ルーンセット＆ルーンリーディング解説書

1世紀から中世末期にかけて、古代の文字であるルーン文字が碑文などに残され、ヨーロッパ大陸やその周辺地域で広く発見されています。その豊かな歴史のなかで、ルーン文字はさまざまな目的で用いられてきました。 ルーン文字は実用的な目的で、あるいは呪術を目的として、数多くの遺物に刻まれた。そして暗号、謎かけ、詩などのかたちで、神託をたまわる道具、呪術的なシンボル、暦として使われてきました。 職人や石工たちの記録としてメッセージを伝えたように、ルーンは個人でも使われ、また古い落書きにも見られます。本書では、その魅力的な例を紹介しています。