『日本の密教カード』では、密教の世界をオラクルカードとして表現するにあたって、誤った内容とならないように細心の注意を払っています。
著者は高野山真言宗の阿闍梨であり、牧野山蓮乗院の副住職を務める小瀧宥瑞氏。仏さまについての解説を分かりやすい言葉で表現されているだけでなく、図像学的な観点から、カードのイラストの監修も手がけています。
カードのイラストおよびメッセージを担当したのは、イラストレーターの奥田みき氏。『エンジェルプリズムカード』など、天使を描いた作品が印象的な奥田氏が、今回は仏さまの世界を美しく繊細に表現。現代的でありながらも、仏さまの本質を余すところなく描き出しました。
この『日本の密教カード』は、通常のオラクルカードと同様に、解説書を見ながら使っていただいても良いですし、カードのイラストから受けるインスピレーションでリーディングすることもできます。
この『日本の密教カード』では、カードを使っていくに従って、もっと密教の世界について知りたい、という方のために、解説書とは別に「入門ガイド」をご用意しました。 「如来」や「菩薩」「明王」って何?/私たちの身近なところにはどのような仏さまがいらっしゃるの?/曼荼羅ってよく聞くけれど、何が書かれているの? など、一歩踏み込んだ内容について解説しています。
子供の頃から葬儀や法事、墓参などで寺院に足を運ぶことが多い私たち日本人でも意外とよくわからない仏さまの世界に、オラクルカードを通じて触れてみませんか? きっと真理の一端に近づけるはずです。