも除雪され主要な交通路となっている。
近代化しても雪を降らないようにはできない。その寂しい夜を如何に過ごすか。私は田舎の今を知らないが、それはテレビもなく、やっとラジオが聞ける時代の話であった。
2022/12/23(金)
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■不穏な世界情勢
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この地球人類も科学や技術が進んで、その行く先が見えなくなってきた。その例が地域の戦争である。ウクライナへ攻め込んだロシアとの争いは10ケ月近くになり、まだ決着がついていない。
ウクライナの4州を奪ったロシアも反対に攻め込まれ、総攻撃で完全奪還が予想されている。ロシアと国境を接する4州はすでにソシアが自国の領土と宣言したが、ウクライナの盛り返しでその行く先は不穏だ。
プーチンはこの決着を核戦争で終わらせようとも考えているらしいが、核を使えば世界が許さないであろう。核戦争は広島や長崎の悲惨な姿を思い出させる。
そして今、混沌としているのが北朝鮮である。日本海の排他的経済水域の外側に数十発ものミサイルを撃ち日本を威嚇しているが、日本の敵地攻撃開発の予兆とともに、更なる挑発に出てくるであろう。
この地球には戦争の芽が芽吹く国はいくつもある。それも核を持つ国が多い。私が何度も書くように、核戦争となればこの地球の命も終焉を迎えるかも知れない。
このウクライナ戦争で、世界の経済が混乱を極めている。物価が高騰し生活が苦しくなり、まともな生活ができない日が近づいている。
この地球の運命や如何に! この日本も多くの核保有国に囲まれ、それが戦争に発展すればひとたまりもないでろう。
第二次世界大戦の終焉は核戦争であった。人類が開発したものにはどんな危険なものでも使わないことは無かった。それが今始まろうとしている。
それに気になるのが環境破壊だ。それはCO2ガスをどれだけ削減できるかにかかっている。
2022/12/20(火)
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■介護施設
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退院した家内は、記憶が抜けて入院時の話をしない。ただ病室が3人入りだったそうで、楽しく話をしたと言っていた。ここは認知症にとっては訓練の場所で、いろんな話をして自分を癒すことができる。
そして今日は息子とお世話になっている病院内にある介護センターを訪れて、入所の条件などを細かい注意事項を教えていただいた。
家内は家にいれば寝てばかりで、世間と断絶した生活だから、少しは世間の様子を体験し認知症の症状を遅らせようと思う。だから今から施設のお世話になり、ディサービスなどの処方で少しは認知の症状を抑えるようにしたいがためである。
手続きは複雑で詳しい説明を受けたが、これからが本番ですぐにディサービスの一日体験をさせようと日時を知らせていただいた。
これから長い老後生活が始まる。家内は79歳だが私は82歳。私も認知症になれば大変なことになる。だから私は仏道修行により、仏陀のお力を得ようと必死なのである。
釈迦はこの世の仕組みや守るべき倫理道徳に霊的世界を説かれた。人はなぜこの苦しみの星地球で学び続けるのか。それは魂の進化を目指すためである。
我々は戦争に明け暮れ災害や事故、転変地異など、未知の災難を受ける。なぜであろうか? 人がこの世に生まれ、どんな人生を生きるか。
それは前世での生き方からまだ足りない部分を学ぶためで、釈迦やキリストなど霊的に最高度に進化した先人に学び、次なる人生を決める。そして最終的に輪廻の輪が切れ、清らかな霊的世界に進化を遂げることができる。
人はなぜ輪廻転生をするのか? その根幹が分かれば未来に大きな希望が生ずるであろう。
2022/12/19(月)
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■退院
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今日は家内が退院する日で、快晴になった空を見上げて喜びの心が湧いてきた。入院11日目で退院できるとは想像できなかったが、認知症だけの症状だからであろう。
土曜日だから医師はいなかったが、看護師が総てを世話してくれた。医師から入院3ケ月と厳しい評価をいただいたが、対応してみるとそれほど前とは変わっていない。
