マヤナッツは古代マヤから伝わるスーパーフードです。自生している熱帯林のラモンの実ですので、遺伝子組換えや農薬の不安はなく、天然100%の木の実です。
必須栄養素を多く含み、たんぱく質・ビタミン類・ミネラル類をバランスよく摂取することができます。
必須アミノ酸のひとつ、トリプトファンは、脳内でナイアシンやマグネシウムとともにセトロニンを作り出します(セトロニンはこころのバランスを整える作用のある、脳内の神経伝達物質です)。
さらに、食物繊維が豊富で、ナッツですが低脂肪、グルテンもカフェインもフリー。マグネシウムも豊富でナイアシンを含みます。
また産後の女性の母乳の分泌を促す作用があるという研究報告もあります。真正のナッツ(堅果類)ではないので、アレルギー成分やアルカロイドは一切含まれていません。
マヤナッツの日本での取り組みは、1991年、グアテマヤ代表の大田美保さんが、グアテマラを旅したことから始まります。
グアテマラの空気、大地、山、人、すべてに恋に落ちた太田さんは、古代マヤの村に通い、言葉や織物を習い、グアテマラに通って10年も過ぎる頃、古代マヤから続く太古の森と出会ったそうです。
帰国した後もグアテマラに通うようになり、その度にまるで里帰りをするような気持ちになっていました。
グアテマラと日本を行き来する中で、「何のために生きているのか」を考えるようになり、「地球のために、私に何かできることはないだろうか」と考え、森を守っていく仕事をしたいという気持ちが湧いて、日本に帰ると、NGOティエラマドレプロジェクト(母なる大地という意味)を立ち上げました。
マヤの森は、あちこちで燃やされていました。それも、輸入用の肉牛を飼う牧場を作るため、人為的に。
その事実にショックを受け、「マヤの森を守りたい、どうやったらいいですか」との自問自答の末、女性たちが手作業で、ラモンの木の実を拾って加工している姿を目にします。
そして、その栄養満点の木の実を現地の人々と協力し、ファトレードで商品化し、販売することを思い立ち、活動を始めるのでした。
その木の実、マヤナッツは、ただ栄養価が高いスーパーフードというだけでなく、古代マヤの遺産ともいうべき、深い叡智を受け継ぐ、重要な役割を持つものでもありました。
現在でもマヤのピラミッドの周りにはラモンの木があり、当時、マヤナッツが人々に食べられていたことがわかります。
しかし、不思議なことに、現代にはほとんど伝承されていません。
そのため、マヤナッツは知る人ぞ知るという存在になっていましたが、2010年頃から、グアテマラ国内のお店でもよく見かけるようになりました。
マヤナッツは「これだけを食べていても人が生きられる」というほど、完全な栄養を持つスーパーフードです。
さらに、実際に食べた人たちは、「栄養以外のなにかが入っているのでは?」と、そろえて口にします。
その中には、「マヤナッツの波動のレベルは鉱物よりも高く、すごい情報量が入っている。その情報の中には愛が入っている」と表現している人もいます。
どうぞ、この不思議なマヤナッツのエネルギーを、コーヒーや調味料(パウダー)を通して、受け取ってみてください。
文章・写真提供 グアテマヤ、大田 美保