車に乗り約30分、家へついてやっと安堵する。少し言葉の意味を間違えるが、会話には支障ない。当初は介護施設のお世話になろうと思っていて、月曜日に予約してあるが断ることにしよう。
まだ家事もできるので、このまま少し様子を見たい。驚いたのは毎日飲む薬の多さだ。入院中は薬を飲んでいなかったというが、医師との縁が切れると5種類もの薬をもらい、就寝前に飲んでほしいと言われる。
21日間の薬をいただき、今後は私が管理し家内に与えよう。認知症が悪化防止の薬だと思うが、これから死ぬまで飲まねばならないのであろうか。
とにかくこれで一安心。あとは認知症の症状がどの程度で進むかが問題となる。これで元の家族構成となり、新たな生活が始まる。
家内の症状が少しでも和らぎ、今までとおなじ生活ができるよう神仏にお願いしよう。人にはそれぞれの運命がある。私の運命は分からないが、少しでも元気で長生きし、妻の面倒をみたいものである。
2022/12/17(土)
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■退院日
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今日の午後、富山大学付属病院から電話があり、退院日を相談された。それは採血した血液を京都に送り研究の資料とすることに家内が反対したからだという。
恐らく家内は採血が痛くいやで、ことわったものであろう。私なら進んで採血していただくが、そこは無知なことでただ痛いだけのためであろう。
いつ退院しても良いと言われたので、私は明日をお願いした。家内も早く家へ帰りたがっているし、顔を見たいがためである。
退院してくれば、どんな姿になっているであろうか。まさか私の顔を忘れてはいまい。アルツファイマー型認知症がどこまで進んでいるか、それはすぐに分かるであろう。
家族が一つ屋根の下で暮らす。それは健康なら申し分ないが、たとえ病気でも嬉しいの一言である。あとの心配は降雪である。天気予報では日曜日と月曜日が雪のマークで、車が走れるか否かが心配なため明日の土曜日とした。
家内が来れば、介護施設にお世話にならねばならない。そのため地域包括センターにお願いして、一時面倒を見ていただける方法もある。
たった10日間の入院だったが、これで一安心した。人は誰でも認知症になる恐れがある。私はそのために毎日、瞑想を欠かさない。
瞑想は頭の訓練であり、無我の境地になり総てを白紙にすることから頭を活性化できる。昔から有名な高僧は総て瞑想の極意を知っていた。
私も頭の訓練をして、死ぬまで元気な脳で長生きしたいものである。
2022/12/16(金)
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■大学病院 医師の使命
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今、大学病院から電話があり、家内の病状やお願いを聞くことになる。家内は元気で、眠れるし、食事もそこそこ食べれるようだ。話は長くなり、担当医師はいろんな要望を出された。
大学病院は研究所のような立場で、研究所でいろんな検査をしているという。そこで家内の血を採血し、血の成分構図や認知症になる糸口を探そうと許可を求められる。
私は快く承諾し、採血した血は京都に送られて研究材料にされるという。そのほかにもいくつかの研究をしたいと退院日を確定されなかった。
一応20日を予定しているが、後ほど仲間と協議し電話されるという。息子が母の容態を心配し、家へ着いたら総括支援センターへ電話し、援助をお願いしたらと私を攻める。
今や認知症はありふれた病気となった。それは老化すればだれでも患うことになる病気だからである。私もその点を考え、脳のリハビリのため瞑想を怠らない。
2022/12/14(水)
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■妻の退院予定
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家内は6日に入院し、はや8日が過ぎた。医師よりの電話によれば、様態は安定し、あと少し検査をする予定だという。何か背骨の骨の液を取り認知症や痛みについて調べるのだそうだ。
私は息子の都合により午後3時に面会に出かけようと思うが、その時間の待ち遠しいこと、あと1時間半の時間を利用してこの日記を書いている。
認知症の気配は前からあったが、このようにはっきり指摘されると、代々認知症の家系だなと悔しさがにじみ出てくる。だれも好きで認知症になるのではない。
それは、その人が前世で何をしたかが大きく関係してくる。私も82歳となり、認知症とは言わないが、記憶力の衰えを感ずる毎日である。
昨日は担当の医師より電話があり、仲間の医師と相談し退院の日を決めるとあった。認知症は病院で手当をすれば治るような簡単な病気ではない。
恐らく死ぬまでこの病気を背負ってあの世に行くことになろう。よく家族に尽くしてくれた家内に感謝しよう。できるだけ家で看病し家で看取ってやりたい。
いや、死期はだれにも分からない。それは天の采配であり、大よその時期を知るのみである。男の平均寿命を越えた私もその例外ではない。
生前に成したことより、満足できる結果を得られたか? 生涯は幸せだったかが問われることになろう。
2022/12/13(火)
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■混迷する世界
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昨夜のNHKスペシャルは北朝鮮の核ミサイル衝撃の実態だった。北朝鮮は総ての国力を防衛に費やし、国民の幸せは次の次以上で防衛に全力を費やしている。
異常なくらいの軍事力はミサイルなど最新兵器が相当なスピードで進化し、次は核ミサイルなど破滅のカルマを積み上げている。その傾向は北朝鮮だけではない。
中国しかり、いまや核を持つ国は世界で9カ国になるというが、その一番の危機はウクライナであろう。ロシアは核兵器を使うと脅し、それが実現すれば世界大戦への道を歩むことになる。
今の戦争は兵器が進歩し、人が乗らないドローンで適地を攻撃できる。だから兵士の救いはあるが、いたるところが破壊され、ウクライナでは基幹産業のエネルギー基地である発電所が最初に狙われている。
これから寒い冬が来る。明かりや暖房のない崩れた家を想像して欲しい。せめての救いは地下鉄のホームだというが、ここは非難場所で住処ではない。
戦争の芽は世界ではいくつもある。主義主張の違う大国が自国の利益のみを考え、人としての共存を考えない限り戦乱は絶えることはないであろう。
未来の地球はどんな世界になっているであろうか。その姿を夢に見たのがブラジルのジュセリーノである。ジュセリーノは小さい時から夢で地球各地の出来事を夢に見てきた。
そのほとんどは当事国に郵送されたり本になり、私の手元にも2冊ある。夢の多くは実現して今があるが、最大の結末は2043年には世界人口の80%の人が死ぬという予言である。
それは戦争だけに限らず、環境破壊による地球の温暖化や転変地異によるものである。その間はわずか20年あまり! これから益々世界の動乱は盛んになることであろう。
ジュセリーノは神が使わした予言者である。地球の破壊は人類の心の成すところであり、天地自然の創造主による懲罰であろう。
この広大無辺の宇宙には核戦争で壊滅した星が多くあると言う。それは極度に進化した宇宙の同胞たちの言であるが、人類は精神的や霊的な面を進化させない限り、創造主の懲罰を受ける運命にある。
2022/12/12(月)
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■医療費
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最近の医療費はバカにならない。家族3人が1年に使う医療費は十万円を下らない。それぞれが持病を持っているので、定期的に薬を飲まなければならないからである。
そこへ今度は家内が認知症という難病を患っていることが判明した。医師の判断では3ケ月の入院加療だというが、私は信じない。
それは認知症は脳みその異常で、薬では治らないと思うからである。ではどうするか、それは寝て起きるのは病院でも家庭でも同じで、日々の生活は入院時と変わらない。
家事ができるか否かは退院してみなければ明らかではないが、できなければ入院時と同じであろう。それなら早く退院して家で看護を受けるほうが入院費がかからなく安価となる。
明日は早く退院して家で一緒に暮らしたいと話し、退院をうながしてみよう。3ケ月の医療費がいくらになるかわからないが、わずかな年金生活を少しは楽にしたいがためである。
2022/12/11(日)
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■家内の病状
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今日は土曜日だが、病院へ行き妻の様子を見てくることにした。息子の運転する軽四は荒っぽいので少し気になるが、私は免許を持つが運転はしない。
病院は閑散としていた。土曜日は午後が面会の時間だそうで、午前10時に着いたから病室の看護師も少なく、院内が広いので戸惑う。
ガラスドア越しに面会し、会話をする。家内は元気で私との対応には何の問題も無い。これなら早く退院できそうだと思うが、そうは甘くなかった。
封筒に入った一枚の書面には「入院診療計画書」とあり、初期調査の結果から得た情報が書き込まれている。その中に「推定される入院期間」があり、3ケ月となっていた。
そして病名は「アルツハイマー型老年認知症」とある。気づいていたが、やはり認知症だった。しかし、この程度では生活に大きな支障は発生しない。
私は長くて1ケ月程度と思っていたが、その3倍もの期間を見てびっくりする。この富山大学付属病院は入院費が高いと聞く。3ケ月も入院していればその治療費も莫大な金額になろう。
担当の医師は休みで話ができなかったが、今度電話がかかってきた時や会って今月中の退院をお願いしてみよう。
私の家の家系は認知症者が多い。父も母もみんな認知症だった。母は20年間以上も施設のお世話になり、97歳の長寿で施設で亡くなった。
私も少し記憶力が減退したと感ずるが、まだ通常の生活はできる。認知症になればどんな薬を飲んでも直ることはないであろう。少し和らぐかも知れないが、それなら家で私が看病してやりたい。
面会した家内の第一声は「早く家へ帰りたい」だった。今後担当医師と相談するが、今月末には退院させてもらいたいものである。
人はこの世に生まれていろんな試練をうけながら一生を終える。私もこれから家内の看病という試練を受ける運命となるのである。
2022/12/10(土)
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■家内の代業
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家内が入院し4日となった。その間、私は家内の代業をしなければならない。3度の食事や掃除、後片付けなど多岐にわたる。
一日を振り返り主婦業も大変だなと思う。昨日は病院へ電話して、家内の様子を聞いてみた。少し快方へ向かってるようで、暇なので本を読みたいと医師に頼んでいたそうだ。
明日は息子と面会に行く予定なので、そのとき数冊の本を渡そうと思う。私の願いは早く頭痛や胸の不快が治り、退院できることだ。
それに病名が分からない。特定の臓器がダメなのではなく、身体全体が不調なのだから病名は何であろうか。最初に受けた病院での医師は約30日ほどの入院を勧められたが、本院に入院すれば医師が変わり、まだあとのことは分からない。
早く退院し、家事をやってほしい。だが病み上がりではそうは行かないであろう。私の家事全般の仕事は当分続きそうだ。
昨今、夜中から救急車の音が聞こえる。朝方にはひっきりなしにサイレンの音がする。それだけ急病の患者が増えたのであろう。
冬に向かい外温は下がる一方だ。そのうち雪になるかもしれない。師走を向かえ、家内も退院して楽しい正月を迎えたいが、それは神のみぞ知る。
認知症の傾向があり私を驚かせるが、この厄介な認知症も軽度で止まり、安心した生活を神仏に願って日々を過ごそう。
2022/12/09(金)
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■入院
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今日は家内の入院日、息子が運転する車で20km離れた富山大学病院へ行く。入院はすぐに終わると思いきや、着いた途端にいろんな検査をされた。
心電図や胸部のレントゲン撮影に採血などであるが、富山県最大の総合病院で、検査を受ける人は廊下の椅子を満席にしていた。
長い順番が来て検査を受け、家族の関係や身体の異常、経歴などを問診される。本人は元より家族からも、病気の根源を探るために問診を受けた。
そして家内は7階の病室に隔離される。医師は病気の元を探すには約1ケ月ほど必要だと話される。ここは精神科なので、いろんな検査が必要なのだろう。
師走になり寒くてしょうがない。外は10℃あまりで、もうすぐ雪が降るであろう。家へ帰り一人でたたずむと寂しさが湧き出る。
誰も病気にはなりたくない。今回の入院は病気の元を探るもので、家内が悩んでいた食後の腹部の不快や頭の痛み、食欲のなさ、身体のだるさなどの原因が分かるであろう。
正月前に帰れるか、それとも新年を病院で迎えるか、そして病気の根幹が解明できるか、その結論は神仏のお助けによる。
早く苦しみを脱して、楽しい日常を迎えたいものである。
2022/12/06(火)
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■家内の入院
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家内が遠く離れた大学病院に入院することになった。日ごろ胸が苦しいとか、頭が痛いと嘆き寝込んでいたが、大学の心療内科の先生に診てもらうと、一度入院して各部の検査をしたほうが良いとの言に決心したものである。
家内は早くから末梢神経障害を患い、近くの整形外科でアンマをしてきたが、ほかにも病気の元があるようで、今回精密検査をすることになったものである。
病院は遠く離れており、バスかタクシー、自家用車でしか行けない。入院は6日だが、認知症の症状もひどく、いろんな部分が老化しだした。
私は家内より3歳年上だが、家内のほうが先に不調を訴えた。入院し検査を受けるのに何日かかるかわからないが、年末を向かえ大変なことになった。
これも人生である。人は病気かケガ、事故死も多いが、老衰もある。何とか原因が分かり、またもとの元気な姿を見たい。
しかし、認知症の症状はどうにもできない。最大限の医療を受けるが、あとの結末はだれも分からない。これが人生である。
2022/12/04(日)
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■電気料金
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ついに燃料の高騰により、電気料金が各社で値上げされることになった。日本は高度成長に入ると電気エネルギーが飛躍的に増加し、小さな水力でのエネルギーでは賄いきれなくなる。
それは私が入社した時期を示している。私は高校を卒業し機械課出身でも電力会社へ採用された。それは数少ない水力発電所の運転をするためで、最初の勤務地は岐阜県の神岡町であった。
ここは鉱山の町で亜鉛が主鉱物だったが、ここで2年半運転や保守をし、故郷に近い小矢部川にあった出力900kwの小さな発電所の運転を担当することになる。
しかし、世は景気が良く高度成長に走り出す。電力はうなぎのぼりで、水力では賄いきれず、富山市の郊外に重油を燃料とする火力発電所の建設が始まり、私はその職場を希望した。
それは自分が学校で学んだ機械の知識を生かすためで、大きな煙突を構えたボイラーやタービンの建設管理をする機械課に配属される。
当時の燃料は硫黄分が2,3%もある悪質なもので、燃やせば亜硫酸ガスが出て強烈な大気汚染を起こす。それは設備も腐食させ、特に煙道が錆びて穴が空き、ガスが漏れる被害を起こした。
時代は益々発展し、旺盛な電力エネルギーは発電所の燃料を重油から石炭に替え、最後は液化天然ガスになる。特に石炭は安価であり5,6万トンの船で外国から運ばれてきた。
会社はすぐに燃料を石炭に変えた石炭火力発電所を計画し、新規地点として福井県敦賀市と石川県七尾市に出力50万kwの発電所の建設に着手する。
私はその計画に最初から参加し、広大な建設用地での設備をメーカーと協議して建設する発注元のチーフとなった。約2年半が過ぎてほぼ完成し試運転が行われると、今度は七尾市でおなじ石炭火力の建設が始まり、そこでは毎日2000人の労働者が働く現場の安全管理の責任者を拝命する。
このようにして私は生涯を電力会社に捧げた。今は退職して20年になるが、日本が世界に誇る高度成長の一端を担ったことに感謝の毎日である。
今や世は変わり、高度に進化した技術や科学を駆使して、残酷な戦争が起きている。あらゆる物が高価になり、その資源もおなじ。特に膨大な石炭の調達難や値段が高く、北陸電力では4月より45%の値上げを申請された。
また世界の主要な国の中には核兵器の使用をちらつかせる様子も見られ、この地球の運命があやぶまれる事態となった。
技術や科学を進化させても人の心は変わらない。人は精神的な面や霊的に進化しなければ平和な世を作れない。この様を思うたびに私は地球の運命を予感するのである。
2022/12/01(木)
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